メランコリー・ムード/ボブ・ディラン

1,メランコリー・ムード/ボブ・ディラン (Sony Music Enter.) 1CD 300円
今年の後半はあらぬところからボブ・ディランの名が聞こえてきて、ディラン・ファンもそうじゃない音楽ファンも音楽なんぞには縁のないフツーの人もディラン、ディラン、と大騒ぎ。日頃からそれなりにディランと付き合ってきていた私なんぞは逆に引き気味になったりして．．．．。

と、戯言は置いておいて、今年５月に発売されたなりきりシナトラの第２弾アルバム「フォールン・エンジェルス」に先立って来日記念盤として３月に日本だけで発売されていた４曲入りEPです。日本だけの発売ではありますがジャケット制作は本国で、日本人と思しき女性の写真に日本語表記をまぶしてという憎いデザイン。

1. メランコリー・ムード
2. オール・オア・ナッシング・アット・オール
3. カム・レイン・オア・カム・シャイン
4. ザット・オールド・ブラック・マジック

2014年２月にL.A.のキャピトル・レコーズ・スタジオでアメリカン・スタンダード曲ばかり23曲が録音され、先ずは内10曲が「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」として発表され残りが「フォールン・エンジェルス」で発表されたこのセッション。
子供の頃に親しんでいた楽曲を今になって歌いたくなった？　自身の音楽性とは対極のシナトラソングを歌えばウケるのではとの目算？　単にレコード会社からの要請？、はてさて真相はわかりませんが様々な勘ぐり/憶測を呼ぶセッションですね。

入手盤は何故かアウトレットコーナーに打ち捨てられていたCDヴァージョンですが、７”のアナログ盤も出ています。（出たときからアナログ盤を買おうとは思っていたのですが、EPに2,000円はチト足元見過ぎだろうと躊躇していました）
勿論「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」も「フォールン・エンジェルス」も入手して大いに楽しんでいますがこのブログには未掲載、私ごときが何を書けるのかと見送っていた次第。そんな中、実にそそるデザインのEPを入手、これを掲げたく大いにタイミングを逸してではありますが、今回は取り上げてみました。


Bob Dylan - Melancholy Mood



Bob Dylan & His Band - Come Rain Or Come Shine (Live) - 2015.10.01