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一昨日、日本通信エレクトロニックKKのWebカタログを見ていたところ
「706用チューニング・コントロール」という見出しを見つけました。
説明では「チューニング時に自動的に出力を10Wに軽減します」でした。
私も移動運用時のメイン設備がIC-706MK2(M)+CG-3000
と組み合わせた釣竿アンテナを使っています。
CG-3000の説明書には「チューニング時には10Wに出力を落として
ください」と書かれています。
以前、私はうっかりミスでフルパワーでチューニングを繰り返していて、お
まけに使ってたLWの長さが不適当で、あるバンドで高いSWRを示している
にも関わらず無理やりに使っていたためリレー1個を焼損させ修理にだしたこ
とがあります。
それ以降は必ず出力が10Wになっているかを確認してからチューニング操
作を行っていますが、これがまた煩雑で面倒なのです。 チューニングがとれ
れば逆の手順で元の出力に戻す事になります。
せっかくクイックQSYをするためにCG-3000を導入したのにその価
値が発揮できてませんでした。 QSYの度に同じ動作を繰り返さないといけ
ないのです。
これらの面倒さから解消されるのならと、すぐに発注し今日8月27日のお
昼すぎに現物が届きました。
デジカメ用のCFカードを収納しているプラスチック・ケースより少し大き
めのパーツなのに大きなダンボール箱にエアークッションを一杯詰めた大層な
荷造りでした。
さっそくテストのため706に取り付けてみましたが、取り付けはWebカ
タログにも書かれていた通り超簡単でした。
706背面にある「TUNER コネクター」に4ピンの足の付いた現物を
差し込むだけです。 配線などの必要は全くありません。
まず、本当に10Wにパワーが軽減されているかどうをチェックするために
クラニシ製終端型電力計で計測しました。
確かに10Wになっています。 賢いことにどのモードであってもチューニ
ング時はCWモードになり、チューニングが終われば元のモードに戻ります。
入力するパワーに比例してパワーが落ちるのではなく、何ワットの出力であ
っても10Wになっています。(もちろん10W以上での話ですが・・・)
これでQSYごとのチューニング時に行う10Wにパワーを落とすという
煩わしい手順に気を使うことなくクイックQSYが可能となりました。
これは結構便利なオプションであると思っています。 あまり紹介記事など
も目にしませんし、この様なオプションが売り出されていることも知りません
でした。 メーカーはUSAの「The Better RF Co.」となっています。
IC-706シリーズとATUとの組み合わせで運用されている方にはお薦
めのオプションです。
ちなみに、本体価格4,500円+送料700円+代引き手数料315円で
した。 簡単な説明書はありましたが英文で書かれています。