Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Jazz LP's

2012年01月24日 | Jazz
1,In Out and Around/Mike Nock (Timeless) 1LP 100円
マイク・ノックはたしかオーストラリアだったかニュージーランドだったかの出身のピアニスト、その名を知ったのはジョン・ハンディのグループとかスティーヴ・マーカスのグループでだったか。ですが、一番印象に残っているのは70年前後に活動していたフォースウェイなるグループでのこと。ヴァイオリンのマイケル・ホワイト、ベースのロン・マクルーア等との4人組でロックの要素も取り入れた非常に鮮烈なアルバムをCapitolから出していました(先月その2枚のアルバムのCDがEMIジャパンから999円で発売されましたね)。
そのフォースウェイが後のフュージョンにも繋がるようなクロスオーヴァーな音楽をやっていたので、この78年録音盤もそんな感じかと思いきやこれが結構オーソドックスなフォービートものだったりして。多分目玉はマイケル・ブレッカーなのでしょう、期待に応えるプレイが聴けます。ただ、本盤のベースの録り方はどうしても馴染めず。この頃このような録音が多くありましたが、どうしてこうも重厚感を捉えずに録るのか? 結構これで興ざめです、私は。
Mike Nock(p)
Michael Brecker(ts)
George Mraz(b)
Al Foster(ds)
録音:1978年7月
Michael Brecker - Hadrian's Wall






2,Stop/Don Lanphere (Hep) 1LP 100円
ドン・ランフィア(と読むのか?)、不勉強にもまったく知らない人でこの英Hepからのアルバムからヨーロッパの白人テナーマンかと勝手に想像して購入。が なんと1949年21歳の時にファッツ・ナバロ、アル・ヘイグ、マックス・ローチを従えた録音を残しているバリバリのワシントン出身のバップ・テナー・マンでした。その後のブランクの後80年代に入って再び活動を開始して一躍注目を浴びた人だそう。
で 本盤はそのカムバックの第一弾となった83~86年のセッションを収めた盤。バリバリとアップテンポで吹く様はワーデル・グレイ、バラードを堂々と吹く様はレスター・ヤング、そんな雄大なテナーを吹く人でした。

Don lanphere






3,Jazz NOW in Italy/Eraldo Volonte (Rearward) 1LP 300円
60年代のイタリアン・ジャズというとバリバリのハードバップを思い起こしますが、これは66年ミラノで録られた多分にフリー寄りの一枚。フリーといっても無軌道なインプロ・ミュージックではなくオーネット・コールマンを思わせる(事実B面に1曲目は"Ornette"と題されています)もの。ただ、A面の1曲目だけはコルトレーンのカルテットを容易に思い起こさせるモーダルな演奏で聴き応え充分。この辺りがジャズオヤジの頬を緩ませて人気を集めているのかな。
ERALDO VOLONTE(ts)
DINO PIANA(tb)
FRANCO D’ANDREA(p)
GIOVANNI TOMMASO(b)
FRANCO TONANI(ds)
1 Eclypso
2 Flamingo
3 Tale
4 Ornette
5 Exlplorable
6 Mr. Arpo
1966年2月録音
Elald






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