Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Spooky

2012年09月15日 | 60's,70's Rock
1,Spooky/Classics Ⅳ (Imperial) 1LP 500円
ちょっとくぐもったハスキー・ボイスのデニス・ヨースト。この声で歌われる哀感漂う独特な雰囲気を持つ"Spooky" "Stormy" "Traces"の3連発はいつ聴いてももう夢見心地。このブログでも何度も登場しています。
5人組にも係わらずソング・ライティングはしていてもそのレコーディングに演奏者として参加していたのかどうか。恐らくはセッション・ミュージシャンによるもの。まぁ、このグループはデニス・ヨーストの歌唱と作品のクォリティが魅力のすべてなのでそれはどーでもいいこと。また、メンバーが後にアトランタ・リズム・セクションに流れたとのことですが実質関連はなくこれもどーでもいーこと。が、2008年にデニス・ヨーストが亡くなった今もこのグループは活動しているのは何とも....。

で 本盤、68年初頭に全米3位にまで上った初めてのビッグ・ヒット"Spooky"を看板にしたファースト・アルバム。
Side A
1,Daydream Believer
2,You Are My Sunshine
3,The Letter
4,By The Time I Get To Phoenix
5,Goin' Out Of My Head
6,Mary, Mary Row Your Boat

Side B
1,Bus Stop
2,Just Between You And Me
3,Poor People
3,Book A Trip
5,Spooky
ご覧の通り、有名曲がズラリ。デニス・ヨーストのあの独特な声と歌唱はまだいまひとつ発揮されていないし、ほかのメンバーが歌う曲もあったり、更にはバックの演奏もひょっとして彼ら自身の演奏?と思わせる稚拙なもの。
ただ、"Spooky"はまったく別のつくり、作者の一人でもあるマイク・シャープ(シャピロ)のアルト・サックスがキモの素晴らしい演奏。
デニス・ヨストの歌唱のピークが聴けるのはアルバムだとかつてこちらで取り上げた「Songs/Dennis Yost & The ClassicsⅣ」かな。

実は本盤、7年前にもこちらで取り上げています。それは盤質イマイチだったので今回買い直したもの。当時はデニス・ヨーストは健在だったわけで、なんとも。合掌。

ずーっと同じことを書いていますが、本盤を初めとするオリジナル・アルバムが一向にCD化されないのは何故でしょう?

Classics IV - Spooky

コメント (3)    この記事についてブログを書く
« Ugly Custard - Downliners Sect | トップ | Punk! the Gimme Gimmes »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
GC (uni)
2012-09-15 12:58:26
この間からゴールデンカップスで聞いていました。
繰り返しのメロディー癖になります(笑)
レターも聞いてみたい
返信する
Unknown (しみへん)
2012-09-15 14:15:44
意外にカバー曲多いですね。BESTしか持っていませんもので。
返信する
Classics Ⅳ (Jahking@管理人)
2012-09-15 22:16:37
>uniさん
"ウーマン・ウーマン"とこれまた一緒のファースト・アルバムでしたね。

>しみへんさん
カバー曲が多いのはこのファーストだけで、"Stormy"の入っているセカンド「Mamas and Papas Soul Train」、"Traces" "Everyday with You Girl"の入ったサード「Traces」もほとんどすべての曲がB.Buie-J.Cobbのオリジナルです。有名カバーは"Sunny" "Our Day will Come" "イパネマの娘"くらいですね。
ベストのCDは結構な種類が出ているのにオリジナル・アルバムがCD化されないのはホント残念です。
返信する

コメントを投稿