1,Action/John Hall (Columbia) 1LP 864円
大袈裟にいうと悲願30数年にしてやっと入手の米Columbia盤のこれ。初めて手にしたのはCBSソニーが1980年頃でしたか2千円でリリースした「It's a Beauful Rock Dayシリーズ」の1枚としてトニー・コジネク、パチェコ&アレクサンダー(ジョン・ホールがプロデュースしていたと記憶)とかと一緒にでたものでした。以後何度か米盤を目にしたもののとても手が出る価格ではなくスルーしてきたのですが、つい先日渋谷DUでこんなフツーの中古価格で遭遇、ホイホイ買ってきた次第。この手は今や聴く人が少なくなっているのでしょうかね。
因みにCDは10年近く前にやはりSonyが紙ジャケで出していましたね。
ということでジョン・ホール。
バーバラ・キース、N.D.スマートⅡと共に組んでいたカンガルー(かつてこちらで)を経て1970年リリースのこれがファースト・ソロ・アルバム。以後様々なセッションでギターを弾いた後の72年に結成したのがオーリアンズ、"ダンス・ウィズ・ミー"とかの大ヒットを飛ばして一気にその名を高める...と。
で 本盤。Columbiaお抱えのベーシスト(「スーパーセッション」とか「エレクトリック・フラッグ」でのプレイが忘れ難し)にしてプロデューサーのハーヴェイ・ブルックスがプロデュース、ジョン・セバスチャンやバイオリンのこの後シー・トレインに行くリチャード・グリーン、ボー・グランパスからジョリバー・アーカンソーそしてハングリー・チャックのジム・コルグローヴ、パチェコ&アレクサンダーの片割れシャロン・アレクサンダー、その後ジャズドラマーとして大いに名を上げるエリオット・ジグマンド等々が参加。オーリアンズの爽やかなウエストコースト・サウンドを想起して聴くとチト驚く骨太のロックナンバーで幕開け、続くのがブルースロック風、そしてジョン・セバスチャンのハーモニカが如何にもキマるオールドタイミーなカントリー/ブルーグラス・ナンバーととても地に足が付いたサウンドが展開されます。地味目にキメるギターに正直あまり上手くないないボーカルも実に好感。当時まったく売れなかったといいますが、今聴けば70'sアメリカンロックの裏名盤といっていいかも。
大袈裟にいうと悲願30数年にしてやっと入手の米Columbia盤のこれ。初めて手にしたのはCBSソニーが1980年頃でしたか2千円でリリースした「It's a Beauful Rock Dayシリーズ」の1枚としてトニー・コジネク、パチェコ&アレクサンダー(ジョン・ホールがプロデュースしていたと記憶)とかと一緒にでたものでした。以後何度か米盤を目にしたもののとても手が出る価格ではなくスルーしてきたのですが、つい先日渋谷DUでこんなフツーの中古価格で遭遇、ホイホイ買ってきた次第。この手は今や聴く人が少なくなっているのでしょうかね。
因みにCDは10年近く前にやはりSonyが紙ジャケで出していましたね。
ということでジョン・ホール。
バーバラ・キース、N.D.スマートⅡと共に組んでいたカンガルー(かつてこちらで)を経て1970年リリースのこれがファースト・ソロ・アルバム。以後様々なセッションでギターを弾いた後の72年に結成したのがオーリアンズ、"ダンス・ウィズ・ミー"とかの大ヒットを飛ばして一気にその名を高める...と。
で 本盤。Columbiaお抱えのベーシスト(「スーパーセッション」とか「エレクトリック・フラッグ」でのプレイが忘れ難し)にしてプロデューサーのハーヴェイ・ブルックスがプロデュース、ジョン・セバスチャンやバイオリンのこの後シー・トレインに行くリチャード・グリーン、ボー・グランパスからジョリバー・アーカンソーそしてハングリー・チャックのジム・コルグローヴ、パチェコ&アレクサンダーの片割れシャロン・アレクサンダー、その後ジャズドラマーとして大いに名を上げるエリオット・ジグマンド等々が参加。オーリアンズの爽やかなウエストコースト・サウンドを想起して聴くとチト驚く骨太のロックナンバーで幕開け、続くのがブルースロック風、そしてジョン・セバスチャンのハーモニカが如何にもキマるオールドタイミーなカントリー/ブルーグラス・ナンバーととても地に足が付いたサウンドが展開されます。地味目にキメるギターに正直あまり上手くないないボーカルも実に好感。当時まったく売れなかったといいますが、今聴けば70'sアメリカンロックの裏名盤といっていいかも。
ちょいとご無沙汰です。
john simonとかも。
uniさんがジョン・ホールを追っかけたというのは意外な気が。最近のベテラン・アーティストは皆ネット売りですね。何かちょっと寂しい気も。
>しみへんさん
「John Simon's Album」ここでのギターはまさに弾きすぎないギターですね、ふつうだともっと引き倒したくなるところをぐっと我慢して弾くべきところだけを弾くと。
https://www.youtube.com/watch?v=Qn2RtW4tCUM
My Discoveryという記事で木崎義二氏が何やら奥歯にモノが挟まったような紹介をしています(笑)。他を見ると、以前こちらでも取り上げていたMolochを福田一郎氏が、加藤和彦氏がDoug Kershawを桜井ユタカ氏がBobby Powellのシングル、とうようさんがLoudon Wainwright Ⅲのセカンド(木崎氏意外皆故人ですね)、小倉エージ氏がPaul Siebel、矢吹申彦氏があのJesse WinchesterのAmpex盤を取り上げています。
こうして並べると当時のNMM誌って圧倒的にアメリカン・ミュージック・マガジン(それもSSWスタイル)という趣ですね。
で私が『Action』を聴けたのは数年後、何やらとっちらかった印象でいま一つピンと来ずそのままレコード棚に埋もれています。管理人氏の米ロック裏名盤という言葉に励まされ久しぶりにターン・テーブルに載せてみましょう。
木崎さんがジョン・ホールでしたか、今思えば意外な選盤ですね(それに比して他の方は如何にもですね)。
実は私が「Action」をはじめて聴いた時はまったくもってt-izuさんと同じような印象でした。その後時を経て何回か聴いていくうちに下手なボーカルとさして目立たないギターも気に入って、ウッドストック派とか云われるような人々が演ったルーツロックに通ずるものを感じて来て好感を持ってきた次第です、まぁ「裏名盤」は云い過ぎだとしても「裏好盤」くらいの称号は捧げても。
特定の個人にとっては捨てがたいものがあって、それが面白いわけで、
今や名盤との評価があるのかもしれない Bearsville 版「Bobby Charles」にしても、
近年、Rhino から発売された、HandMade 版が、
オリジナル以来の米国でのリリースとのことです。
例えば、本ブログにおいて管理人さんが、いいよ、いいよと言って
それに追従する人がいれば、「名盤/好盤」ということでよいのではないかと思います。
仰る通りだと思います。我ながら恥ずかしいことに「名盤」「好盤」なる言葉に惑わされている自分がいるようです。