Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

John Mayall 1969

2011年05月23日 | 60's,70's Rock
1,Live:1969/John Mayall (Eagle) 2CD 1,200円
またまた見つけたメイオールの蔵出し音源を使った編集盤。タイトル通り69年の録音を色々と収めてあります。
1曲目"Parchman Farm"はミック・テイラーの加わったアルバム「Blues from Laurel Canyon」録音時のメンバーでの69年5月の録音。ただ、このメンツでのナンバーはこの曲のみ、オマケにフェイド・インで始まり曲の後半部分を3分ちょっとだけ収めたという中途半端なもの。何故ここに入れたのか疑問が残ります。

2曲目以降はPolydorに移籍してからのアルバム「The Turning Point」と同じ編成
John Mayall - vocals, keyboards, harmonica, guitar
Jon Mark - guitar
Johnny Almond - sax
Steve Thompson - bass
ガット・ギターにサックスにベースという変則的な編成による69年6月からのツアー時の音源を色々と収めたもの。メイオールの十八番ナンバー"I'm Gonna Fight For You JB" "California"にいたってはそれぞれ恐らく録音場所が異なる3テイクも入っているという、この69年後半から70年のメンツでのメイオール・グループのライヴ集大成的な編集となっています。

「The Turning Point(邦題「前進!」)」はほぼリアルタイムで聴いてドラムレスということをまったく感じさせない"Room to Move"のメチャかっこよさに惚れまくっていたこともあってこの時期のライヴは充分馴染んでいるので楽しめた2枚組でした。

Disc 1
1. Parchman Farm
2. Don't Waste My Time
3. Sleeping By Her Side
4. Room To Move
5. Saw Mill Gulch Road
6. Can't Sleep This Night
7. Thoughts About Roxanne
8. I'm Gonna Fight For You JB
9. I'm Gonna Fight For You JB
10. California

Disc 2
1. Can't Sleep This Night
2. So Hard To Share
3. Don't Waste My Time
4. I'm Gonna Fight For You JB
5. The Laws Must Change
6. California
7. California

John Mayall - The Turning Point_7 - Room To Move


JOHN MAYALL California 1970 live!


John Mayall - The Laws Must Change (Music Scene, 1970)


John Mayall - I'm Gonna Fight For You J.B.

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4 コメント

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John Mayall (Gravenites)
2011-05-23 13:26:03
ズート・マニーのダンタリアンズの時同様、偶然でしたが、MIXIのメイオール・コミュティ用でジョン・メイオールのポリドールのアルバムの写真を撮ったばかりで、こちらをのぞいたら、同時期のライブの紹介。驚きました。

この第一期ドラムレスのドキュメンタリーが別にDVDで出ています。
The Godfather Of British Blues/Turning Point
さらに今回の2枚組みになる前にシングルCDで出たのが:
Live At The Marquee 1969

つまり今回のDisc2にあたります。Disc1のためにこのEagleからの2枚組みを買うのも難しい判断ですね。

1969年というとブルーズ・ロック全盛の時代で、メイオールの三大ギタリストやサボイ・ブラウン、フリートウッド・マックなどがが日米に紹介されて注目されていましたが、その時点でのメイオールはドラムレスで、極私的な内容の曲を集めた内省的なアルバムと、それ以前のギンギンのギターをフューチャーしたのではなくガット・ギターとサックスをバックにした淡々としたグループをやっていたのですが、大分先を行っていたわけです。

今その辺の作品を聞くと彼のSS&Wとしての実力やその意図もわかるのですが、当時はなんでこんな事をやっているのかと不可思議に思ったものです。
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Mayall 1969 (Jahking@管理人)
2011-05-24 08:57:46
Graさんとはホントに音楽の趣味趣向が似ているようで(笑)
「Live At The Marquee 1969」が本盤の片割れでしたか、情報ありがとうございます。
メイオールは発掘/スカウトの名人なわけですが、ここでもジョン・マークとマーク・アーモンドという才人を短期間で見つけ出してきています。この2人に会ったのがこんな音楽を演るキッカケだったでしょうか? ギター・ギンギンのブルースに飽きて見切りを付けたかったところにこの2人が現れたのでしょうか?いずれにしても69年の時点でこんな前代未聞の編成にしたというのはメイオールの心中に何があったのか興味ありますね。 
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John Mayall bookこれまた偶然 (Gravenites)
2011-05-24 10:07:45
しかも今読んでいるジョン・メイオールに関する本の表紙が今回のCDのジャケットのと一致しました。

http://www.amazon.com/John-Mayall-Breaker-Richard-Newman/dp/1860741290/ref=sr_1_24?s=books&ie=UTF8&qid=1306199074&sr=1-24

この本、メイオールのバイオ本にしては1960年代のことしか書いておらず、よりはば広く、かつ掘り下げたバイオグラフィを誰かが書きませんかね?あれだけのことをずっとやってきた人なので面白い話がたくさんあるはずです。

メイオールに対してはハービー・マン的な興味と共通しています。

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Mayall 1969 (Jahking@管理人)
2011-05-24 22:21:41
ほんとですね、どっちかが裏焼きですが同じ写真ですね、これ詳細思い出せませんがLPにも使われていたような気がします(多分、ヨーロッパ製ののベスト盤)。
60年代のバイオ本ですか、邦訳でたら絶対買いますが(苦笑)
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