Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

オーディオの佇まい その3

2015年07月30日 | ジャケ買い盤
1,懐しのS盤アワー・ヒット・パレード集/V.A. (Victor) 1LP 100円
その1で日本グラモフォンの「P盤」を取り上げましたが、こちらは日本ビクターからの「S盤」。「S」が何を意味するかは書いてないのですが、1950年に登場した(恐らくラジオ番組が)とライナーにあります。「P盤」より3年先を行っていることとなりますね。「シングル盤」とか「スペシャル盤」とかかな、いずれにしても「P盤」と同じく洋楽のヒット曲の総称で「S盤アワー」はそのラジオ放送なのでしょう。

Side A
1,バンブル・ブギー/フレヂ・マーティン楽団
2,ストレンジ・センセイション/ジューン・バリ
3,ばらの刺青/ペリー・コモ
4,裏町のお転婆レディ/エームス・ブラザース
5,黄色いリボン/ラルフ・フラナガン楽団
6,ウシュカ・ダラ/アーサー・キット
7,オー・マイ・パパ/エディ・フィッシャー
8,帰らざる河/マリリン・モンロー
Side B
1,チェリー・ピンク・マンボ/ペレス・プラド
2,せ・シ・ボン/アーサー・キット
3,小さい靴作りの歌/ユーゴー・ウィンター・ハルター楽団
4,チャ・チャ・チャは素晴らしい/エンリケ・ホリン楽団
5,キッス・オブ・ファイヤー/ラルフ・フラナガン楽団
6,はだしのボレロ/ユーゴー・ウィンター・ハルター楽団
7,青いカナリア/ダイナ・ショア
8,ショ・ジョ・ジ/アーサー・キット



ということで最近仕入れた「オーディオの佇まい」ジャケットの3枚目。発売されたのは1960年前後でしょう。
今回にはぐっと庶民的なポータブル・プレーヤー。レコードを知らない世代の入門用としてでしょう、ここから50年以上の時を経て今またそれなりに売れているとか。


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4 コメント

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S盤アワー (t-izu)
2015-08-01 08:57:23
ウィキペディアに出てました。
S盤とは、ビクター音源によるSP盤洋楽レコードの略称とのこと。P盤はポリドール(日本グラモフォン)音源によるSP洋楽レコードの頭文字から。ついでにL盤は日本コロムビアが米コロムビア製作のSP盤を国内発売した規格番号がLで始まっていたからだそうです。それぞれ在京ラジオ局による洋楽番組があったようです。
因みに私は、S盤とはステレオの頭文字だと長年思いこんでいました(苦笑)。

ご紹介されているレコの曲目を見ていくと、アーサー・キット、ペリー・コモ、ペレス・プラードなどお馴染みの名前のなかにキューバのマエストロ、チャチャチャの王様エンリケ・ホリンの「チャチャチャは素晴らしい」が入っているのが個人的には目を引きます。資料によれば、この曲1955年に我が国でも大ヒットして翌年には雪村いづみがカヴァーしたとなっていますが、国内盤アナログをシングル、’10インチを含め見たことがなかったので「おっ」と思った次第です。
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S,P,L, (Jahking@管理人)
2015-08-01 09:55:15
ご教授ありがとうございます。
要は大手三社が自社所有洋楽音源にそれぞれ勝手な総称を付け、その名称によるラジオ番組まで制作してプロモーションをしていた、と、そういうことのようですね。

>チャチャチャの王様エンリケ・ホリンの「チャチャチャは素晴らしい」が...
こんな誰も振り向かないジャンク・レコードをブログに載せるほうもほうなのですが、その収録曲に反応して頂けるなんてもうまさに「冥利に尽きる」わけでして、感激いたしました、あらためてt-izuさんに御礼申し上げます。
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Unknown (t-izu)
2015-08-01 21:54:48
過分なお言葉にただただ赤面しております。
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明日への活力 (Jahking@管理人)
2015-08-01 22:07:44
何はともあれ、今後ともいろいろとツッコミのほどよろしくお願いします。
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