Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

the Four Mints (1973)

2024年06月30日 | Soul, Funk

Gently Down Your Stream / The Four Mints  (Capsoul)1LP 1973

先日友人と音楽談義をしていた時にこのフォー・ミンツの話が出て、久し振り、本当に久し振りに聴いてみたら、これが良くて。購入時のレジのレシートが残っていて1984年12月9日、吉祥寺の芽瑠璃堂で2,180円で購入したものでした。ということでこのブログを始める遥か以前の購入物にて、今更ながら取り上げてみようかと思い立った次第。

思い起こすとこのフォー・ミンツのこのセカンドプレスが出回ったのが上記の通り84年、同時に同じCapsoulレーベルの「The Biginning of Capsoul」なるオムニバス盤も出回りセットで購入したものでした。もう40年も前のお話、懐かしいです。

その後CD化もされ、あのNumero GroupからもLP再発されているようで、今更感一杯のレビューではありますが。

で、本盤。オハイオ出身4人組の1973年リリースの唯一盤、A面はスローで固め、B面はミディアム~アップで固めるというツクリ。内容以前に、このそそるグループ名、このムディーなジャケ写、この何ともなアルバムタイトル、どれをとってもSweet Soul盤として100点満点、ということで、ウン十年振りに聴いてみると、A面はほぼ記憶しているにも関わらず、B面はさっぱり。購入当初聴くのはA面ばかり聴いていたようで。

A面1曲目のミディアムスローものにも拘わらずズンドコズンドコトコトコと意表を突くドラムスのイントロから続くいなたいホーンを聴いたとたん当時の想い出がフツフツと。2曲目もスローでアルバムタイトルになった"Gently Down Your Stream"を繰り返すコーラスがとても心地よい。A面最後の4曲目はこの手のスイートナンバーには必須の語りのイントロが結構長めに付いてもう夢心地。

B面のミディアム~アップ編はより一層このアルバム全体を覆う野暮ったさというかローカルっぽさが一段と感じられ当時は多分これに今一つ馴染めなかったのかも。まぁ。曲もA面に比して玉石混交気味ではありますが。

が、今聴けばA面も含めてメジャーレーベル/グループには絶対に無い、「これ」がいーんだよなぁと思うことしきり。文句なしの名盤と云うのはいささか躊躇しますが、ソウルミュージックファンにはこんなのが愛されるのだろうなぁ、とか。そんな一枚です。

 







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2 コメント

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Unknown (しみへん)
2024-06-30 13:20:43
このローカルさ加減がたまりません。しかも、アルバムを一枚しか残せなかったことも尚更です。
更に良いのがジャケ。高い岩場でポーズを取っているのなんかサイコー!甘茶ジャケの見本の様な。
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Re:The Four Mints (Jahking@管理人)
2024-06-30 19:53:49
ソウルファン、誰しも、思うところは同じですね。
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