ヴォーカル物二題

たまに買ってしまうボーカル物２題ということで。

1,Cloud 7/Tony Bennett(Columbia) 700円
マイルスが好んで何度も演奏している"I fall in lone too easily"が入っていること、ジャケがなんともムーディで良しということで買ってみたトニー・ベネット30歳時、1955年発売のこれ。AMGを見るとこれがファースト・アルバムなのかしらん。
ギタリストのチャック・ウェインが加わってアレンジも行っている為かなかなかにジャージーで私にも充分聴けました。その意味で"Old Devil Moon" "My Baby just cares for me"がいいなぁ、小粋で洒落てて。

2,In Parson/The Four Freshmen(Capitol) 700円
フォー・フレッシュメンといえばビーチ・ボーイズ経由で知った"Graduation Day"がとにかく好きでこの曲の入ったアルバム" Freshmen Favorites"を探しまくったのはもう20年以上前のこと。以来熱心に聴いてきたといえばそんなことは無いのですけど。達郎氏が自身のラジオ番組でたまにかけたりしていて再び興味を持ったなんてこともあります。
で、これは58年のメンバー夫々が楽器も演奏しているとても楽しくスィンギーでジャージーでもあるライヴ盤。（その"Graduation Day"が入ったビーチボーイズのライヴ盤のつくりも本盤を参考にしているのかと今更ながら思ったりして）しかし、完璧なハーモニー。完璧すぎて堅苦しくなるかと云えばそんなことはまるでなく、そこが人気の秘密だったりするのでしょう。