1,The Best of Gary Burton (RCA) 1LP 300円
ロックからジャズを聴きだした身としては、ジャズを聴き出した当初は60年代後半のロック寄りの諸作がやはり耳に馴染んだものです、ハービー・マン、スティーブ・マーカス、ラリー・コリエル等々。
このゲイリー・バートンもそんな具合で聴き出した人。あからさまにロック・ビートを導入したわけでも無いのですが、長髪にヒゲ、首にはビーズを掛けるという如何にもそれ風の容貌、グループには当時のジャズ・ギターからはかなり逸脱したラリー・コリエルを擁し、4本のマレットを駆使したヴァイヴを叩いて新感覚のジャズを演奏していたからでしょう、おおいに惹かれたものです。
本盤はそんな極めてフレッシュな感覚をジャズに持ち込んだ60年代後半のRCAに録音した諸作からラリー・コリエルとの共演ものをピック・アップした70年ころに日本ビクターが出した編集盤。
2,Lofty Fake Anagram/Gary Burton (RCA) 1LP 300円
上記盤と共に安かったのでついまた買ってしまった同じくゲイリー・バートンのRCA盤。邦題はなんと当時のブームを反映した「サイケデリック・ワールド」なる凄いもの。67年の8月録音で、次に出した68年のカーネギー・ホールでのライヴ盤と共にラリー・コリエルを擁した当時の"サイケデリックな味"が一番味わえる傑作。サイケといっても勿論ロックのファズ・ギンギン、オルガンがうねるといったあのサウンドに近づいたものではなく、あくまで自由な発想に基づいたという感覚的なもので、突飛なその邦題も今思えばアタリかも。
めくるめく4本のマレットを叩きまくるバートンにフィードック音をも駆使したラリー・コリエルの感覚勝負のギター、図太くうねるスティーブ・スワローのベース、ロック感覚をも持ち合わすドラムスのボビー・モーゼス。この4人が縦横無尽にからみあって出てくるサウンドは極めてスリリング。この後も長いキャリアを持つ人で本盤はその通過点ではあるものの、ここでひとつのピークを迎えているのは間違いのないところかと。
3,Brandenburg Gate:Revisited/Dave Brubeck (Columbia) 1LP 500円
何故かロック専門店のエサ箱に密かに眠っていたのが本盤。よってこんなお値段が付いていました。Columbiaの2Eyeレーベル。
某データ・ベースから引用すると「デイヴ・ブルーベックが,自分のカルテットと兄ハワードの編曲・指揮による弦楽オーケストラとの共演を試みた異色の作品。50年代に注目を集めたクラシックとジャズの融合の流れを継承するかのような斬新なサウンドが繰り広げられている」というもので61年録音盤。表題曲は18分にもわたる長尺曲。クラシックがお好きなジャズ・ファンには格好な一枚かと。
確か、数年前にSonyから紙ジャケCDも出ていたと思います。
Dave Brubeck ( Piano )
Paul Desmond ( Sax (Alto) )
Joe Morello ( Drums )
Eugene Wright ( Bass )
Didier C. Deutsch ( Producer )
Dave Brubeck ( Arranger )
Russell Gloyd ( Producer )
Teo Macero ( Producer )
Howard Brubeck ( Arranger )
Ted Macero ( Producer )
Howard Brubeck (Conductor)
4,Poezie A Jazz/Ludek Hulan (Gramofonovy Klub) 1LP 680円
共産圏のどこかの国から1965年に出た詩の朗読とジャズの融合もの。所謂ジャズ・ポエトリー。様々な編成のバンドが出てきたりするのですが詳細まったくわかりません。
5,Just Wailin'/Herbie Mann (Prestige) 1LP 500円
Prestigeお得意のジャム・セッション。マン先生のほかはチャーリー・ラウズ(Ts)、ケニー・バレル(G)、マル・ウォルドロン(P)、ジョージ・ジョイナー(B)、アート・テイラー(Ds)というメンツ。全6曲中3曲がマルのオリジナル曲ですから、実際にはマルがリーダーシップをとったものでしょう。Prestigeにしてはマン先生、チャーリー・ラウズの参加が珍しいですね、58年2月の録音です。
購入盤は60年代に日本ビクターから出たペラ・ジャケ盤です。
6,Road Song/Wes Montgomery (A&M) 1LP 300円
手放して久しく、懐かしくなってつい購入。3枚あるウエスのA&M盤の良さは一聴右の耳から左の耳にに抜けるBGM風のサウンドにもかかわらず、まるでその音が抜けていかないこと。何故か。ウエスがマジだから。演りたかったんですね、ウェス自身が。
本盤録音の一ヵ月後にウエスは他界することとなるらしいです。
7,Lady sings the Blues/Billie Holyday (Verve) 1LP 300円
ビリー・ホリデイがウィリアム・ダフテイとともに著した自伝「奇妙な果実」の出版を記念してClef(のちのVerve)が録音した56年6月の8曲(いづれもかつて吹き込んだことのあるビリーの代表曲)に54年9月録音の4曲を加えてVerveが出したLP。
その昔はじめて買ったビリーのLPがVerve盤「All or Nothing at All」だったりするので、ColumbiaとかCommodoreとかの一般には全盛期といわれる録音より、晩年にあたるVerve録音のほうが愛着があったりする私です。
ロックからジャズを聴きだした身としては、ジャズを聴き出した当初は60年代後半のロック寄りの諸作がやはり耳に馴染んだものです、ハービー・マン、スティーブ・マーカス、ラリー・コリエル等々。
このゲイリー・バートンもそんな具合で聴き出した人。あからさまにロック・ビートを導入したわけでも無いのですが、長髪にヒゲ、首にはビーズを掛けるという如何にもそれ風の容貌、グループには当時のジャズ・ギターからはかなり逸脱したラリー・コリエルを擁し、4本のマレットを駆使したヴァイヴを叩いて新感覚のジャズを演奏していたからでしょう、おおいに惹かれたものです。
本盤はそんな極めてフレッシュな感覚をジャズに持ち込んだ60年代後半のRCAに録音した諸作からラリー・コリエルとの共演ものをピック・アップした70年ころに日本ビクターが出した編集盤。
2,Lofty Fake Anagram/Gary Burton (RCA) 1LP 300円
上記盤と共に安かったのでついまた買ってしまった同じくゲイリー・バートンのRCA盤。邦題はなんと当時のブームを反映した「サイケデリック・ワールド」なる凄いもの。67年の8月録音で、次に出した68年のカーネギー・ホールでのライヴ盤と共にラリー・コリエルを擁した当時の"サイケデリックな味"が一番味わえる傑作。サイケといっても勿論ロックのファズ・ギンギン、オルガンがうねるといったあのサウンドに近づいたものではなく、あくまで自由な発想に基づいたという感覚的なもので、突飛なその邦題も今思えばアタリかも。
めくるめく4本のマレットを叩きまくるバートンにフィードック音をも駆使したラリー・コリエルの感覚勝負のギター、図太くうねるスティーブ・スワローのベース、ロック感覚をも持ち合わすドラムスのボビー・モーゼス。この4人が縦横無尽にからみあって出てくるサウンドは極めてスリリング。この後も長いキャリアを持つ人で本盤はその通過点ではあるものの、ここでひとつのピークを迎えているのは間違いのないところかと。
3,Brandenburg Gate:Revisited/Dave Brubeck (Columbia) 1LP 500円
何故かロック専門店のエサ箱に密かに眠っていたのが本盤。よってこんなお値段が付いていました。Columbiaの2Eyeレーベル。
某データ・ベースから引用すると「デイヴ・ブルーベックが,自分のカルテットと兄ハワードの編曲・指揮による弦楽オーケストラとの共演を試みた異色の作品。50年代に注目を集めたクラシックとジャズの融合の流れを継承するかのような斬新なサウンドが繰り広げられている」というもので61年録音盤。表題曲は18分にもわたる長尺曲。クラシックがお好きなジャズ・ファンには格好な一枚かと。
確か、数年前にSonyから紙ジャケCDも出ていたと思います。
Dave Brubeck ( Piano )
Paul Desmond ( Sax (Alto) )
Joe Morello ( Drums )
Eugene Wright ( Bass )
Didier C. Deutsch ( Producer )
Dave Brubeck ( Arranger )
Russell Gloyd ( Producer )
Teo Macero ( Producer )
Howard Brubeck ( Arranger )
Ted Macero ( Producer )
Howard Brubeck (Conductor)
4,Poezie A Jazz/Ludek Hulan (Gramofonovy Klub) 1LP 680円
共産圏のどこかの国から1965年に出た詩の朗読とジャズの融合もの。所謂ジャズ・ポエトリー。様々な編成のバンドが出てきたりするのですが詳細まったくわかりません。
5,Just Wailin'/Herbie Mann (Prestige) 1LP 500円
Prestigeお得意のジャム・セッション。マン先生のほかはチャーリー・ラウズ(Ts)、ケニー・バレル(G)、マル・ウォルドロン(P)、ジョージ・ジョイナー(B)、アート・テイラー(Ds)というメンツ。全6曲中3曲がマルのオリジナル曲ですから、実際にはマルがリーダーシップをとったものでしょう。Prestigeにしてはマン先生、チャーリー・ラウズの参加が珍しいですね、58年2月の録音です。
購入盤は60年代に日本ビクターから出たペラ・ジャケ盤です。
6,Road Song/Wes Montgomery (A&M) 1LP 300円
手放して久しく、懐かしくなってつい購入。3枚あるウエスのA&M盤の良さは一聴右の耳から左の耳にに抜けるBGM風のサウンドにもかかわらず、まるでその音が抜けていかないこと。何故か。ウエスがマジだから。演りたかったんですね、ウェス自身が。
本盤録音の一ヵ月後にウエスは他界することとなるらしいです。
7,Lady sings the Blues/Billie Holyday (Verve) 1LP 300円
ビリー・ホリデイがウィリアム・ダフテイとともに著した自伝「奇妙な果実」の出版を記念してClef(のちのVerve)が録音した56年6月の8曲(いづれもかつて吹き込んだことのあるビリーの代表曲)に54年9月録音の4曲を加えてVerveが出したLP。
その昔はじめて買ったビリーのLPがVerve盤「All or Nothing at All」だったりするので、ColumbiaとかCommodoreとかの一般には全盛期といわれる録音より、晩年にあたるVerve録音のほうが愛着があったりする私です。
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