Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Masked Marauders - The Bards

2009年03月10日 | 60's,70's Rock
1,same/The Masked Marauders (Deity/Reprise) 1LP 380円
大のお気に入り盤、思えばコレ買うのは3枚目。ですが、Rhino Handmadeからの復刻盤「The Complete Deity Recordings」は未だ入手出来ずのテイタラク。

中身については以前入手時にこのブログでも取り上げていますが、ディラン、ミック・ジャガー、ジョージ・ハリスン等々が参加したアル・クーパーのプロデュースによるスーパー・セッション・アルバム(?)のフレコミで1969年にリリースされたもの。勿論コレは大嘘で実際はこちらで取り上げたバークレイで活動していたヒッピー・カントリー・バンド「Cleanliness And Godliness Skiffle Band」がその正体。

1. I Can't Get No Nookie
2. Duke of Earl
3. Cow Pie
4. I Am the Japanese Sandman (Rang Tang Ding Dong)
5. The Book of Love
6. Later
7. More or Less Hudson's Bay Again
8. Season of the Witch
9. Saturday Night at the Cow Palace

で 今回何故にまた買ったかというと、70年に日本ビクターから出た日本盤「マスクド・マローダーズ~仮面の略奪者たち」と遭遇したから。当時日本盤が出たのは知ってはいながらも遭遇したのはたぶん初めてです。ジャケットはテープ補修があったりしてボロいのですがまぁ安かったのでライナー狙いで買ってみた次第。

ライナーは全盛期(つーのも変ですが)の星加ルミ子さん、元々本盤が話題になったのはRolling Stone(当時はまだ新聞だった)の記事が発端だったわけですが、その紹介記事(米盤初版にはその記事の切り抜きコピーが封入されていました)から、その後に掲載された実はクレジットは大嘘だという暴露記事までをしっかり紹介しています。


今思えばこの[The Masked Marauders]なる名称はCounty Joe & The Fishの67年のファースト・アルバム「Electric Music for the Mind and Body」に入っている不気味なインスト"The Masked Marauder"に因んだものではなかったかと。



2,The Moses Lake Recordings/The Bards (Gear Fab) 1LP 840円
60年代初めから活動していたというワシントン出身のバンド、バーズ。こちらはByrdsじゃなくてBardsと綴ります。66年から69までシングル盤をリリースしていたらしいのですが、本盤は1969年にカート・ベッチャーとキース・オルセンがプロデュースをしてTogether Recordsにて「モーゼス・レイク」の名で録音した結局発売されなかったアルバムだそう。

レココレのサイケ特集号にも選出されていたくらいですから、サイケです。ファズ・ギターが駆け回り、ドカドカとドラムスが暴れますが、妙なハーモニーが入ったり、曲の展開がかなり凝っていたりとサイケと云っても一筋縄では行かないものでした。人類の創造を歌った14分にも渡るロック・オペラを謳う目くるめく展開の"The Creation"が白眉。

同じGear FabからCDも同時にリリースされてますがLPとは何故かジャケ違いでした。

Bards

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