1,Live Grape/Moby Grape (Escape) 1LP 630円
丁度1年前には落穂拾い集「The Place and The Time」が出て、今年はまもなく「Live: Historic Live Moby Grape Performances 」がリリースされるモビー・グレープ。Sudazedの思い入れも相当なものですが、要は今でも忘れ難きLegendary Bandだってことですね。
で 今回入手したのは1978年にカルフォルニアのマイナーレーベルEscapeからリリースされた「Live Grape」。今では通常モビー・グレープ名義録音のひとつに数えられていますが何処にも「Moby」の文字は出てこないものです。
メンバー・クレジットにピーター・ルイス、ジェリー・ミラーにスキップ・スペンスの3人が名を連ねているので「ほぼモビー・グレープ」ではあるのですが。
このLPを買うのは実は4回目。確か本盤がリリースされる1~2年前にFine Wineなるジェリー・ミラーとボブ・モズレイが加わった4人組の盤が国内盤でポリドールから出て、あまりのモビー離れにがっかり、その後突如表れたのが本盤、当時頻繁に利用していた関西方面のレコ屋の通販リストにモビー・グレープの新譜として載っていたの発見即購入したのが最初の購入。
で その後80年代に入って半ば頃だったかドイツのLineからホワイト・ビニールで再発(この頃のLineのLPはすべてが白盤だったのですが)、これをバーゲンで購入、さらにいつの頃か定かではないのですが米Escape盤にはグレープ・ビニール盤が存在すると聞きその米盤をこれまたバーゲンで再購入(マイナー・レーベルものにしては相当数が輸入されたようで当時から米盤は良く目にしていました)、しかしながらグレープ・ビニール盤は出ず今日に至るという次第。
ということで 前置きがいつもながら長くなりましたが、今回やっとそのグレープ・ビニールの米Escape盤を見つけた次第。で、この盤、かなり濃い色あいなので光を通して見ないとわかりずらいのですが紫色を主体にしたマーブル・ビニールでした。
中身の音楽のほうは残念ながらこれもモビー色は殆んど感じられないもの。ジェリー・ミラーが大活躍でジョニー・ワトソンのブルース"Cuttin' In"、ビル・ドゲットのインスト・ヒット"Honky Tonk"、そしてミラー自作の11分を超える長尺"You got Everything I need"でたっぷりあの音数の多いギターが聴けます。ピーター・ルイスは3曲、スキップ・スペンスは1曲を提供していますがあまり印象に残る曲ではないですね。メンバーとして名を連ねるコーネリアス・バンプスのテナーとハモンドが好演していて昔から結構聴いいたこともあって今聴いても充分楽しますが、モビー色を期待して今これをはじめて聴いたらどうなんでしょう、辛いでしょうね。
因みに本盤、シスコのThe Shady Grobe他でのライヴ録音、ですが歓声等がバッサリ切られているからか、ライヴの臨場感はほぼなし。
丁度1年前には落穂拾い集「The Place and The Time」が出て、今年はまもなく「Live: Historic Live Moby Grape Performances 」がリリースされるモビー・グレープ。Sudazedの思い入れも相当なものですが、要は今でも忘れ難きLegendary Bandだってことですね。
で 今回入手したのは1978年にカルフォルニアのマイナーレーベルEscapeからリリースされた「Live Grape」。今では通常モビー・グレープ名義録音のひとつに数えられていますが何処にも「Moby」の文字は出てこないものです。
メンバー・クレジットにピーター・ルイス、ジェリー・ミラーにスキップ・スペンスの3人が名を連ねているので「ほぼモビー・グレープ」ではあるのですが。
このLPを買うのは実は4回目。確か本盤がリリースされる1~2年前にFine Wineなるジェリー・ミラーとボブ・モズレイが加わった4人組の盤が国内盤でポリドールから出て、あまりのモビー離れにがっかり、その後突如表れたのが本盤、当時頻繁に利用していた関西方面のレコ屋の通販リストにモビー・グレープの新譜として載っていたの発見即購入したのが最初の購入。
で その後80年代に入って半ば頃だったかドイツのLineからホワイト・ビニールで再発(この頃のLineのLPはすべてが白盤だったのですが)、これをバーゲンで購入、さらにいつの頃か定かではないのですが米Escape盤にはグレープ・ビニール盤が存在すると聞きその米盤をこれまたバーゲンで再購入(マイナー・レーベルものにしては相当数が輸入されたようで当時から米盤は良く目にしていました)、しかしながらグレープ・ビニール盤は出ず今日に至るという次第。
ということで 前置きがいつもながら長くなりましたが、今回やっとそのグレープ・ビニールの米Escape盤を見つけた次第。で、この盤、かなり濃い色あいなので光を通して見ないとわかりずらいのですが紫色を主体にしたマーブル・ビニールでした。
中身の音楽のほうは残念ながらこれもモビー色は殆んど感じられないもの。ジェリー・ミラーが大活躍でジョニー・ワトソンのブルース"Cuttin' In"、ビル・ドゲットのインスト・ヒット"Honky Tonk"、そしてミラー自作の11分を超える長尺"You got Everything I need"でたっぷりあの音数の多いギターが聴けます。ピーター・ルイスは3曲、スキップ・スペンスは1曲を提供していますがあまり印象に残る曲ではないですね。メンバーとして名を連ねるコーネリアス・バンプスのテナーとハモンドが好演していて昔から結構聴いいたこともあって今聴いても充分楽しますが、モビー色を期待して今これをはじめて聴いたらどうなんでしょう、辛いでしょうね。
因みに本盤、シスコのThe Shady Grobe他でのライヴ録音、ですが歓声等がバッサリ切られているからか、ライヴの臨場感はほぼなし。
確かにモビー・グレープの線を期待するとはずれますが、演奏はかなり、リラックスしながらもビシッと決めており、何度聞いたも飽きないくらい濃い内容です。だからジェリー・ミラーのアルバムとして聞くとすんなり入れます。
彼のギターの腕前はスーパーセッションから派生したようなアルバム「グレープ・ジャム」のモビーだけの演奏(A面)のジャムを聞けばかなりのものであることがわかりますが、ここでもぐっと耳をそばだてたくなる出来だと思います。
ちなみに私のアナログは黒盤です。
ジェリー・ミラーのアルバムだと思えば確かににすんなりと聴けますね。
ジェリー・ミラーというと「WOW」に入っていて昨年出た落穂拾い盤にもオルタナ・ヴァージョンとライヴ・ヴァージョンが入っていた"Miller's Blues"を真っ先に思い出します。「WOW」で初めて聴いた時のあのブルース・ギターはとっても印象に残っています。