Soulful Singers.

大好きなクラレンス・カーター、ジョニー・テイラー等々60's～70's Soul MusicのLPを。

1,The Dynamic/Clarence Carter(Atlantic) １LP 300円
クラレンス・カーターの最高傑作の1曲"恋に弱い男～Too Weak to Fight"をフューチャーした2枚目のアルバム。アルバムとしても1枚目の「This is」と双璧の代表作。氏の代表作というばかりでなくサザンソウルの代表作といっていいもの。録音は勿論マッスルショールズ、この芳醇なサザン・サウンドは何物にも換え難くというもの。もう、死ぬほど聴いた一枚です。
でも悲しいかな今やこの手のLPの需要はほぼ無い様でワナパイ盤とはいえピンピンに綺麗なのがこのお値段で転がっていました。いやはや。

2,Philosophy Continues/Johnnie Taylor(Stax) 1LP 300円
これも上記同様安物救済盤。78年に日本ビクターがStaxの名盤をシリーズで出したときの一枚。当時これは既に持っていたもののソウル・チルドレンの2枚はそのシリーズで買ったのを思い出します。
で本盤は"Testify" "Love Bones" "I could bever be President"の3曲のヒット曲を含んだもの。ドン・デイヴィス制作のデトロイト録音。もっと凄いアルバムがあるので代表作とは云い難いものですが1曲物凄い必殺のサザン・バラードが。それが"Separation Line"。この1曲のためにこのアルバム買っても損はなし。


3,Eargasm/Johnny Taylor(Columbia) 1LP 300円
さしものジョニー・テイラーも70年代に入るとやや生彩を欠いてくるわけですが、Stax倒産の後75年に移籍したのがColumbia。ここで久々に大ヒットをかっ飛ばす。それがあの”ディスコ・レディ”。で早速制作されたのが本盤。日本盤の帯のタタキ文句が凄い”オーティス・レディングの再来”。60年代当時本国ではオーティスと肩を並べるほどの人気があった人なんですけどね、日本での立ち位置がよく判るコピーかと思います。今聴くとアルバム自体の出来はイマイチかな。この後もっといいアルバム残していますし。


4,Mother-In-Law/Eanie K-Doe(Minit) 1LP 500円
80年頃だったでしょうか、キングが「R&B歴史的名盤コレクション」と銘打ってImperial、Minitのファッツ・ドミノ、ガーネット・ミムズ、オージェイズ、ジミー・ホリディ、スパイダースなどのアルバムをまとめて出したことがあります。本盤もそのシリーズの一枚ででたもの。タイトル曲が超有名な60年代ニューオリンズＲ＆Ｂの代表的シンガーの一人。ノベルティ風味が結構ある人なのでなかなかその良さがわかりにくかったりするのですけどこうしてまとめて聴くと結構そのユルサにはまります。N.O.物ってけっこう皆そうですよね。


5,Jazzy Funky New Orleans/V.A(Funky Delicacies) 1LP 700円
Rare & Unreleased Recordings 1962-1972 from The Vault Great Southern,Hep'Me & Tail-Gate Records.
お馴染みFunky Delicaciesから99年に出たN.O.もののコンピ。なんにも云われないでこれを聴くとN.O.ものとは思えないジャージーなファンキー・ミュージックが続きます。ここで試聴してみてください。ご機嫌ですから。


6,same/Milt Matthews(H&L) 1LP 500円
70年代の後半、日本盤も出てたような気がしますが良く知りません。なんとなく買ってみたものの中庸すぎてちょっとでした。中期スタイリスティックスもこのレーベルでしたっけ、あんな音です。


7,If You can't Help Me Baby/Vernon Garrett(WE) 1LP 500円
カリフォルニア・ベースの長いキャリアを持ったシンガー。たぶん80年代後半に出たアルバムですが、実にオーソドックスなブルージーなソウル・シンギングを聴かせてくれます。そう、Z.Z.Hillを想起させるような。
この人を知ったのは85年に今は亡きあのメルリ堂で買った１２”"Love Me Right"で。もの凄いディープ・バラードでした、今でも宝物です。