Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Heron

2006年08月19日 | 60's,70's Rock
誰が云い出したのか「木漏れ日フォーク」、ラビリンスのあのお方かな? "いや、正に" のヘロンです。

1,Black Dog/Heron(Hux) 1CD 2,100円
70年代初めリアル・タイムでヘロンのLPが日本コロンビアから出ていたのはNMMの広告で知ってはいたものの、実際に聴いたのは例のSee for Milesからのベスト盤LP&CDでですのでそう昔のことではありません。10数年前のことでしょうか。ブリティッシュ・フォークにそれほど馴染んではいない私でさえそのほのぼのとして爽やかな木漏れ日サウンドに一発でやられました。その後、台湾のSi-Wanからの1stのCD、アルカンジェロからの2ndのCDを入手ってな具合ですので一発でやられた割にはオリジLPに走るわけでもカセットやCD-Rで出ていた再編成盤、レア音源盤に走るわけでもなくという具合でしたからあまり大きなことは云えません。

で、本盤は97年にバンド結成30周年を記念してあのセカンド・アルバムが録音されたデヴォン州のブラック・ドッグに舞い戻って録音したというもの。トニー・プーク、ロイ・アップス、スティーヴ・ジョーンズのオリジナル・メンバー3人に一世代若いギタリストのゲイリー・パワーを加えた4人が基本メンバー。
30年近くも経っての再録音、様々な例を出すまでもなく殆どが期待ハズレなわけです(だって、やっぱり、無理は承知でも当時のサウンドを期待しちゃうわけですから)。
ということで、このヘロンも何枚か自主制作のようなCD-R出ているのはなんとなく知ってはいたものの探すまではいたらなかった訳です。ですからこの今回入手盤(MSIからの日本盤仕様)も偶然某中古屋さんで見つけ(昨日です)、ふーん、ヘロンかぁ、まぁ巡り合わせだから買っとくかという程度で大した期待もせずに購入。

早速CDをプレーヤーに突っ込むと出てきた音があの一番好きな"Only a Hobo"のまんま! あの木漏れ日フォーク! 大袈裟ではなくしばし硬直しました。あのリード・ボーカル、コーラス、バック・サウンド、そして楽曲、正にあの70年代初めのヘロン! いや感激の嵐、嬉しい大誤算。まいりました。アルバムの最後にはあのお決まりの小鳥のさえずりが。今日は終日ヘロンズ漬けになりそうです。

デスコグラフィー等はこちらで。

ここで各アルバムの試聴もできます。

Hero Black
97年のヘロン

Heron Picks
セカンド・アルバム録音風景

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