
テン・テン・ツク・ポン・テケ・テン・テン・テケ・ツク・ポン
艶笑小話 『骨董の仏像』
え〜、殿様は大の骨董好きでございまして、
あるとき側用人の三太夫を呼びまして、
殿様 「これ三太夫」
三太夫 「ハハーッ」
殿様 「きょうは珍しい仏像を求めて参れ」
艶笑小話 『骨董の仏像』
え〜、殿様は大の骨董好きでございまして、
あるとき側用人の三太夫を呼びまして、
殿様 「これ三太夫」
三太夫 「ハハーッ」
殿様 「きょうは珍しい仏像を求めて参れ」
・・と仰せになります。
三太夫 「ハハーッ、かしこまりました」
・・と退出しましたが、
この三太夫、かなりの近眼でございまして、・・・
城下のある骨董やの店先に参りました。
三太夫 「これ主人(あるじ)、きょうは珍しい仏像を求めに参った」
主人 「へい、いらっしゃいまし。
どうぞごゆるりとご覧くださいまし」
・・三太夫、店の中をいろいろ見回していましたが・・
三太夫 「これ主人、あの仏像じゃが、
片肌脱いで乳を出し、片膝立てて脛(すね)も太股(ふともも)も
露わにした変わった仏像じゃ。あれは幾らじゃ?」
・・三太夫、店の中をいろいろ見回していましたが・・
三太夫 「これ主人、あの仏像じゃが、
片肌脱いで乳を出し、片膝立てて脛(すね)も太股(ふともも)も
露わにした変わった仏像じゃ。あれは幾らじゃ?」
主人 「そんな仏像ありましたか?」
三太夫 「あれじゃ。 柱に寄りかかっておる」
主人 「あれは、うちの嬶(かかあ)でございます」
お後がよろしいようで・・・
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