Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Bo Diddley Beats.

2007年08月12日 | Blues,R&B,Gospel
1,Bo Diddley Beats/V.A. (Rhino Records) 1CD 250円
元々はRhinoがまだ弱小スモール・レーベルだった頃の82年にアナログで出されたものに4曲加えた92年CD再発盤。

ボーさんのカバー曲を集めたコンピは何種かありますが、本盤はそんな安易なものではなくてそのボさんの「Bo Diddley Beats」がこんなところにまで!という視点でコンパイルされたさすがRhinoというコンピレーション。

で 先ずは「Bo Diddley Beats」ってどんなのかというと知っている人は知っている「1,2,3/1,2」っていうアレ。
実際に見てもらうとこんなのです。

どこからこんなのを見つけてくるのだろうという52年Red Saunders OrchestraのノベルティR&B"Hambone"でスタート、ストーンズのカバーでお馴染みクリケッツの"Not Fade Away"、そうかこれもBo Beatsだというクラプトンもカバーしていたジョニー・オーティスの"Willie and the Hand Jive"、これもびっくり云われりゃ確かにBo Beatsのアニマルズもカバーしたドノバンの"Hey Gyp"、同様驚きなのがミラクルズの"Mickey's Monkey"。と まぁ そんなところからベンE.キング、ディー・クラーク等のR&B勢からガレージ・バンドのストレンジラヴス、タイコの大御所ジーン・クルーパの40年録音、ブルースのフィールド録音、果てはガーナのバンドまで。勿論ボーさんの55年のデビュー曲"Bo Diddley"も入っていていますし、その1ヵ月後に白人コーラスによってカバーされたものも。

と まぁブリティッシュ・ビート・バンドにボ・ビーツが大きな影響を与えているのはよく語られるところですが、敢えてそこらはハズしたRhino得意の変化球選曲。ボーさん好きには新鮮な驚きがあった素晴らしいコンピレーションでした。

ちなみに当ブログでボーさん、過去に何回か登場しています、こちらとかこちらです。


このCDを入手して思い出したのですが、かつて50~60年代の無名R&Rバンドのボ・ビーツばかり集めたLPが出ていました。「Bo Did It!」(Satan SR2120)

Bo Do It



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3 コメント

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Willie and the hand jive (Richie)
2007-08-13 14:18:45
ニューライダーズ・オブ・ザ・パープルセージの演奏で
初めて聴いたのですが、このビートはいいですね。
素人なので、これ以上何もありませんが・・・
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Re:Willie and the hand jive (Jahking@管理人)
2007-08-13 21:51:29
ジョニー・オーティスのオリジナル・ヴァージョンの映像がありました。
http://www.youtube.com/watch?v=TEeeGMpM_Nk
正にボ・ビートですね、58年録音ですのでボーさんデビューの3年後、ですが、ジョーニーさん曰くパクった訳ではなく既に40年代からこのリズムは使っていたとの由。

ニュー・ライダースもそう云われれば演っていましたね、Columbiaでの「Powerglide」でしたか。
その他で思い出すのはリヴォン・ヘルムとかヤング・ブラッズ。

クリフ・リチャード&シャドウズの映像もありました。
http://www.youtube.com/watch?v=wdDV-lkK0_k
これはリズムは勿論、バックコーラスの入れ方からしてまるでボーさん、面白いですね。


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Re. (Richie)
2007-08-15 15:32:39
黒人音楽を白人がやっているのが、
好きなんです。クリフのは、そう言う意味で、
とても好きなバージョンです。
ご紹介ありがとうございます。
ライチャスや、ウォーカーも、ある意味同じかも。
何分、本拠地がカントリーなもので・・・
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