Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Robert Crumb's 78rpm Record Collection

2009年05月31日 | Robert Crumb's Record Cover
1,That's What I Call Sweet Music:American Dance Orchestras of the 1920s/V.A. (EMI) 1CD 1,050円
漫画家/イラストレーター/ミュージシャンにして世界的なSPレコード・コレクターであるロバート・クラムはこのブログでも過去何度も登場していますのでお馴染かと思います。

本盤は1935年以降の音楽はクズだと云い切るロバート・クラムが自身所有のSPを使って編集した1920年代のアメリカン・ダンス・バンドのコンピレーションで、UK-EMIの「Song Book Series」の一枚として1999年にリリースされたもの。

本盤の存在を知ってからここ数年ずーっと探していたのがやっと安価で見つかりホクホク。

分厚いボール紙を使って昔のSPアルバムを模した凝った作りのジャケットにはクラム氏のイラストが満載、ライナー、クレジット等もクラム氏の独特な手書き文字を使ってもう持ってるだけで嬉しいもの。

で 中身ですが、1920年代に吹き込まれたアメリカン・ダンス・バンド(半数はボーカル入り)を24組も網羅したもので名前を知る(だけですが)のはレッド・ニコルス、アール・ハインズ、ポール・ホワイトマンくらいで他はまったく知らないオーケストラばかり。1920年代というとN.Y.等大都会でジャズが花開いた時期で「コットン・クラブ」や「サヴォイ・ボールルーム」といった高級社交場のダンス・ホールが活況を呈したといいます。
そんな時代のそんなバンドを集めたもので軽妙洒脱、たおやかなスイング感、正に「Sweet Band」、正直なところロバート・クラムのイラストに引かれて買ったものですが、これが結構イケるのです。こんなことでもなければ自宅でこんな音楽が鳴ることもまずないわけですからクラム氏に感謝というところでしょう。

尚、クラム氏の手持ちSPコレクションからの復刻ということですが、丁寧なマスタリングがされていてSP特有のスクラッチノイズはまったく気にならない素晴らしい音質となっています。

Crumb



このCDに入っている曲ではないのですが、まぁ、こんな感じです。
California Ramblers - My Baby Knows How (1926)



Paul Whiteman & His Orchestra - There Ain't No Sweet Man


Paul Specht's Orchestra - I\'m Following You, 1929




こちら

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