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思考内リゾート

⑤ノートPC、壊れる〜最終回〜

最終回と書きつつ、始めにお断りすることは、ノートPCが直った訳でもなく、壊れたハードディスクから何とかデータ復旧業者に依頼して、救出できた訳でもありません。
ただ、データの私の諦め方だけです。

前回までのあらすじ。

家でノートパソコン使用中、ハードディスクの上部分辺りに物を落とし、

ネットが途中で止まった状況で、トントンとハードディスクから音が鳴っていて、パソコンはフリーズ。

電源を切り、再起動させようにもできない


私は、その後何度か起動を試みるものの、異常な状態にいることを嫌でも知らされる、パソコンメーカーの英語のみの冷たいバイオス画面が表示され、何やら選択してもそこから先には進まないのです。


もう自力でのデータ復旧が無理だとわかった時に、単純に思ったのが「データ復旧業者に依頼しよう!」でした。
初めての経験だし、費用はかかってもやってもらおうとその時は簡単に思っていました。

ネットで調べると安くやってもらえるところもあるようだし、見積もり無料、送付すれば診てくれるらしいと単純に考えていました。

しかし、よく考えると、たまたま私のノートPCは、ほぼネット専用機で、たくさんデータが入っていたにも関わらず、さして大事なモノはないことに気がつきます(容量的に占めていたのがほとんど『ネットの恥ずかしい拾いモノ』で、大事なものも有るにはありますが、比べものにならないくらい少ないのです)。

果たしてこんな状態のものに、ネットで調べた『データ復旧料金(私の場合、ハードディスクの物理的破損なので10万軽く超えそう)』に見合うものなのかと疑問に思い始めます。

そして想像が進むと、業者に『“ネットの恥ずかしい拾いモノ”を知られる』、その不安と恐怖が大きくなっていき、ついにそれが、データ復旧業者への依頼を止める大きな理由になりました…。

見られたくない、その気持ちが大きかったです。
羞恥心てヤツですね。
でもそのおかげ様であったりもします。

もしそれらがなかったら、ネットで良さそうなデータ復旧業者を見つけ、見積もり無料と言うことで、ハードディスクを送付し、かなりの高額(10万、20万、30万等)を提示され悩むのは見えていて、

ネットで調べた時に、他の低料金のところもあったことを思い出し、ハードディスクを返却してもらって、またそこへ依頼し直す…。

しかしそこでも、「このケースは…」と高額な料金を提示され、こんなものかと了承して、お願いする。
物理的な破損には、復旧料金にはそれなりの相場があったりするようで。

とりあえず初めての経験なので、復旧を頼んでいたかもしれないです。

でも今考えたら、ほんとに大事なデータはあるにはあり、大事ではあったけれど、貴重ではなかったなって思います。

皆さんならどうしていましたでしょうか?

私がこの時、色々な人の体験談の書かれたブログを読んでいると、10万くらいで取り返せるかもしれない、子供の記録の一部の写真・動画がハードディスクの中にあったとしても、諦める方もいらっしゃいました。

その方ももちろんお金も大事でしょうが、きっとお子さんの思い出はしっかり刻まれているから、『お金次第で取り返せる」などと言ったことのレベルの問題の話にはならないのかなと思いました。

人それぞれの考え方なのでしょうが、失っても強い気持ち、絶対無くさない思い出や記憶、考えさせられます。





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