ポリネシア。
坂東眞砂子48。直木賞作家。
エッセー 子猫殺し。日経新聞掲載。
批判 この文章に まー。かわいそー。の 反応多し。捕鯨。への 反応と同じ類か。すこし違うが。
告発の動き フランス領ポリネシア政府として。これはほっていけないぞ。動物愛護。と 不快感を示す。ポリネシアの印象が悪くなる。との判断。
彼女 の 誤解です。との毎日新聞掲載反論あり。不妊手術。断種手術。の 倫理性への疑問 で 正当性を主張。
これは。教義論争。宗教論争。に発展するやも。そういえば。動物愛護週間。が 近々はじまります。観光立国のポリネシアですので。野火は消さないといけません。判決は国外退去。。とは。なりませんよーに。
生と死の実感
ドライブの楽しみは、鶏の死骸を発見することだ。私の住むタヒチ島では、野生の鶏がたくさんいて、よく車に撥ねられて死んでいる。それを拾って、新鮮ならば食用に、傷んでいれば犬の餌にするのだ。数日前も運転していて、路上に茶色の塊を見つけた。しめた、とばかりにスピードを落として目を凝らすと、猫の死骸だった。残念、と思いつつ、また車の速力を上げてから、ふと気がついた。私は猫好きである。以前ならば猫の死骸を見たりしたら、胸を痛め、その死を悼んだものだった。それがタヒチで八年も暮すうちに、ああ、また猫が死んでる、かわいそうに、程度のものに薄れてしまった。以下続く。