1,St.Thomas/Herbie Mann (United Artists) 1LP 600円
カリプソ風味のソニー・ロリンズ作の有名曲をタイトルに持ってきたマン先生の62年リリース盤。
A面2曲目とB面の4曲のアフリカっぽい曲名を持つ5曲が先生のオリジナル曲で、african Drumsの表記がある3人のパーカッショニスト主体とも思えるプリミティヴな演奏でジョニー・レイのヴァイヴ(マリンバ?)もミュートを掛けてまるでアフリカのサム・ピアノを模したような趣。フツーにヴァイヴ、ピアノ、ベース、ドラムス(フィリー・ジョー・ジョーンズ、かっこよし!)がジャズを演ってるタイトル曲はアルバムの中では異色に聴こえます。
Side A
1,St Thomas
2,Sorimao
3,Jungle Fantasy
Side B
1,Bedouin
2,Sudan
3,Ekunda
4,Guinean
ジャケ裏のクレジットに「This is a Re-Release」とあります、知らなかったのですが59年にリリースされた「Herbie Mann's African Suite [with Johnny Rae's Afro Jazz Septett]」の再発盤のようです。また意外にも「Heabie Mann appears by courtesy of Verve Records」だと。62年ならてっきりAtlantic所属になっていたと思っていたのですが......。
因みに良く見かける別ジャケの同タイトルSolid State盤は本盤の再発ものですね。
カリプソ風味のソニー・ロリンズ作の有名曲をタイトルに持ってきたマン先生の62年リリース盤。
A面2曲目とB面の4曲のアフリカっぽい曲名を持つ5曲が先生のオリジナル曲で、african Drumsの表記がある3人のパーカッショニスト主体とも思えるプリミティヴな演奏でジョニー・レイのヴァイヴ(マリンバ?)もミュートを掛けてまるでアフリカのサム・ピアノを模したような趣。フツーにヴァイヴ、ピアノ、ベース、ドラムス(フィリー・ジョー・ジョーンズ、かっこよし!)がジャズを演ってるタイトル曲はアルバムの中では異色に聴こえます。
Side A
1,St Thomas
2,Sorimao
3,Jungle Fantasy
Side B
1,Bedouin
2,Sudan
3,Ekunda
4,Guinean
ジャケ裏のクレジットに「This is a Re-Release」とあります、知らなかったのですが59年にリリースされた「Herbie Mann's African Suite [with Johnny Rae's Afro Jazz Septett]」の再発盤のようです。また意外にも「Heabie Mann appears by courtesy of Verve Records」だと。62年ならてっきりAtlantic所属になっていたと思っていたのですが......。
因みに良く見かける別ジャケの同タイトルSolid State盤は本盤の再発ものですね。
アフリカの素材と、パーカッション、ドラムズに何故かジャック・シックスやフィーリー・ジョー・ジョーンズまで入れ、かつオリジナルまでやっているところは、かなり力が入った作品と思います。後に言われるコマーシャリズムとはまったく別のものです。
この人はジャズでないとか、コマーシャリズムに走ると言われても、根底に流れているのはジャズのコンセプトで、扱う素材が幅広過ぎるために誤解を受けているのが残念です。
http://diskunion.net/jazz/ct/detail/XAT-1245565146
確かに再発に当たりタイトルに持ってきた通り"St.Thomas"は楽しくキャッチーな演奏ですが、本盤の本質はそのほかの曲にあるわけで、その日本盤999円CDが今のこの時代にどのような評価でどれぐらい売れたのか興味深いですね。Graさんがおっしゃる通り後に云われるコマーシャリズムとは全く別物ですから。