Live At The Rainbow Ballroom 1966 / The E-Types (Beat Rocket) 1LP
Sundazedのアナログ専門レーベルBeat Rocketから2000年にリリースされたLP。サンフランシスコを拠点に活動をしていたアメリカン・ガレージバンドの1966年の発掘ライヴ録音盤。ビートルズ、ヤードバーズ、フー等のカバー目立つ通り66年当時のアメリカンバンドに多かったブリティッシュ・インベイジョンの波をモロに被ったバンドの姿がこのライヴ盤には詰まっています。このバンド、68年までにマイナーレーベルから6枚のシングルを出したのみで結局アルバム制作にまでは至りませんでした。
私が初めてこのバンドを聴いたのは80年代半ば頃、フランスのEvaが出したMystic TideとのカップリングLPでした(因みに80年代半ばこのEvaレーベルから出ていたサイケ/ガレージバンドのLPは当時他では聴けないものばかりで随分とお世話になったものでした)。サイケ風味が強かったMystic Tideには惹かれたもののチトポップなガレージバンド然としたE-Typesはあまり印象には残りませんでした。
で、本盤、活動初期66年のライヴと云うことで上記の通り英国の波をモロにかぶった選曲、しかし、この時代のこの手のアメリカンバンドは揃ってヤードバーズがお好きだったようですね。このライヴでも3曲もカバーしています。とは云え、やっぱりアメリカンバンド、まんまカバーしていても英国特有の湿気は無く明るいサウンドになっているような。
Heart Full of Soul
Heart Full of Soul
Shapes of Things
Leave Me Be
The Kids Are Alright
Evaには再発コンパクト盤でお世話になりました!
言われてみてこの頃の米ガレージバンドはヤードバーズのカバーが多いですね。やはり当時は斬新なサウンドだったんでしょうね。日本だといまだに3大ギタリストのバンドみたいな評価が残念です。
あとthe whoも多いですね。
さすがに英のR&Bのバンドの「逆輸入」はないでしょうね。それとマージービート系(特にマイナーコード)は米国人の琴線には触れなかったんでしょうかね?日本ではGSとかそっち系の感じが多かったような気もしますが、どうなんでしょう?
65年くらいからブルース/R&ベースのサウンドが米国の10代のバンドキッズの中で人気が出てきた、チャートアクションとは別の現象として。彼らにはサーチャーズ等は甘すぎたのかもしれませんね。
一方日本のGSもヤードバーズのカバーは多かった、ビーバーズ、ジャガーズ、ダイナマイツ等々、が、主流はポップチャートに上がるようなカバー曲が多かったという印象ですね。時代が時代ですからレコード会社の思惑がモロに出ていて(自社洋楽曲のカバーとか)、バンド自身の音楽趣向はほぼ見えず。そんな中でのビーバーズの"I'm a Man" "Over Under Sideways Down"とかはめちゃカッコ良かったですね。
とか、返信になってなくてすみません。
https://www.youtube.com/watch?v=xmG2e6E2r0g