Woody Harman 1969 - Jazz for a Sunday 1967

1,Heavy Exposure/Woody Harman (Cadet) 1LP 650円
戦前から活躍するビッグバンドリーダーにしてクラリネット奏者のウディ・ハーマン。なかなかに機を見るに敏な音楽家で60年代中盤くらいからはエレキ楽器を入れてロック/ソウルの要素を全面的に押し出した作風となります。そんなバンドに60年代の初めから在籍して頭角を現したのがこの後すぐにブラスロック・バンドのチェイスを結成するトランペッターのビル・チェイス、ですね。

ということで、そのビル・チェイスをフューチャーしたウディ・ハーマン・ビッグバンド69年のアルバムを見つけました。ギターにフィル・アップチャーチ、オルガンにダニー・ハザウェイ、ピアノにジョン・ヒックス、ベースにジーン・パーラ、ドラムスにエドワード・ソフというリズム・セクション、取り上げる曲もダニー・ハザウェイ、テンプス、ハービー・マン、アイズレイズ等々如何にもこのリズムセクションが演りそうな曲が並び、ハードヒットを得意とするビル・チェイスのトランペットもそこかしこで聴けます。ちなみに最後に入っている"Sex Machine"はJBのアノ曲ではなくスライが「Stand!」で演っていた曲です。
プレ・ブラス・ロック・バンドの趣もあるアルバムですね。

Side A
A1 Flying Easy
A2 I Can't Get Next To You
A3 Aquarius
A4 Memphis Underground
A5 High School Hero
A6 Lancaster Gate
Side B
B1 The Hut
B2 My Cherie Amour
B3 It's Your Thing
B4 Catch That Bird
B5 Sex Machine
Recorded at Ter Mar Studios Chicago September 2/3 1969.
Cadet Records, Chicago, Illinois 60616.




Woody Herman-Memphis Underground



Lancaster Gate



Woody Herman-The Hut



Woody Herman - My Cherie Amour 1969



Woody Herman - Catch That Bird 1969



ベースソロの後、エンディングで満を持して前に出てきて吹くのがビル・チェイスですね。
Woody Herman with Bill Chase, "Woodchopper's Ball"1969







2,Jazz for a Sunday Afternoon Vol.4/V.A. (Solid State) 1LP 450円
第1集と第2集をコチラで取り上げたN.Y.はマンハッタンのヴィレッジ・ヴァンガードで1967年に行われたジャム・セッションを収めたシリーズの第4集。
第1集と第2集はボス格がディジー・ガレスピーだったのですが、こちらではマーヴィン・スタムとジョー・ファレルがフロントに入って一気に若返っています。A面はそのジョー・ファレルの曲でそれぞれ力のこもった若々しいソロが続きます。エルヴィン・ジョーンズがここでもかっこよし。

Side A
1, 13 Avenue "B"
Side B
1, Stella By Starlight

Garnett Brown(tb)
Marvin Stamm(tp)
Joe Farrell(ts)
Chick Corea(p)
Richard Davis(ds)
Elvin Jones(ds)
Recorded Live on Sunday October 1, 1967 at The Village Vanguard.






13 Avenue B