1,same/Alice (O-Music) 1LP 980円
70年代からジャズやロックを聴いている方なら覚えておられるだろう「東宝レコード」。あの映画会社「東宝」が音楽事業を手掛ける為に作った会社でした。
Wikipediaを見ると宝塚や歌謡曲が主力のレーベルだったようの記載されていますが、我々のようなジャズやロックを聴いてきた身からすると何といってもフランスの「BYGレーベル」を日本発売していた会社として記憶されています。
と イントロが長くなりましたが、今回入手したフランスのプログレハードなバンド、アリスのBYGから出ていた1970年のファーストアルバムも当時東宝レコード経由で日本発売されていました。当時買いはしなかったのですが吉祥寺とか高円寺のロック喫茶(懐かしい響きですね)でよく聴いた記憶が。ジャケットも印象的なものだけに妙に覚えています。
サックス/フルート奏者を含む5人組で時にハードに時にジャージーに時に叙情的にプログレッシブロックしているサウンドを奏でています。
かつて取り上げたBYGレコード音源を使った編集盤CD「The BYG Deal: Art Rock Revolution」にも1曲目にこのアリスが収録されていました。
Alice -[01]- Axis
"Le Nouveau Monde" & "Extrait Du 'Cercle'" by Alice (France, 1970)
2,Funky/The Spencer Davis Group (Get Back) 2LP 648円
68年の「With Their New Face On」からドラムスのピート・ヨーク、kbdのエディ・ハーディンが抜けて、主力の座がレン・フェンウィックに移って制作したもののリリースには至らなかったアルバム。録音メンバーはSpencer Davis (g,vo), Ray Fenwick (vo,g,b), Dee Murray (b,vo), Nigel Olsson (dr,vo)。この後69年にはSDDはいったん解散に至るわけで傷心のアルバムともいえそうなもの。
はじめて聴きましたが、とっ散らかってるなぁというのが第一印象。カントリーナンバーからポップソング、ジャズ風インストからホーンを入れたジャズロック、等々、1曲1曲は悪くなく、文句なくかっこいいのはジャズ風インストのタイトル曲。ただ、前作とまったく別のバンドという趣、要は完璧にレン・フェンウィックが仕切って作ったアルバムなのでしょう。
LPの2枚目はハーディンとヨークも入ったラジオセッション等々でSDDのファンにとっては安心の一枚に。
Side A
1 I Met A Woman
2 Letters From Edith
3 Raintree River
4 What A Way To Die
5 Funky
Side B
6 Magical Day
7 I Guess I'm Wasting Time
8 Poor Misguided Woman
9 And The Gods Came Down
10 New Jersey Turnpike
Side C
11 With Their New Face On (radio session)
12 Time Seller (radio session)
13 Feel Your Way (radio session)
14 Taking Out Time (radio session)
15 Mr. Second Class (radio session)
Side D
16 After Tea (TV session)
17 Groove Extra (studio jam session backing track)
18 Moonshine (radio session)
19 The Girls Song
20 Aquarius / Let The Sunshine In (German single demo)
21 Dust My Blues (live at the Empire Pool, Wembley, London)
3,Neil's Heavy Concept Album (wea) 1LP 300円
今また話題の「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハート・クラブ・バンド」ですが、これもその落し子なのかなぁ。英国のコメディアン、ナイジェル・プラナーがEgg, Hatfield and the North, National Health等を渡り歩いたカンタベリー派のキーボード奏者デイヴ・スチュアートプロデュース/アレンジのもの制作した60年代をオマージュしたアルバム。じつは8年ほど前に入手済のものだったのですが、今回、300円箱のバーゲン箱に打ち捨てられていたので救済した次第です。
おまけのカットアウト、Sgt.Pepperな裏ジャケ等々は過去記事をご参照ください。
Neil's Heavy Concept Album Pt1 - 'Hello Vegetables' and 'Hole In My Shoe'
70年代からジャズやロックを聴いている方なら覚えておられるだろう「東宝レコード」。あの映画会社「東宝」が音楽事業を手掛ける為に作った会社でした。
Wikipediaを見ると宝塚や歌謡曲が主力のレーベルだったようの記載されていますが、我々のようなジャズやロックを聴いてきた身からすると何といってもフランスの「BYGレーベル」を日本発売していた会社として記憶されています。
と イントロが長くなりましたが、今回入手したフランスのプログレハードなバンド、アリスのBYGから出ていた1970年のファーストアルバムも当時東宝レコード経由で日本発売されていました。当時買いはしなかったのですが吉祥寺とか高円寺のロック喫茶(懐かしい響きですね)でよく聴いた記憶が。ジャケットも印象的なものだけに妙に覚えています。
サックス/フルート奏者を含む5人組で時にハードに時にジャージーに時に叙情的にプログレッシブロックしているサウンドを奏でています。
かつて取り上げたBYGレコード音源を使った編集盤CD「The BYG Deal: Art Rock Revolution」にも1曲目にこのアリスが収録されていました。
Alice -[01]- Axis
"Le Nouveau Monde" & "Extrait Du 'Cercle'" by Alice (France, 1970)
2,Funky/The Spencer Davis Group (Get Back) 2LP 648円
68年の「With Their New Face On」からドラムスのピート・ヨーク、kbdのエディ・ハーディンが抜けて、主力の座がレン・フェンウィックに移って制作したもののリリースには至らなかったアルバム。録音メンバーはSpencer Davis (g,vo), Ray Fenwick (vo,g,b), Dee Murray (b,vo), Nigel Olsson (dr,vo)。この後69年にはSDDはいったん解散に至るわけで傷心のアルバムともいえそうなもの。
はじめて聴きましたが、とっ散らかってるなぁというのが第一印象。カントリーナンバーからポップソング、ジャズ風インストからホーンを入れたジャズロック、等々、1曲1曲は悪くなく、文句なくかっこいいのはジャズ風インストのタイトル曲。ただ、前作とまったく別のバンドという趣、要は完璧にレン・フェンウィックが仕切って作ったアルバムなのでしょう。
LPの2枚目はハーディンとヨークも入ったラジオセッション等々でSDDのファンにとっては安心の一枚に。
Side A
1 I Met A Woman
2 Letters From Edith
3 Raintree River
4 What A Way To Die
5 Funky
Side B
6 Magical Day
7 I Guess I'm Wasting Time
8 Poor Misguided Woman
9 And The Gods Came Down
10 New Jersey Turnpike
Side C
11 With Their New Face On (radio session)
12 Time Seller (radio session)
13 Feel Your Way (radio session)
14 Taking Out Time (radio session)
15 Mr. Second Class (radio session)
Side D
16 After Tea (TV session)
17 Groove Extra (studio jam session backing track)
18 Moonshine (radio session)
19 The Girls Song
20 Aquarius / Let The Sunshine In (German single demo)
21 Dust My Blues (live at the Empire Pool, Wembley, London)
3,Neil's Heavy Concept Album (wea) 1LP 300円
今また話題の「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハート・クラブ・バンド」ですが、これもその落し子なのかなぁ。英国のコメディアン、ナイジェル・プラナーがEgg, Hatfield and the North, National Health等を渡り歩いたカンタベリー派のキーボード奏者デイヴ・スチュアートプロデュース/アレンジのもの制作した60年代をオマージュしたアルバム。じつは8年ほど前に入手済のものだったのですが、今回、300円箱のバーゲン箱に打ち捨てられていたので救済した次第です。
おまけのカットアウト、Sgt.Pepperな裏ジャケ等々は過去記事をご参照ください。
Neil's Heavy Concept Album Pt1 - 'Hello Vegetables' and 'Hole In My Shoe'
Spencer Davis Groupのはアメリカ盤LPは出ていました。確かに取っ散らかってはいますが、すごいメンバーや演奏力が高いですね。ライブ見たかったです。
Neilは今回初めて見た時、Neil Merryweatherかと思いました。彼の後期のアルバムが似たようなジャケットや字体だったので。
英国のコメディアン、ナイジェル・プラナーくん、確かにジャケのみならずストレートな長髪といいニール・メリーウェザーに似ています。60年代ヒッピー然ということなんですね。
映画会社本来の仕事(?)としては、武満徹が音楽を担当した「燃える秋」、渋谷毅が音楽を付けた何作目かの「潮騒」(山口百恵主演の一つ前の作品)などのサントラが記憶に残ります。
BYGレーベルのジャケ・デザインはactuelシリーズ、ゴメルスキーの発掘音源シリーズといい其々統一したイメージが有りましたが、Aliceは「これもBYG?」とい感じでした。.
Spencer Davisのリズム・セクションの二人って、キャレブ・クゥエイと一緒にエルトン・ジョンのバックをやってた人たちですよね。そもそもエルトン御大そのものに余り興味を惹かれないにも関わらず覚えてるのも当時それなりに耳にしていたんですね。
確かに仰る通り洋楽の契約レーベルがフランスに偏っていたのは「映画会社ならではの伝手があった」というのは大いにうなづきます。
アリスはBYGらしくない...私も当時から感じていたことですが、録音がイギリスでドイツやイギリスでも発売されていたというBYGらしくない(原盤もBYGではない?)ものでした。
ナイジェル・オルソンと聞くとt-izuさん同様、私もエルトン・ジョンを思い越します。同じで、エルトンには昔も今もトンと駄目にも関わらず。どこで刷り込まれたのだろう、不思議です(笑)
すみません、言葉足らずでした、かつて東宝から出ていたということを記しただけで、入手盤は2004年に欧州で復刻されたLPです。
陳謝。