1,same/Seatrain (Capitol) 1LP 400円
ブルース・プロジェクトにいたベースのアンディ・カルバーグ、ドラムスのロイ・ブラメンフィールド、それにジム・クエスキン・ジャグ・バンドにいたバイオリンのリチャード・グリーン等が結成したバンド、シートレインのA&Mからのファーストに続くCapitolからの70年のセカンドアルバム。このアルバムからはローワン・ブラザースのピーター・ローワンがリードボーカル/ギタリストとして参加しています。本盤と次作の「The Marblehead Messenger」が代表作でしょう、当時東芝が元ブルース・プロジェクトのメンバーが結成したバンドということで結構力を入れて売り出していた記憶があります(実際にはB.P.との音楽性はかなり違うのですが)。この2枚はともにプロデュースはかのジョージ・マーティン。
このアルバムからカットされた東芝からのシングル「13の質問」をかつてこちらで取り上げています。
ルーツロック的なピーター・ローワンとリチャード・グリーン、B.P,時代も垣間見せたアンディ・カルバーグのジャージーな部分、そのあたりが混然一体となって広義では骨太のカントリーロックでしょうが、他には類を見ないユニークなアメリカンロックを聴かせてくれていたという印象のバンドです。1曲目がロウエル・ジョージのあの名曲"Willin'"というところがなんともいいですね。
Seatrain Willin'
Seatrain - 13 Questions 1971
2,Aliotta Haynes Jeremiah (Ampex) 1LP 500円
ウィスコンシン州はWest Allisなるところで結成されシカゴ周辺で活動していたベーシーストのMitch AliottaとドラマーのTed Aliottaのアリオッタ兄弟にギタリストのSkip Haynesの3人組でAmpexから1970年にデビュー。この後、テッド・アリオッタが抜けてJohn Jeremiahが加わってバンド名もAliotta Haynes Jeremiahになった1枚目が本盤。
そのファーストは2回、このセカンドは1回、かつて取り上げたことがあるのですが、まぁ、それは良しとして(笑) 地味ながら結構忘れられない盤だったりするのです。
アコースティクギター主体、ボーカルハーモニーを生かした土臭いアメリカン・フォーキーという趣。代表作は次作71年の「Lake Shore Drive」に入っているシカゴのハイウェイ通称「LSD」を歌ったタイトルソングの"Lake Shore Drive"でしょう、実にいい曲。本盤もそこまで耳に残る曲は無いものの、なかなか聴かせます。
Aliotta Haynes Jeremiah -- Long Time Gone - When I Was A Cowboy
Aliotta Haynes Jeremiah -- Leavin' Chicago AMF
Aliotta Haynes Jeremiah Lake Shore Drive 1971
ブルース・プロジェクトにいたベースのアンディ・カルバーグ、ドラムスのロイ・ブラメンフィールド、それにジム・クエスキン・ジャグ・バンドにいたバイオリンのリチャード・グリーン等が結成したバンド、シートレインのA&Mからのファーストに続くCapitolからの70年のセカンドアルバム。このアルバムからはローワン・ブラザースのピーター・ローワンがリードボーカル/ギタリストとして参加しています。本盤と次作の「The Marblehead Messenger」が代表作でしょう、当時東芝が元ブルース・プロジェクトのメンバーが結成したバンドということで結構力を入れて売り出していた記憶があります(実際にはB.P.との音楽性はかなり違うのですが)。この2枚はともにプロデュースはかのジョージ・マーティン。
このアルバムからカットされた東芝からのシングル「13の質問」をかつてこちらで取り上げています。
ルーツロック的なピーター・ローワンとリチャード・グリーン、B.P,時代も垣間見せたアンディ・カルバーグのジャージーな部分、そのあたりが混然一体となって広義では骨太のカントリーロックでしょうが、他には類を見ないユニークなアメリカンロックを聴かせてくれていたという印象のバンドです。1曲目がロウエル・ジョージのあの名曲"Willin'"というところがなんともいいですね。
Seatrain Willin'
Seatrain - 13 Questions 1971
2,Aliotta Haynes Jeremiah (Ampex) 1LP 500円
ウィスコンシン州はWest Allisなるところで結成されシカゴ周辺で活動していたベーシーストのMitch AliottaとドラマーのTed Aliottaのアリオッタ兄弟にギタリストのSkip Haynesの3人組でAmpexから1970年にデビュー。この後、テッド・アリオッタが抜けてJohn Jeremiahが加わってバンド名もAliotta Haynes Jeremiahになった1枚目が本盤。
そのファーストは2回、このセカンドは1回、かつて取り上げたことがあるのですが、まぁ、それは良しとして(笑) 地味ながら結構忘れられない盤だったりするのです。
アコースティクギター主体、ボーカルハーモニーを生かした土臭いアメリカン・フォーキーという趣。代表作は次作71年の「Lake Shore Drive」に入っているシカゴのハイウェイ通称「LSD」を歌ったタイトルソングの"Lake Shore Drive"でしょう、実にいい曲。本盤もそこまで耳に残る曲は無いものの、なかなか聴かせます。
Aliotta Haynes Jeremiah -- Long Time Gone - When I Was A Cowboy
Aliotta Haynes Jeremiah -- Leavin' Chicago AMF
Aliotta Haynes Jeremiah Lake Shore Drive 1971
当時ロック通(?)の知人が「カントリー・ロックだよ」と簡単に括ってしまうのに何となく違和感を感じておりました。今にして思えば、ジョージ・マーティンのプロデユース・ワークだったり、アンディ・カルバーグのギターの故かと思いますけど。それとリチャード・グリーンのヴァイオリンが目茶苦茶ヒップでしたね。
「ウィリン」格好良いですね。フラッシュ・ディスク・ランチの椿氏が若人に薦めてました(笑)。
バイオリンといえば西部劇のドンちゃん騒ぎを
思い出します。
ジョージ・マーティンってリンゴをC&Wに仕立てたりして
好きだったんですかね?
この"Willin'"いいですよねぇ、いろんな人が演ってますが、フィートのと双璧に好きです。
フラッシュの椿さん、さすがですね、良いものを勧めている! もう30年以上も前ですがフラッシュのオープン当初に椿さんにロッキー・エリクソンのソロ作を勧められたのを今でも覚えています。その若者もウン十年後には思いだすかな?(笑)
>uniさん
骨太のアメリカンロック。バイオリンが入っているからと云って安直なカントリー・ロックを期待して聴くとあっけなく裏切られます。ある意味リトル・フィートに近いかな。フィドルではなくバイオリンという表現が合っているような音楽だと思います。
かなりいい感じですね。
ローワンズは結構好きなのですが、シートレインにピーター・ローワンがいたとは知りませんでした。
シートレインはメンバーの変動が激しくなかなか落ち着かなかったようですがこの二人がいた頃がピークだったのだと思います。オリジナルメンバーで最後まで残ったのはアンディカルバーグのみでした。解散後カルバーグはブルースプロジェクトの再編成に参加してあのベースとフルートを聴かせてくれていました。