Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The New Dawn & more Psychedelic Album

2009年06月27日 | Psychedelic,Garage-Punk
1,There's a New Dawn/The New Dawn (Jackpot) 1CD 1,680円
今年の初めにパイレート盤LPを買って気に入っていたものですが、今年に入ってリリースされた正規発売らしいCDと遭遇、買ってしまいました。本CDには71年のABC-Dunhill用に録られたというデモ録音3曲に何と2008年のライヴ1曲が加えられています。

先に記事に書いた通り本盤の淡々としたダークで幽玄なサウンドは唯一無二の世界。バンド名、このジャケットから想起できる通りの音が出てきます。

ボーナスで入っている本編の翌年に録られたデモ3曲ではフォークっぽさが消えよりビートを強調したハードなサウンドに変貌しています、これはこれで面白いのですが、このサウンドではヤンキー・サウンドを標榜していたDunhillには雇ってもらえなかったのも必然かと。

オフィシャル・サイトがこちらにありました。


2,Dreamies:Auralgraphic Entertainment (Gear Fab) 1CD 840円
1973年にBill Holtなるサラリーマンが一人で作り上げたコラージュ・ミュージック。90年代の初め頃にパイレートLPを買って聴いて以来結構好きな一枚。
虚ろなアコーステイック・ギターの弾き語りが延々反復されるなか様々なエフェクト音、生活音が挿入されては消えが繰り返されるトリップ・ミュージック。
ジャケットもクスリのパッケージを模したものでサイケといえばコレほどサイケなもののそうないかな、というサイケデリック音楽の定番。

Dreamies



3,Battle of The Garages Vol.Ⅳ/V.A. (Voxx) 1LP 105円
グレッグ・ショウが編集していたBFD/AIPの「Pebbles」「Highs in The Mid Sixties」、Moxieの「Boulders」、Cryptの「Back from The Grave」、Stone Ageの「Garage Punk Unknowns」等々といった60年代ガレージ/サイケ・バンドを集めたLPを見つけると無我夢中で買っていた80年代の後半頃を思い出す一枚。

「Pebbes」と同じくBomp!マガジンをやっていたグレッグ・ショウが編集していた70年代から80年代のネオ・ガレージ・バンドを集めたシリーズがこの「Battle of The Garages」。当時「ネオ物」とはツユ知らずVol.1を買って大いに落胆をしたのが懐かしいです。

本盤はそのシリーズの4枚目(多分最終作)、3枚目まではアメリカンバンドを集めたものだったと記憶しますが、本作はバンド名からして(LosだとかLesの定冠詞が付いたバンドが多い)アメリカ以外のバンドを集めたものの様。(本来詳細なクレジットが載ったインサートが入っているのハズなのですがさすが100円盤、入っていない!)

ファズギターにファーフィサ・オルガンが鳴り響くガレージ・サウンドが基本ですが、本盤のサブ・タイトル「Tomorrow the World」が示唆する通りニューウエーブでSFチックなサウンドも聴こえてきました。


Garages4

Garages4

コメント    この記事についてブログを書く
« More 100円 Rocks | トップ | Elmore James Fire-Enjoy Ses... »

コメントを投稿