1,Johnny Otis presents Some Old Folks Boogie/V.A. (P-Vine) 1LP 300円
1978年、P-Vine Recordsが創設されて間もない頃にリリースされた懐かしい一枚ですね。が、私は同時期に出たSavoyからの2枚組「Johnny Otis Show」とそれを編集した日本盤を買ってお腹一杯になっていて、このP-Vine盤はスルーしていて今回が初購入となります。
55年から58年まで活動していたジョニー・オーティスが持っていたウルトラ/ディグ・レーベルの音源を使ったコンピ。ライナーの和田昇氏によるとこのレーベルは42枚のシングルを出していて大半はR&B/グループものなのだそう(ライナーにリストが載っています)。で このアルバムはこのレーベルではあまりないブルースものを中心に集めたものになっているようです。確かに"ギター・スリム"・グリンとかセイラー・ボーイはウエスト・コースト風の素晴らしいダウンホーム・ブルースだし、ムース・ジョンは後のビッグ・ムース・ウォーカーだったり、シドニー・メイデンは云うに及ばずだったりします。R&B主体のSavoy盤とは違うブルース・コンピとなっている本盤、当時聴いていたら間違いなくこっちのほうにハマっていたはず(今更何云ってるんだか! (笑))。
ジャケットのイラスト/デザインは後藤一之氏、この内容と合致しているかというと色使いが微妙かなとも思いますが、当時の氏らしい素晴らしいものですね。まぁ、ジョニー・オーティスのアルバムだと考えればかつて取り上げたJukebox Lilレーベルからのこんなのが一番相応しいのかなとは思いますが。
Side A
1. You Ain't Too Old / Al Simmons
2. Groove Juice / Johnny Otis
3. If You Ever Get Lonesome/ Johnny Otis
4. What Have I Done Wrong Part 1 / Sailor Boy
5. Talkin' About Me / Moose John
6. My woman Done Quit Me/ Slim Green
Side B
1. Hand Me Down Baby/ Sydny Maiden
2. A & J / Abe Moore
3. Wrong Doing Woman/ Moose John
4. What Have I Done Wrong Part 2/ Sailor Boy
5. Moore's Boogie / Abe Moore
6. Old Folks Boogie / Al Simmons
Sailor Boy - What I Have Done Wrong
MOOSE JOHN - WRONG DOIN' WOMAN - ULTRA
Sidney Maiden - Hand Me Down Baby
2,Chicago Down Home Blues/V.A. (Vee Jay) 1LP 300円
80年代初めころだったでしょうか、テイチクがVee Jayレーベルのオリジナル・アルバムと独自の編集アルバムをどっとリリースしたことがありましたが、本盤もその時にリリースされた一枚。
A面のジミー・リードはヘンリー・グレイのピアノを入れた55年7月録音4曲に64年7/8月録音の3曲、前者はジミー・リードがVee Jay在籍期間中唯一のピアノ入りセッションなんだそう。後者はエディ・テイラーのバッキングが付いたいつものスタイル。1曲目の"I Ain't Got You"はアニマルズがカバーしていました。
ルイジアナ出身でシカゴで活動していたシンガー/ギタリストのモーリス・ピジョー、P-VineからのLP「シカゴ・ブルース・イン・ザ・グルーヴ」でのユナイテッド録音がこの人を知るきっっかけに。切れ味鋭いギターにダウンホームそのもののイナタイ歌声が大いに気にいったものの録音の少なさもあってアブコ録音"Screaming And Crying"くらいしか聴けずそのまま時が過ぎ、CD時代の入ってそのユナイテッド録音の未発表曲を含むCDがDelmarkから出ていてやっとまとめて聴けたという人でした、それは8年ほど前になりますがこちらで取り上げております。
最後のビッグ・ジョー・ウィリアムスはハープにドラムスがついた56年のセッション、珍しくもシカゴ・バンド・スタイルっぽいビッグ・ジョーが聴けます。
A1,Jimmy Reed I Ain't Got You
A2,Jimmy Reed She Don't Want Me No More
A3,Jimmy Reed Come On Baby
A4,Jimmy Reed I Don't Go For That
A5,Jimmy Reed I Wanna Be Loved
A6,Jimmy Reed I'm Going Up Side Your Head
A7,Jimmy Reed When You're Doing Alright
Side B
B1,Morris Pejoe You're Gonna Need Me
B2,Morris Pejoe Hurt My Feelings
B3,Big Joe Williams Goin' Back Home
B4,Big Joe Williams My Baby Left Town
B5,Big Joe Williams King's Highway
B6,Big Joe Williams Eula Mae
Jimmy Reed - Ain't Got You
Morris Pejoe - Hurt My Feelings
Big Joe Williams-Kings Highway
1978年、P-Vine Recordsが創設されて間もない頃にリリースされた懐かしい一枚ですね。が、私は同時期に出たSavoyからの2枚組「Johnny Otis Show」とそれを編集した日本盤を買ってお腹一杯になっていて、このP-Vine盤はスルーしていて今回が初購入となります。
55年から58年まで活動していたジョニー・オーティスが持っていたウルトラ/ディグ・レーベルの音源を使ったコンピ。ライナーの和田昇氏によるとこのレーベルは42枚のシングルを出していて大半はR&B/グループものなのだそう(ライナーにリストが載っています)。で このアルバムはこのレーベルではあまりないブルースものを中心に集めたものになっているようです。確かに"ギター・スリム"・グリンとかセイラー・ボーイはウエスト・コースト風の素晴らしいダウンホーム・ブルースだし、ムース・ジョンは後のビッグ・ムース・ウォーカーだったり、シドニー・メイデンは云うに及ばずだったりします。R&B主体のSavoy盤とは違うブルース・コンピとなっている本盤、当時聴いていたら間違いなくこっちのほうにハマっていたはず(今更何云ってるんだか! (笑))。
ジャケットのイラスト/デザインは後藤一之氏、この内容と合致しているかというと色使いが微妙かなとも思いますが、当時の氏らしい素晴らしいものですね。まぁ、ジョニー・オーティスのアルバムだと考えればかつて取り上げたJukebox Lilレーベルからのこんなのが一番相応しいのかなとは思いますが。
Side A
1. You Ain't Too Old / Al Simmons
2. Groove Juice / Johnny Otis
3. If You Ever Get Lonesome/ Johnny Otis
4. What Have I Done Wrong Part 1 / Sailor Boy
5. Talkin' About Me / Moose John
6. My woman Done Quit Me/ Slim Green
Side B
1. Hand Me Down Baby/ Sydny Maiden
2. A & J / Abe Moore
3. Wrong Doing Woman/ Moose John
4. What Have I Done Wrong Part 2/ Sailor Boy
5. Moore's Boogie / Abe Moore
6. Old Folks Boogie / Al Simmons
Sailor Boy - What I Have Done Wrong
MOOSE JOHN - WRONG DOIN' WOMAN - ULTRA
Sidney Maiden - Hand Me Down Baby
2,Chicago Down Home Blues/V.A. (Vee Jay) 1LP 300円
80年代初めころだったでしょうか、テイチクがVee Jayレーベルのオリジナル・アルバムと独自の編集アルバムをどっとリリースしたことがありましたが、本盤もその時にリリースされた一枚。
A面のジミー・リードはヘンリー・グレイのピアノを入れた55年7月録音4曲に64年7/8月録音の3曲、前者はジミー・リードがVee Jay在籍期間中唯一のピアノ入りセッションなんだそう。後者はエディ・テイラーのバッキングが付いたいつものスタイル。1曲目の"I Ain't Got You"はアニマルズがカバーしていました。
ルイジアナ出身でシカゴで活動していたシンガー/ギタリストのモーリス・ピジョー、P-VineからのLP「シカゴ・ブルース・イン・ザ・グルーヴ」でのユナイテッド録音がこの人を知るきっっかけに。切れ味鋭いギターにダウンホームそのもののイナタイ歌声が大いに気にいったものの録音の少なさもあってアブコ録音"Screaming And Crying"くらいしか聴けずそのまま時が過ぎ、CD時代の入ってそのユナイテッド録音の未発表曲を含むCDがDelmarkから出ていてやっとまとめて聴けたという人でした、それは8年ほど前になりますがこちらで取り上げております。
最後のビッグ・ジョー・ウィリアムスはハープにドラムスがついた56年のセッション、珍しくもシカゴ・バンド・スタイルっぽいビッグ・ジョーが聴けます。
A1,Jimmy Reed I Ain't Got You
A2,Jimmy Reed She Don't Want Me No More
A3,Jimmy Reed Come On Baby
A4,Jimmy Reed I Don't Go For That
A5,Jimmy Reed I Wanna Be Loved
A6,Jimmy Reed I'm Going Up Side Your Head
A7,Jimmy Reed When You're Doing Alright
Side B
B1,Morris Pejoe You're Gonna Need Me
B2,Morris Pejoe Hurt My Feelings
B3,Big Joe Williams Goin' Back Home
B4,Big Joe Williams My Baby Left Town
B5,Big Joe Williams King's Highway
B6,Big Joe Williams Eula Mae
Jimmy Reed - Ain't Got You
Morris Pejoe - Hurt My Feelings
Big Joe Williams-Kings Highway
当時貧乏学生だった身としては、ここまで手が届かなかったまま今日に至っております。
90年代だったでしょうか、英ACEレコードが『Legendary Dig Masters』としてテーマ別に未発表曲てんこもりにしたCDをシリーズで出していましたが、これ何枚までいったんですかね。私は3枚だけ所有しております。
今世紀に入ってから英ACE系のBGPから出た『watts funky』は主に70年代の音源をコンパイルしたものですが、50代の御大まだまだヒップです。セントラル・アヴェニューR&Bの現在形といったところでしょうかね。
もう一枚のVee-Jay盤のジャケ写は吉田ルイ子さんですか?良い写真ですね。
「Watts Funky」はKent時代の音源を使った編集盤ですよね、私がはじめてジョニー・オーティスを知ったのはこの時代の「Cold Shot」でした(このCDに使われている写真がジャケ写のLP)。当時14だか15歳だかのシャギー・オーティスのギターにびっくりしたものです。
Vee Jay盤のジャケ写はクレジットがありません、吉田ルイ子さんなら当然クレジットがあるでしょうから多分違うのでしょう。