Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Duffy Power

2009年09月18日 | 60's,70's Rock
1,Inovations/Duffy Power (Get Back) 1LP 630円
原盤はTransatlanticから1971年にリリースされたアルバム。入手盤は1999年にGet Backがリリースした再発盤LP。

ダッフィー・パワーについては少し前にそのBBC録音を集めたCDをこちらで取り上げてチラっと書いておりますが、ビートルズ登場以前から活動をしていたイギリスのブルース・シンガー。

で 本盤はリリースは1971年ですが、65年~67年頃のいくつかのセッションを集めたもののようです。
参加メンバーはアレクシス・コーナー関連で固めてあり、
John McLaughlin(g), Jack Bruce(b), Danny Thompson(b), Terry Cox(ds),Colin Pincott(g), Phil Seamen(ds), Red Reece(ds)(因みにダニーとテリーはあのペンタングルの二人です)
これらのメンバーが曲によって入れ替わりでバックを付けています。ジャック・ブルースが弾くのはアコースティック・ベース、ジョン・マクラフリンも得意のジャージーなバッキング(といっても後年のあのバキバキ・ギターは期待しないよーに)。英国ブルースに英国ジャズがミクスチュアされたサウンドは中々に刺激的。

面白かったのがマクラフリンとダッフィー二人でジャズっぽく演り歌う"God Bless The Child"、これを聴くとこのダッフィー・パワーのボーカルの力量もただならぬものあるのがよーく分かります。まるでマフラフリンのお株を奪うようなギターをダッフィーが自ら弾いて歌う弾き語りものも聴き応え充分。

60年代半ばの英国ブルースの素朴さと力強さと美味しいところが詰まっており、あの頃の英国ブルースに興味があれば先ずは絶対の一枚でしょう。


Side A
1 Rosie (Trad.arr.Power)
2 Leaving Blues (Huddie Leadbetter)
3 It's Funny (J.McLaughlin/Power)
4 God Bless The Child (Holiday)
5 Comin' Round No More (D.Power)
6 Give Me One (D.Power)
7 Mary Open The Door (D.Power)

Side B
1 Help Me (K.Williams)
2 Louisiana Blues (Morganfield)
3 Little Boy Blue (D.Power)
4 Exactly Like You (D.Fields/J.McHugh)
5 One Night (Bartholomew/King)
6 There You Go (D.Power)
7 Red White And Blue (D.Power)

ちなみに本盤は1971年、英国リリースとほぼ同時に東芝から日本盤が出ていました、邦題は原題の直訳ズバリの「革新」でした。当時どれだけ売れたのでしょうね。

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