Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Arthur Lee 1972

2018年05月24日 | 60's,70's Rock
1,Vindicator/Arthur Lee (A&M) 1LP 1,183円
アーサー・リーがLoveを一旦解散し、ジミ・ヘンドリクス、スティヴィー・ウィンウッド、レミ・カバカ、ジョージ・サラノヴィッチというメンツで組むはずだったものの結局は実現しなかったバンド「バンド・エイド」を名をそのまま利用したバンドをバックにした1972年リリースのソロ・アルバム。

で 今回入手したのは1979年頃だったかアルファレコードが出した「A&M ロック・スペシャル・コレクション」シリーズの1枚でリリースされた日本盤。因みにこのシリーズはロン・ディヴィス、ルイス・フューレイ、アンディ・フェアウエザー・ロウ、ジーン・クラーク、ギャラガー&ライル、ヴィザンティウム、といったSSW系を中心に集めたシリーズで私もお世話になったものでした。ただ私はこの時点ですでに米盤を持っていたのでこのアーサー・リー盤はパスをしていました。

先日、久し振りにそのアルファから出た日本盤と遭遇、ライナーが見たかったのと対訳が付いているので抱えた次第です。米田和久氏によるライナーはLove/アーサー・リーの歴史をこの時代(1979年)にしては的確にまとめられています。また、興味深いのはLoveのアルバム「Forever Change」を最大評価していてその自由な音楽はあの頃のシスコ周辺の精神文化「フラワー・パワー」だったり「ヒッピー文化」とは一線を画くするものとし、その「Forever Change」さえもリリースされない当時の日本でのラヴの低評価を説いています。因みにその「Forever Change」が日本発売されるのはその1~2年後のこと、です。

このアーサー・リーのアルバムのみならずルイス・フューレイのものとかこのシリーズ、原盤は見開きジャケットだったものがシングルジャケットに変更されていてチト残念ではありました。

ということで、本盤の内容ですが、10年ほど前にCD化されたときにこちらで取り上げていてるのでそちらをご参照いただければ。



ARTHUR LEE - sad song




ARTHUR LEE - every time i look up i'm down or white dog (i don't know what that means)




Arthur Lee - Love Jumped Through My Window




Arthur Lee everybody's got to live

コメント (4)    この記事についてブログを書く
« Chase 1971 | トップ | 十番街の殺人/ザ・ブリストルズ »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Re:Unknown (jahking)
2018-05-27 19:05:02
そうですか、本盤はそんなに高価になっていましたか。確かにLOVEから離れたソロ作では一番のものだと私も思っています。ただ、これが世に言う名盤かと言うと全然そんなことはなくて飽くまでアーサー&LOVEファン限定名盤、そんなところが堪らなく愛しかったりしますね。
返信する
Unknown (t-izu)
2018-05-27 10:50:44
しばらく前、ご紹介盤(帯付?)を見かけましたが、その以外な高値に少しばかり驚きました。アーサー・リー関連の音源としては『Forever Changes』のオリジナル・モノラル盤が頭抜けて高価ですが、今は本作がそれに次いでいるような気がします。
現在のリーのカルト人気に比して流通枚数が少ない、というのが一番の理由なんでしょうが、そればかりでなく「アナザー・サイド・オブ・アーサー・リー」という本作の素晴らしさがやっと正当に評価されてきたと思うのは、贔屓の引き倒しですかね(笑)。
返信する
Re:Arthur Lee (Jahking@管理人)
2018-05-24 20:09:38
基本ボーカリスト/リズムギタリストですからね。アーサー・リーのリズムギターの個性が一番出ているのが"Stand Out"だと思っています。
https://www.youtube.com/watch?v=rNcmlLz6SBs
本当は「False Start」に入っているライヴヴァージョンがベストなんですけど。
返信する
Unknown (uni)
2018-05-24 13:20:16
いいですね。
ジミヘンと違うところはギターですかね。
特にサイドギターの部分
そうしてリードのフレーズが予測がつくのはこちら?(笑)」
返信する

コメントを投稿