Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Bed Time Music

2018年01月06日 | ジャケ買い盤
お買い物初めのブツは載せたものの昨年購入の未掲載物がまだまだあるので当分はそんな落穂拾いの感じで。
で、今回は暮れに入手した60年代初めに日本独自に改作され出たムーディ・エロ・ジャケものを2枚。


1,Bed Time Music : Blue Mood/King Curtis Orchestra (Everest) 1LP 630円
R&Bテナーサックス奏者キング・カーティスのイージーリスニング作。
入手盤は日本ビクターが60年代の初めにリリースしたペラジャケ盤。邦題は「夜のベッド・タイム・ミュージック/ブルー・ムード編 テナー・サックス」。
コンボ演奏にストリングスにコーラスまで入れたテナー・サックス・ムード・ミュージック風にはなっていますが、テナー・サックスは太く深い音色でイージーリスニング音楽と云うよりもR&Bテナーのバラードアルバムという趣で聴き応えがあります。

調べてみると原盤はEverestで1960年にリリースした「Azure」が元。日本ビクターが何故か曲順を大幅に入れ替えてジャケットを如何にもムード音楽っぽく作り変えたものでした。

Side A
A1 Close Your Eyes
A2 Unchained Melody
A3 Off Shore
A4 Nearness Of You
A5 Misty
A6 Stranger
Side B
B1 When I Fall In Love
B2 It Ain't Necessarily So
B3 Our Love Is Here To Stay
B4 My Love Is Your Love
B5 Sweet And Lovely
B6 Azure

The saxophonist's rare 1960 jazz album featuring Ernie Royal, Panama Francis, Billy Bauer, Mundell Lowe, Marshall Royal and Garvin Bushell.


King Curtis It Ain't Necessarily So








2,Really Livin'/J.J.Johnson (Columbia) 1LP 300円
こちらも60年代初めに出たペラジャケ日本盤。邦題は「J.J.モダン・タッチ」、原盤は1959年に出たColumbia盤でこちらも女性を使ったジャケットではあったのですが、この日本盤何故にヌードジャケに変えたのか? ムード・ミュージックファン向けにしたかったのか? 確かに軽い演奏ではあるもののナット・アダレイ、ボビー・ジャスパー、シダー・ウォルトンを従えた軽快なモダン・セクステット・ジャズ。ちょっと意図が読めない意匠変えです。

Side A
A1 Me Too
A2 Decision
A3 I've Got It Bad And That Ain't Good
A4 Red Cross
A5 Almost Like Being In Love
Side B
B1 Stardust
B2 Sidewinder
B3 God Bless The Child
B4 Speak Low

Bass – James (Spanky) De Brest
Drums – Albert Heath
Flute, Tenor Saxophone – Bobby Jaspar
Piano – Cedar Walton
Trombone – J.J. Johnson
Trumpet – Nat Adderley

J.J.Johnson


JJ Johnson sextet playing ''Sidewinder'' from 1959 LP Really Livin'




JJ Johnson playing ''Stardust'' from 1959 Really Livin' LP

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3 コメント

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Unknown (uni)
2018-01-06 16:21:46
いいねぇ!耳じゃなく目の保養(笑い)
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Bed Time Music (しみへん)
2018-01-06 19:31:32
こんなの日本で出ていたとは知りませんでした。
当時、JAZZ以外のサックスはこういう捉えられ方だったんでしょうね。
フィルモアの音源が親の私のイメージはグル―ヴィなサックスなんですが。
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Re:Bed Time Music (Jahking@管理人)
2018-01-06 20:42:29
>uniさん
と、感じる人が購買ターゲットだったんですね!

>しみへんさん
バラード集が日本ではムードサックス扱いでしたが、同じ1960年にはウィントン・ケリー、ポール・チェンバースを従えた「The New Scene Of King Curtis」(New Jazz/Prestige)を作っていますし、この頃はバリバリのジャズメンだったのでしょうね。
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