
Mann Alone / Herbie Mann (Savoy) 1LP
久し振りに購入したマン先生、1957年のSavoy盤です。「マン・アローン」のタイトルからよもや無伴奏ソロ作? と、恐る恐る買ってみたらその通りでした(ジャケ裏をよーく見れば"Unaccompanied Flute"って書いてあったのですが......)。
1957年録音ということで、緊張感ビンビンのインプロの嵐となるはずは無く、和やかなフルートソロ、が、音色からフレーズまでもうマン先生そのものでファンには楽しめます。60年代以降の縦横無尽に吹きまくるマン先生を聴いた耳には正直ややもの足りないところもないではないのですが、まぁこれはこれで。もっと聴き馴染みのあるメロディが出てきたりするとより楽しめたのかなぁとか勝手な思いも。
入手盤はコーティングジャケットという嬉しい仕様、が、盤はレイトプレスでしょう。


Herbie Mann – Mann Alone (1957)
60年代に入ってAtlanticと契約してからレーベルの体質ともマッチしたのかその音楽に大衆性を加えて大きく羽ばたくのですが、何をやっても不思議とコーマーシャルないやらしさを感じさせない人です、私には。その意味で稀有なミュージシャンだなぁと。