Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Smile - The Beach Boys

2007年11月17日 | Bootleg
1,Smile Millennium Edition/The Beach Boys (Left Over) 2CD 2,890円
このブログ」をはじめてまもなく3年になりますが、この「Smile」は何回取り上げたか、つまり買ったかとういうと、Cyan盤2CD、Sea of Tunesのアナログ盤、そして無頼庵先生の「Smile」についで今回が4回目となります。

今回購入盤は02年に1000枚限定(封入されているトレーシングペーパーにナンバリングあり)で出た「ミレニアム・エディション」。出た当時、真打登場とか究極のとかの謳い文句に引かれはしたものの高くて手が出なかったものですが、適価で巡りあったので即購入。

先ずはジャケット装丁。三つ折の紙ジャケット仕様で表面のSmileレストラン(?)のドアに切り込みが入っていて開けることができます、中から出てくるのは亡霊のようなブライアン。ジャケットを開くとブライアンとジョージ・マーチンの2ショット写真が、そして内袋にはポール・マッカートニーがビーチ・ボーイズのレコーディングを見学に行ったことを報じる新聞記事が印刷されています、このあたりの意味は2枚目に入っている40分ものシークレット・トラックを聴くと「なるほど」とうなづくことになります。

で 中身ですが、00年にDumb Angelから1枚もの出た同タイトル盤と基本的には同じものでセッション風景とかは排しブラインが思い描いたであろう「Smile」の再現を目指したものです、謳い文句通りそのDumb Angel盤に比べて音質ははるかにクリアーになりヒスノイズが消えています。
収録時間的には1枚のCDに充分収録できるものですが、LPのA面、B面を意識し夫々の面を2枚のCDに振り分けています、そしてそのB面が終わって5分間の無音トラックに続いて出てくるのが前述の40分にわたるシークレット・トラック、これがなんと「Sgt.Peppers」全曲。それを知ると前述のジャケの仕掛けにも納得するワケです。
ブライアンは「Sgt.Peppers」を聴きショックを受け制作を断念したとか真偽のほどは判りませんが、さもありなんとのエピソードもあってここに収録したものでしょう、初めて聴いたときはいきなりあの「Sgt.Peppers」のイントロのざわめき出てきてびっくりしました、こちらもリマスターされているようでオフィシャル盤とは一味違う印象です。

Smile Millennium2



Dumb Angel盤のスリップケースと中ジャケット、因みにこちらのドアも開きます。
Dumb Angel Dumb Angel2


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