Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Dark & Eden's Children

2007年12月04日 | Psychedelic,Garage-Punk
1,Anonymous Days/Dark (Kissing Spell) 1CD 630円
72年発表の「Round The Edges」なる英国屈指のレアLPで有名なDarkのセカンド・スタジオ録音盤。とはいってもファーストから20年以上の時を経た96年の録音。
これがとても96年の録音とは思えぬ70'sハード・ロック。ただファーストに比べればサイケっぽさがなくなり、さすがにこなれているというか洗練された音になっています。ギターもかっこいいしプログレ風な曲展開で飽きさせない内容なのですが、いかんせんボーカルが弱いのがイマイチなバンドではあります。
因みにこのDark、Kissing Spellから上記2枚以外にライヴとジャム・セッションの2枚のCDが出ています。

DARK



2,Sure Looks Real/Eden's Children (ABC) 1LP 630円
ボストン出身3人組の69年発表のセカンド・アルバム。
バンド詳細はこちらご参照なんですが、このサイトのトップ・ページに面白い記事が。
60年代後半、西海岸のシスコ・サウンドに対抗して東海岸のボストン・サウンド( Bosstown Sound )なる一大キャンペーンを、MGMのAlan Lorberが所属のボストン出身バンドThe Ultimate Spinach, Beacon Street Union and Orpheusあたりを中心にして仕掛けた由。そう云われて思い出したのが、ビーコン・ストリート・ユニオンの当時日本グラモフォン盤。確かにボストン・サウンドの何とかってタイトルで出ていました。
果たしてこのBosstown Soundがどういった特徴を持っていたのか定かではありませんが(というかこのキャンペーンはムーブメントを起こすことなく失敗に終わってしまうわけですが)、このEden's Childrenもまぁその一派とみなされているらしいです。

いきなりファズ・ギターが鳴り響き、うぉ、ヘヴィー・サイケの王道かと思いきや、どうも全体のサウンドは軽い。聴き進めるとこのギタリストはジャズに憧れがあるようでノン・ディストーションのナチュラルな音でペラペラとそれっぽい刻みを入れてみたり、アコースティック・ギター中心の曲もあったりでなんとも一筋縄ではいかないバンドです。全体を覆う湿り気というか陰りが個性といえばそうかもしれません。

Eden's Children

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