Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

アストロノウツ・ア・ゴー・ゴー

2016年01月20日 | Surfin' & Hot Rod,Eleki Inst.
1,狂熱の超特急~アストロノウツ・ア・ゴー・ゴー (Victor) 1LP 680円
1966年リリース、原題「Down The Line」本国では通算8枚目のアルバム、この翌年「Travelin' Men」をリリースして解散となります。この2枚はかつてCollectablesから2in1でCD化されていました。

で、今回入手盤は日本ビクターから66年当時に出たペラジャケ国内盤です。このアルバムからはこのジャケ写真を使ってシングル「狂熱の超特急 b/ w 心を燃やして」そしてその2曲に"メンフィス" "セブンス・サン"を加えた4曲入りEPが出ていました。ということで、この日本盤アルバムもそのシングル曲2曲を両面のトップに持ってくるという恒例の曲順変更が行われています。この"Down the Line~狂熱の超特急"は66年の来日公演でも演奏していて「ライヴ・イン・ジャパン」に収録されていましたね。因みにこの曲、ロイ・オービソンの作です。

サーフィンブームもとっくに去ってしまった1966年、元々のアストロノウツの資質であるシンプルなR&Rバンドに戻っての一枚。R&Rといってもこのバンド、実は黒人音楽が好きなようでそれまでもレイ・チャールズ、T-ボーン・ウォーカー、バレット・ストロング、ラリー・ウィリアムス、ボ・ディッドリー、チャック・ベリー、ジョン・リー・フッカー、ジミー・リード等々黒人アーティストの有名曲を積極的に取り上げてきました。

このアルバムはその趣向をさらに深めた感があって高崎一郎さんのライナーにも「ストーンズ、アニマルのむこうをはってグッと黒っぽいリズム・アンド・ブルースを....」と書かれています。ストーンズが取り上げた曲が"Down Home Girl" "Memphis" "Oh Baby (We Got a Good Thing Goin')" "Walking the Dog" "Sweet Little Rock and Roller"と5曲もあるのが象徴的。元々黒人音楽好きだったこともあってこの頃は完全に意識していたのでしょうね。とはいえ、仕上がりはアストロノツっぽい白いR&Bで、そこが面白いところ。
もう一つのウリの甘いロッカバラードもポップ曲もしっかり入っていて楽しめるアルバムです。

Side A
1. Down the Line (狂熱の超特急)
2. Memphis (メンフィス)
3. Oh Baby (We Got a Good Thing Goin') (オー・ベイビー)
4. Dimples (あの娘のえくぼ)
5. Seventh Son (セブンス・サン)
6. Walking the Dog (ウォーキン・ザ・ドッグ)
Side B
1. Where There's Smoke There's Fire (心を燃やして)
2. Only Those in Love (恋は最高)
3. Down Home Girl (ダウン・ホーム・ガール)
4. Sweet Little Rock and Roller (スィート・リトル・ロックンローラー)
5. It Doesn't Matter Anymore (恋のつよがり)
6. It Could Never Be the Same (同じじゃない)



Memphis Tennessee - The Astronauts



The Astronauts: Ain't That Just Like Me



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2 コメント

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Unknown (uni)
2016-01-20 08:36:38
そうそうベンチャーズと違って歌っても良いよね!
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Re:Unknown (jahking)
2016-01-20 14:10:02
いや、ほんとその通りですね。
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