Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Summer Sounds

2009年12月30日 | Psychedelic,Garage-Punk
1,UP/Down/The Summer Sounds (Radioactive) 1CD 1,280円
マサーチューセッツはダートマウス出身の5人組が1967年に出した唯一のアルバムをRadioactiveが2004年に復刻したCD。

アルバムを通して歌うは「ひと夏の感傷~concept album detailing the highs & lows of a summer vacation romance.」だそう。
でもって、演ってるのが付けも付けたりその名もザ・サマー・サウンズ。

オルガン主体のヘロヘロ・サウンドに妙にイジケ気味のボーカルとコーラスが重なりB級GSを想起させたり。"Summer Girl"なんてかまやつひろし氏のスパイダース時代の名曲と同名異曲があったりしますが曲調は180度向こう側。"Lonely Beach"と題された曲がありますがこの虚脱感がこのアルバムのハイライトでしょう。

スペンサー・ディヴィス・グループの"Gimme Some Lovin'"とゾンビーズの"I Love You"(そう、カーナビーツの"好きさ・好きさ・好きさ"です)のカバーあり。これをヘナヘナ・ペラペラのサウンドをバックにイジケ・ボーカルが歌うとそのメッセージは真逆を向いているかの如く。

Summwer of Love真っ只中の1967年、「夏だ!若さだ!青春だ!」とは対極のひと夏をおくったマサチューセッツの若者の独白。

何故か意外なほど中毒性あり、繰り返し聴いています。




コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 恋のマジック・カラー/Jefferson | トップ | Freddie Hubbard 1969 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (北沢オーストラリア)
2010-01-04 23:33:11
新年あけましておめでとうございます!こちらのエントリに失礼いたします。本年もよろしくお願いします。

これは意外といけますよね。翳りがあって、おっしゃるようにGSっぽい印象もあるので我々にはウケが良さそうですしね。クセになること請け合いですね~。
返信する
こちらこそ (Jahking@管理人)
2010-01-05 22:30:37
今年もよろしくお願いします。
そうなんです、買ったのは1ヶ月くらい前なのですが暮れの終わり頃から聴きだして年末から年越しで毎日のように聴いています。こんなペナペナな音楽なのですがなぜか多いにひかれてしまいました。
返信する

コメントを投稿