
過去、こんな感じで取上げて来ているバリー・ゴールドバーグの音盤。その名を日本語表記でググって見れば上位にランクされるのは"それはスポットライトではない"とそれが入っている74年のAtco盤。かつて自分でもゴールドバークと云えばコレだよね、とか書いてもいたのですが衆目もそんな目が多いようです。
シカゴで生まれ育ってブルースに揉まれ、65年のニューポート・フォーク・フェスティヴァルでは初めてエレキ化したボブ・ディランをサポート、翌年には自己名義の初めてのアルバムを制作、以降60年代はホワイト・ブルースがもてはやされたことも手伝ってセッション・メンバーとしても引っ張りダコの大活躍。それが、上記の74年のAtoco盤「Barry Goldberg」につながっていくわけですね。と、wikiからの受け売りをやったところで、そのwikiに面白い表記が。なんでもこのバリーさんの初レコーディングはミッチー・ライダーとデトロイト・ホィールズの "Devil With The Blue Dress On" / "Good Golly Miss Molly"なんだそうな。このデトロイトの雄とどこでつながったのか、ボブ・クリューの関係?
ということでバリー・ゴールドバーグのCDを2枚仕入れました。
1,Blowing My Mind/The Barry Goldberg Blues Band (Collectables) 1CD 480円
66年にEpicからリリースされたデビュー・アルバムのCD化もの。90年代の半ば頃まではパッケージは手抜きで音質も最低というCDばかりを連発していたCollectablesも、このCDを出した頃(98年)から心を入れ替えたようで本盤も何の問題も無いものとなっています。
22歳のチャーリー・マッスルホワイト、21歳のハーヴィー・マンデルが脇を固めてのブルースロック、ボーカルに初々しさは残るものの演奏はイッパシに極めています。自作のタイトル曲は曲調から歌い方までまるでディランだし、バディ・ホリーの"That'll be the Day"を取上げるあたりが当時のゴリゴリのホワイト・ブルースマンとは一味違うところで、後の"それはスポットライトではない"につながるものと思えます。

昔から持っているLPと45'sと共に

Barry Goldberg Blues Band - Blowing My Mind
2,Reunion & Two Jews Blues/Barry Goldberg (Buddah) 1CD 450円
70年と71年に出たBuddah盤2枚の2in1CD。「Reunion」はかつてこちらで取上げていて、そちらでも書いた通りブルース曲もありはしますが大半はポップな歌物とインストで軽めの出来。「Two Jews Blues」はマイク・ブルームフィールド、ハーヴィー・マンデル、デュアン・オールマンの3人のギタリストが聴けるブルースロック盤。中でも10分に渡る"Blues for Barry and..."ではマイクのギターとキーボードが満喫できます。


Barry Goldberg - Two Jew Blues - 03 - Maxwell Street Shuffle
Barry Goldberg Reunion - Sittin' In Circles (1968)
シカゴで生まれ育ってブルースに揉まれ、65年のニューポート・フォーク・フェスティヴァルでは初めてエレキ化したボブ・ディランをサポート、翌年には自己名義の初めてのアルバムを制作、以降60年代はホワイト・ブルースがもてはやされたことも手伝ってセッション・メンバーとしても引っ張りダコの大活躍。それが、上記の74年のAtoco盤「Barry Goldberg」につながっていくわけですね。と、wikiからの受け売りをやったところで、そのwikiに面白い表記が。なんでもこのバリーさんの初レコーディングはミッチー・ライダーとデトロイト・ホィールズの "Devil With The Blue Dress On" / "Good Golly Miss Molly"なんだそうな。このデトロイトの雄とどこでつながったのか、ボブ・クリューの関係?
ということでバリー・ゴールドバーグのCDを2枚仕入れました。
1,Blowing My Mind/The Barry Goldberg Blues Band (Collectables) 1CD 480円
66年にEpicからリリースされたデビュー・アルバムのCD化もの。90年代の半ば頃まではパッケージは手抜きで音質も最低というCDばかりを連発していたCollectablesも、このCDを出した頃(98年)から心を入れ替えたようで本盤も何の問題も無いものとなっています。
22歳のチャーリー・マッスルホワイト、21歳のハーヴィー・マンデルが脇を固めてのブルースロック、ボーカルに初々しさは残るものの演奏はイッパシに極めています。自作のタイトル曲は曲調から歌い方までまるでディランだし、バディ・ホリーの"That'll be the Day"を取上げるあたりが当時のゴリゴリのホワイト・ブルースマンとは一味違うところで、後の"それはスポットライトではない"につながるものと思えます。

昔から持っているLPと45'sと共に

Barry Goldberg Blues Band - Blowing My Mind
2,Reunion & Two Jews Blues/Barry Goldberg (Buddah) 1CD 450円
70年と71年に出たBuddah盤2枚の2in1CD。「Reunion」はかつてこちらで取上げていて、そちらでも書いた通りブルース曲もありはしますが大半はポップな歌物とインストで軽めの出来。「Two Jews Blues」はマイク・ブルームフィールド、ハーヴィー・マンデル、デュアン・オールマンの3人のギタリストが聴けるブルースロック盤。中でも10分に渡る"Blues for Barry and..."ではマイクのギターとキーボードが満喫できます。


Barry Goldberg - Two Jew Blues - 03 - Maxwell Street Shuffle
Barry Goldberg Reunion - Sittin' In Circles (1968)
この頃はエピックですが、同レーベルのレア・シングルでスティーブ・ミラーとのブルーズ・バンドのがあるのですが未聴です。聞きたいですね。
デトロイト・ホィールズでのキーボード参加はあの「悪魔のモーリー」のバックで飛び跳ねるようなピアノかどうかは未確認です。
いいねぇ 時代も.....
デトロイト・ホィールズの元ギタリストのジム・マッカーティがこちらの地元にいるので、機会があったら聞いてみます。
スティーブ・ミラーとのブルース・バンドはこれですね。
http://www.youtube.com/watch?v=VItxwCam3rY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ssNfHOAbUUA
GRAさん
ジム・マッカティー、60年代から70年代屈指のギタリストだと私も思っています。そんなファンが日本にも結構いるって是非ご本人にお伝えください。
ジム・マッカーティさんはデトロイト周辺に住んで、自分のバンドのミステリー・トレインでたまにクラブに出ています。注意して彼のギグがあるかどうかを見てみます。カクタスの2007年の再編ギグでは唯一地元から参加していました。
Jahkingさん、
まさかスティーブ・ミラーとの曲がyoutubeにあるとは気がつきませんでした。ありがとうございます。ちょっとポップがかっていて裏ポール・バタフィールド・ブルーズ・バンドの趣がありますね。バリー・ゴールドバーグが歌で張り切っていたのが信じられません。スティーブ・ミラーがギンギンに弾いているのがまだ自分のバンドでのデビュー前で興味深かったです。
ただ"Blowing My Mind"の時はギターがハービー・マンデルに変っていました。彼はサン・フランシスコに住んでいるので見たくともデトロイトまでは来ません。でも出身はデトロイトです。
もう一つのもろ裏ポール・バタフィールドなら、チャーリー・マッセルホワイトの"Stand Back"の頃がそうでした。マッセウルホワイトはここでも何度かとりあげられましたね。
http://www.youtube.com/watch?v=HOSkYeyHn5A&feature=fvsr
明確な答えはわからないようです。話の感じからどうやら記憶にないようですが、~メクラーというプロデューサーが彼等のファーストとセコンド・アルバムを仕切ったらしく、その時メクラー氏が別のピアニストを連れて来たみたいなことを言ってました。周囲がうるさかったのでバリー・ゴールドバーグという人名をマッカーティーさんが聞き取れなかったようですが、最後にはわかってちょっと考えて、「それはそうと何か居たような気がする。」が回答でした。
ただ彼等のアルバムを見ると、ボプ・クリューという人が仕切っているようで、その辺どうもはっきりしません。
お会いになった12/30には氏のギグがあったのでしょうか、やはり今でもブルースロック系のギターを弾いているのでしょね。
メクラーとはガブリエル・メクラー(Gabriel Mekler)のことでしょうか? ステッペン・ウルフとかスリー・ドッグ・ナイト等Dunhillでの活動で知られるプロデューサーですね。デトロイト・ホィールズとの絡みがあったとするとその数年前のまだ売れる前の時期になりますね。
現地レポート、本当にありがとうございます。