1,Heavy/Iron Butterfly (Atco) 1LP 600円
ジャケはややボロいがAtcoのオリジナル・レーベル盤が安かったかので思わず手が出た、アイアン・バタフライ、68年のファースト・アルバム。
アイアン・バタフライと云えばもう何は無くとも「n-A-Gadda-Da-Vida」なわけですが、それに先立つこと半年前に録音されたもの。本盤にはメンバー・クレジットは無いのですが、wikiで見れば下記。
Doug Ingle - organ, vocals
Ron Bushy - drums
Jerry Penrod - bass guitar, vocals
Darryl DeLoach - tambourine, vocals
Danny Weis - guitar
そうなのです、バタフライというと通常思い浮かべるメンバーは
Doug Ingle: organ, lead vocals
Erik Brann: guitars, backing vocals,
Lee Dorman: bass guitar, backing vocals
Ron Bushy: drums, percussion
なのですが、ご覧のとおりファースト・アルバムではダグ・イングルとロン・バッシーはいても若干18歳の美少年ギタリスト・エリック・ブラン、後にキャプテン・ビヨンドを結成するリー・ドーマンはまだ参加していないのです。ウン十年まえから聴いてきた盤でしたが、これは気が付かない/知りませんでした。ただ、サウンドは一部のリード・ボーカルを除けば「ガダダヴィダ」と何ら変わらないもので、結局のところダグ・イングルとロン・バッシーがバタフライ・サウンドを担っていたということがわかるファースト・アルバムでした。しかし、このジャケットは素晴らしいですね!
Iron Butterfly-Heavy (1968 Debut Album-Full Album)
2,Vol.44/Beau Brummels (Vault) 1LP 600円
上記バタフライ盤と同じ時に新宿DUで購入したもの、こちらはジャケ/盤ともに極めて程度の良い米Valultのオリジナル盤。
バーバンク・サウンドの重要人物Ron ElliottにSal Valentinoが在籍していた西海岸のガレージ・フォーク・ロック・バンドですね。本盤は68年に発売されたAutumn時代の音源を使った編集盤。このVaultからはベスト盤も出ていたので本盤には知られるヒット曲の"Laugh, Laugh"も"Just a Little"も入っておらず、アルバム曲からの選曲になっているようです。
Beau Brummels - Just A Little
3,Pickin' Up the Pieces/Poco (Epic) 100円
何をか云わんや、ジム・メッシーナ、リッチー・フューレイ、ラスティ・ヤング、ジョージ・グランサム、それにサポートでランディ・マイズナーが入ったポコのデビュー・アルバム(1969)。
レイト・プレス盤なれど、そういえばLPはとうの昔に手放していたのを思い出して救済しておきました。久し振りに聴きましたが、懐かしいなぁ、このハーモニー!
Poco / Pickin' Up the Pieces
Poco - Pickin' Up The Pieces / What A Day (Live/Rare, 1969)
ジャケはややボロいがAtcoのオリジナル・レーベル盤が安かったかので思わず手が出た、アイアン・バタフライ、68年のファースト・アルバム。
アイアン・バタフライと云えばもう何は無くとも「n-A-Gadda-Da-Vida」なわけですが、それに先立つこと半年前に録音されたもの。本盤にはメンバー・クレジットは無いのですが、wikiで見れば下記。
Doug Ingle - organ, vocals
Ron Bushy - drums
Jerry Penrod - bass guitar, vocals
Darryl DeLoach - tambourine, vocals
Danny Weis - guitar
そうなのです、バタフライというと通常思い浮かべるメンバーは
Doug Ingle: organ, lead vocals
Erik Brann: guitars, backing vocals,
Lee Dorman: bass guitar, backing vocals
Ron Bushy: drums, percussion
なのですが、ご覧のとおりファースト・アルバムではダグ・イングルとロン・バッシーはいても若干18歳の美少年ギタリスト・エリック・ブラン、後にキャプテン・ビヨンドを結成するリー・ドーマンはまだ参加していないのです。ウン十年まえから聴いてきた盤でしたが、これは気が付かない/知りませんでした。ただ、サウンドは一部のリード・ボーカルを除けば「ガダダヴィダ」と何ら変わらないもので、結局のところダグ・イングルとロン・バッシーがバタフライ・サウンドを担っていたということがわかるファースト・アルバムでした。しかし、このジャケットは素晴らしいですね!
Iron Butterfly-Heavy (1968 Debut Album-Full Album)
2,Vol.44/Beau Brummels (Vault) 1LP 600円
上記バタフライ盤と同じ時に新宿DUで購入したもの、こちらはジャケ/盤ともに極めて程度の良い米Valultのオリジナル盤。
バーバンク・サウンドの重要人物Ron ElliottにSal Valentinoが在籍していた西海岸のガレージ・フォーク・ロック・バンドですね。本盤は68年に発売されたAutumn時代の音源を使った編集盤。このVaultからはベスト盤も出ていたので本盤には知られるヒット曲の"Laugh, Laugh"も"Just a Little"も入っておらず、アルバム曲からの選曲になっているようです。
Beau Brummels - Just A Little
3,Pickin' Up the Pieces/Poco (Epic) 100円
何をか云わんや、ジム・メッシーナ、リッチー・フューレイ、ラスティ・ヤング、ジョージ・グランサム、それにサポートでランディ・マイズナーが入ったポコのデビュー・アルバム(1969)。
レイト・プレス盤なれど、そういえばLPはとうの昔に手放していたのを思い出して救済しておきました。久し振りに聴きましたが、懐かしいなぁ、このハーモニー!
Poco / Pickin' Up the Pieces
Poco - Pickin' Up The Pieces / What A Day (Live/Rare, 1969)
「ガダダヴィダ」はアメリカでは記録的なロングセールスを遂げて、何年もの間Atlantic系列のNO.1セールスアルバムだったはずですからいつまでもお金になりますよね。しかし、マイク・ピネラが率いたバタフライというのは凄いですね。うがった見方をすれば本家とは別働隊で勝手にその名乗っていた? って気がしなくもないですね。
96年のライヴ音源というのを聴いたことがありますがそれはダグ・イングル、ロン・ブッシー、リー・ドーマンのオリジナル・メンバーが参加していました。リー・ドーマンは亡くなり、ダグも抜けてどうやら今はロン・ブッシーが率いているようですね。
ライノ・ハンドメイドからの2枚組、私も愛聴しています。Atcoから出ていた「Live」に比べても荒々しく生々しい演奏で仰る通り実力のほどが伺えますね。
しかしライノから出ている1968年のフィルモア・ウェストのライブCD(2枚組)はその実力がよくわかります。
なるほど、はっぴいえんどが真似たアレですね、たしかにそうかもしれませんね。
>uniさん
"Laugh, Laugh"のほうがこのバンドらしいかなって気もしますが、"Just A Little"はいい曲ですね、チャート的にもこちらのほうが上回っていたようです。スライ・ストーンがプロデュースというのには驚きますね。
バタフライのメンバーチェンジの件、反応いただき感謝です。こんな戯言書いても誰も興味持たないだろうなと思いつつも、自分にとっては結構新たな発見だったので思わず書いてしまったものだったので、同好の士がいらして嬉しい限りでした。
http://en.wikipedia.org/wiki/Heavy_(Iron_Butterfly_album)
このwikiだけでなくRhinoが出したベスト盤CDにもこのメンバーデータが載っています。
で そう思って聴いてみるとダリル某というリード・ボーカルがいるにも関わらずほとんどの曲はダグ・イングルが歌っているようにおもえますし、"Possession" "Iron Butterfly Theme"あたりはもうエリックとリー・ドーマンが入っているような気もしなくはないです。いずれにせよ、やっぱりダグがリーダーシップを握るバンドだったおは明白ですね。
ポコのトレードの話、おもしろいですね、そこまで当時の彼らは「金を生む木」だったのですね。しかし、バッファロー~CSN&Yのファミリーツリーを作ったら(実際にありそうです)面白そう、あの時代の西海岸のその手のアーティストが網羅出来てしまいそうなコネクションですね。
しかしアイアン・バタフライはサイケ・バンドとしても演奏や、オリジナリティはその辺のガレージ・バンドをはるかに上回る質で、もうちょっとサイケ・バンドとして評価されてもいいと思いますが。
「インナ・ガダダ~」のヒットの陰にアルバム全体のの評価といいますが、他の実験的な試みがあまり、語られていないのが残念です。アイアン・バタフライのアルバムには駄作はありません。
エピック・レーベルのポコについては最近知ったのですが、アメリカではエピックが出していたホリーズのグラアム・ナッシュがアトランティック・レーベルのクロスビー・スティルズ&ナッシュに入る際、アトランティック系アトコのバッファロー・スプリングフィールドからポコを作ったリッチー・フューリーとトレードされたとのことです。