Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Herb Pomeroy 1955

2013年03月21日 | Jazz
1,Jazz in a Stable/Herb Pomeroy (Transition) 1LP 1,100円
もうウン10年も前、ジャズを聴き始めた頃に水道橋のトニー・レコード(オーナーの西島経雄さんは亡くなられたと聞きましたが、今も営業中です)で出会ったのが本盤。トニー・レコードがまだ開店して間もない頃で店内には未整理のレコードが溢れている中に一際高値で鎮座していたのです。因みに当時のトニー・レコードは独自の輸入ルートを持っていたのでしょう、他店にはめったにないジャズのオリジナル盤が溢れるそれはそれは凄い店でした。

で そんなトニー・レコードで出会った本盤ですが、垂涎のレーベルTransition、当時としては信じられない高値、馬の厩舎で撮ったと思しき不思議なジャケ写、そんなことが妙に頭にこびりついた要因でしょうか、とにかくその初の出会いから長らく頭を離れない一枚でした。

今回入手したのはオリジナル盤であるはずもなく79年にキングが出した日本盤、これとてネットでみれば相応の値が付けられているのですが、さすが渋谷DUジャズ館、日本盤は安いです(因みにこの時、廃盤が並ぶエサ箱にはオリジナル盤の在庫もあって31,500円の値が付いていました)。ということで、日本盤とはいえウン10年の時を経て悲願の入手となりました。

確かに悲願の入手盤ではあるものの、中身はそう大袈裟に騒ぐほどのものではない地味なものだったりします。トランペット奏者のハーブ・ポメロイが1955年3月に自己のクインテットを率いて地元ボストンのクラブ「Stable」に出演した時のライヴ盤。モダン・ジャズのイディオムながらボストン・ジャズの伝統でウエストコースト・ジャズの要素を感ずる中間派の香り高い演奏となっています。

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