
1,Modern Times/Al Stewart (Rhino) 1CD 630円

日本盤のCDが出たのかどうか知りませんが、LPがCBSソニーから出ていたときの邦題は「追憶の館」。原題とはかけ離れてヒプノシスが手掛けたジャケット・デザインに因んだもの。まぁ、それも納得のインパクトのあるジャケットでした。
で このジャケット、英(CBS)・米(Janas)では似て異なるものでした。←左に貼ったものが英盤(CBSソニーからの日本盤もこれ)、上に貼ったものが米盤仕様でCDでもこちらが使われています(アルのポートレートを使ったCDも存在しますが)。トリミングの違いかと思いきや良く見れば女性の立ち位置が異なり原画は2種あるようです。
アル・スチュワートというと一般的にはその初期70年の「ラヴ・クロニクルス」「ゼロ・シー・フライズ」「オレンジ」あたりの自らの体験を歌ったフォーキーな純愛私小説作、あるいはアメリカ進出を意識したAOR風ポップな76年の「イヤー・オブ・ザ・キャット」が好まれていて、その中間に位置する本作あたりはいまひとつではないかと思っておりました。
が 今回色々ネット内を彷徨ってみるとこの本作「Modern Times」が一番好きだとの声が結構あって、ふーん、自分だけじゃなかったのね、と。
ということで、私のアルさんのこれ一枚は本作「Modern Times」。本盤と「オレンジ」を同時に買ったのが77年、CBSソニーが創立10周年記念でミュージック・ライフが選出した名盤を1,500円の廉価でリリースしたシリーズでのもの。それまでは何故か縁が無くはじめて聴くアル・スチュアートのアルバムがこの時でした。
「オレンジ」は"Amsterdam" "The News from Spain"なんて印象に残る曲があったものの「愛と孤独の青年」的色合いがまだまだ強くて、本盤「Modern Times~孤独の館」のポップさにより惹かれました。
次作「イヤー・オブ・ザ・キャット」も手掛けるアラン・パーソンズがはじめてプロデュースを担当したのが本盤、ですからポップなアル・スチュワートが誕生する第一歩が本盤だったといえるのでしょう。ただ次作ほどまで洗練ポップ化していないところが魅力で、その意味で"Carol" "Sirens of Titan" "Apple Cider Re-Constitution"の3曲にはぞっこんに惚れ込みました。
それにもうひとつのキモは「オレンジ」からの付き合いでその後も片腕的存在となるティム・レンウィックのギター。流麗によく歌うギターにはやられまくり、本盤では特にその特徴的なギターが際立っているように思います。本盤で知ったこの人、過去に組んでいたQuiverのアルバム2枚を必死に探したのもいい思い出です。
入手盤はRhinoから出ていたCDですが、今出ているCollector's Choice盤には3曲のボートラ入りとなっています。
Carol - Al Stewart

日本盤のCDが出たのかどうか知りませんが、LPがCBSソニーから出ていたときの邦題は「追憶の館」。原題とはかけ離れてヒプノシスが手掛けたジャケット・デザインに因んだもの。まぁ、それも納得のインパクトのあるジャケットでした。
で このジャケット、英(CBS)・米(Janas)では似て異なるものでした。←左に貼ったものが英盤(CBSソニーからの日本盤もこれ)、上に貼ったものが米盤仕様でCDでもこちらが使われています(アルのポートレートを使ったCDも存在しますが)。トリミングの違いかと思いきや良く見れば女性の立ち位置が異なり原画は2種あるようです。
アル・スチュワートというと一般的にはその初期70年の「ラヴ・クロニクルス」「ゼロ・シー・フライズ」「オレンジ」あたりの自らの体験を歌ったフォーキーな純愛私小説作、あるいはアメリカ進出を意識したAOR風ポップな76年の「イヤー・オブ・ザ・キャット」が好まれていて、その中間に位置する本作あたりはいまひとつではないかと思っておりました。
が 今回色々ネット内を彷徨ってみるとこの本作「Modern Times」が一番好きだとの声が結構あって、ふーん、自分だけじゃなかったのね、と。
ということで、私のアルさんのこれ一枚は本作「Modern Times」。本盤と「オレンジ」を同時に買ったのが77年、CBSソニーが創立10周年記念でミュージック・ライフが選出した名盤を1,500円の廉価でリリースしたシリーズでのもの。それまでは何故か縁が無くはじめて聴くアル・スチュアートのアルバムがこの時でした。
「オレンジ」は"Amsterdam" "The News from Spain"なんて印象に残る曲があったものの「愛と孤独の青年」的色合いがまだまだ強くて、本盤「Modern Times~孤独の館」のポップさにより惹かれました。
次作「イヤー・オブ・ザ・キャット」も手掛けるアラン・パーソンズがはじめてプロデュースを担当したのが本盤、ですからポップなアル・スチュワートが誕生する第一歩が本盤だったといえるのでしょう。ただ次作ほどまで洗練ポップ化していないところが魅力で、その意味で"Carol" "Sirens of Titan" "Apple Cider Re-Constitution"の3曲にはぞっこんに惚れ込みました。
それにもうひとつのキモは「オレンジ」からの付き合いでその後も片腕的存在となるティム・レンウィックのギター。流麗によく歌うギターにはやられまくり、本盤では特にその特徴的なギターが際立っているように思います。本盤で知ったこの人、過去に組んでいたQuiverのアルバム2枚を必死に探したのもいい思い出です。
入手盤はRhinoから出ていたCDですが、今出ているCollector's Choice盤には3曲のボートラ入りとなっています。
Carol - Al Stewart
ああ、これが僕の廉価盤人生の幕開けでした。
高校生のお小遣いで買ったジャニスジョップリン、
サンタナ、フリートウッドマック、マークアーモンド、
ポコにロギンズ&メッシーナ。
ここで道を違えなければ、貯金5千万は堅いなw
いや、たしかに70年代は廉価盤が花盛りでおおいに重宝したものですね。CBSソニーのシリーズのは今はもう手元にはないのですが、確かアル・クーパーの「アイ・スタンド・アローン」のジャケットから取った図版(自由の女神のパロディ)をシンボルにしていた記憶があります、懐かしいですねぇ。マックの「イングリッシュ・ローズ」もこのシリーズで買いました、確か。