
1,same/Heavy Jelly (DOL) 1LP 850円
1970年に制作されたジャッキー・ロマックス参加の企画バンドの一作で、ロマックスのAppleとの契約があった為結局はテストプレスに終わった作品。流出したテストプレスを使ったBootはアナログ時代から出ていて、私が初めて聴いたのは80年代半ば当時60年代の米英サイケのレア盤を次々と再発していたPsychoレーベルからのもので、ジャケットは今回入手盤とは違いロマックスのお顔を正面から撮った銀の刷り色を使ったものでした。
今回の入手盤は2019年にオフィシャルリリースされたLPで、さすがにかつて聴いていたPsyco盤との音質の違いはまざまざ。
参加メンバーは興味深く、ボーカルにピアノ、ギターにジャッキー・ロマックス、ドラムスにナッシュヴィル・ティーンズを経て後期アニマルズにいたバリー・ジェンキンス、ギターはショットガン・エクスプレスからエンズリー・ダンバー・リタリエイションのジョン・ムーシェッド、ベースもエンズリー・ダンバー・リタリエイションのアレックス・ドモコウスキー。これにゲストでバッドフィンガーのペート・ハムとトム・エヴァンスがハーモニーボーカルで、当時ストーンズ参加のテナーサックスのボビー・キーズとトランペットのジム・プライス、ドラムスにスプーキー・トゥースのマイク・ケリーが一部に参加しています。曲はすべてジャッキー・ロマックスの手になるもの。
基本英国らしい暗く重いブルースロックですが、ロマックスの資質とヘヴィな歌唱でそこはかとなく泥くさいスワンプ風味も感じられるというあの頃のブリティッシュロック好きなら楽しめる7となっています。
Side A
1. You Better Let Me Know
2. Born For Something
3. Too Complicated
4. Just Don’t Feel So Good
Side B
1. F-F-F-Females
2. Bio-Blues
3. If You’d Like Too
4. Take Me Down To The Water
HEAVY JELLY were
ALEX DMOCHOWSKI bass
BARRY JENKINS drums
JACKIE LOMAX vocals, guitar, piano
JOHN MORSHEAD lead guitar, vocals
with
PETE HAM & TOM EVANS harmony vocals on B-4
MIKE KELLIE drums on A-2 & B-2
BOBBY KEYS tenor sax on A-3
JIM PRICE trumpet, trombone on A-3
Take Me Down To The Water
Heavy Jelly (w/ Jackie Lomax) "You Better Let Me Know"
Just Don't Feel So Good
If You'd Like To
2,Home/Procol Harum (A&M) 1LP 550円
1970年の4作目。入手盤は米A&M盤。
あの”青い影"がそうであるようにゲイリー・ブルッカーと双頭キーボードを担っていたマシュー・フィッシャーが居てこそのハルムのサウンド、と思っていたところそのマシューが抜けてしまいハルムも変わったなと思わせた作品。ギターのジミ・ヘンドリクス・フォロワーのロビン・トロワーが随分と全面に出てきていて、1曲目にしてシングルカットもされたヘヴィーな"ウィスキー・トレイン"がその象徴。とは云え、そう簡単にゲイリー・ブルッカーが主導権を渡すわけもなく従来路線の曲ももちろんあって壮大な"Whaling Stories~捕鯨物語"は忘れられない曲。
今となっては本作と次作の「Broken Barricades」はロビン・トロワーのお陰もあって本流からはチト外れた裏名盤的な扱いとなっているような気がしますが、まぁ、これもハルムな訳でと、久し振りに聴いても特に本作はなかなかの作品と。
Side A
A1 Whisky Train
A2 The Dead Man's Dream
A3 Still There'll Be More
A4 Nothing That I Didn't Know
A5 About To Die
Side B
B1 Barnyard Story
B2 Piggy Pig Pig
B3 Whaling Stories
B4 Your Own Choice

PROCOL HARUM - Whiskey Train
Procol Harum:-'Whaling Stories'
Procol Harum:-'Barnyard Story'
1970年に制作されたジャッキー・ロマックス参加の企画バンドの一作で、ロマックスのAppleとの契約があった為結局はテストプレスに終わった作品。流出したテストプレスを使ったBootはアナログ時代から出ていて、私が初めて聴いたのは80年代半ば当時60年代の米英サイケのレア盤を次々と再発していたPsychoレーベルからのもので、ジャケットは今回入手盤とは違いロマックスのお顔を正面から撮った銀の刷り色を使ったものでした。
今回の入手盤は2019年にオフィシャルリリースされたLPで、さすがにかつて聴いていたPsyco盤との音質の違いはまざまざ。
参加メンバーは興味深く、ボーカルにピアノ、ギターにジャッキー・ロマックス、ドラムスにナッシュヴィル・ティーンズを経て後期アニマルズにいたバリー・ジェンキンス、ギターはショットガン・エクスプレスからエンズリー・ダンバー・リタリエイションのジョン・ムーシェッド、ベースもエンズリー・ダンバー・リタリエイションのアレックス・ドモコウスキー。これにゲストでバッドフィンガーのペート・ハムとトム・エヴァンスがハーモニーボーカルで、当時ストーンズ参加のテナーサックスのボビー・キーズとトランペットのジム・プライス、ドラムスにスプーキー・トゥースのマイク・ケリーが一部に参加しています。曲はすべてジャッキー・ロマックスの手になるもの。
基本英国らしい暗く重いブルースロックですが、ロマックスの資質とヘヴィな歌唱でそこはかとなく泥くさいスワンプ風味も感じられるというあの頃のブリティッシュロック好きなら楽しめる7となっています。
Side A
1. You Better Let Me Know
2. Born For Something
3. Too Complicated
4. Just Don’t Feel So Good
Side B
1. F-F-F-Females
2. Bio-Blues
3. If You’d Like Too
4. Take Me Down To The Water
HEAVY JELLY were
ALEX DMOCHOWSKI bass
BARRY JENKINS drums
JACKIE LOMAX vocals, guitar, piano
JOHN MORSHEAD lead guitar, vocals
with
PETE HAM & TOM EVANS harmony vocals on B-4
MIKE KELLIE drums on A-2 & B-2
BOBBY KEYS tenor sax on A-3
JIM PRICE trumpet, trombone on A-3
Take Me Down To The Water
Heavy Jelly (w/ Jackie Lomax) "You Better Let Me Know"
Just Don't Feel So Good
If You'd Like To
2,Home/Procol Harum (A&M) 1LP 550円
1970年の4作目。入手盤は米A&M盤。
あの”青い影"がそうであるようにゲイリー・ブルッカーと双頭キーボードを担っていたマシュー・フィッシャーが居てこそのハルムのサウンド、と思っていたところそのマシューが抜けてしまいハルムも変わったなと思わせた作品。ギターのジミ・ヘンドリクス・フォロワーのロビン・トロワーが随分と全面に出てきていて、1曲目にしてシングルカットもされたヘヴィーな"ウィスキー・トレイン"がその象徴。とは云え、そう簡単にゲイリー・ブルッカーが主導権を渡すわけもなく従来路線の曲ももちろんあって壮大な"Whaling Stories~捕鯨物語"は忘れられない曲。
今となっては本作と次作の「Broken Barricades」はロビン・トロワーのお陰もあって本流からはチト外れた裏名盤的な扱いとなっているような気がしますが、まぁ、これもハルムな訳でと、久し振りに聴いても特に本作はなかなかの作品と。
Side A
A1 Whisky Train
A2 The Dead Man's Dream
A3 Still There'll Be More
A4 Nothing That I Didn't Know
A5 About To Die
Side B
B1 Barnyard Story
B2 Piggy Pig Pig
B3 Whaling Stories
B4 Your Own Choice

PROCOL HARUM - Whiskey Train
Procol Harum:-'Whaling Stories'
Procol Harum:-'Barnyard Story'
しかしあのジャッキー・ロマックスがリタリエーションの連中とやっていたとは知りませんでした。さらにエリック・クラプトンが参加した彼のアップルからのアルバムからの絡みと思われるデラボニのブラスの参加も興味深いです。特にトランペットのジム・プライスなんてまさかの参加です。
私が気に入っている曲は上にも貼った"Take Me Down To The Water"、バリー・ジェンキンスの実に彼らしいスネアさばきやリタリエイションで聴けたまんまのリードギターが聴けたり、もうニンマリしまくり、です。
昔Psycho盤で聴いた時には正直なところまるでピンとこなかったのですが、今聴くともうビンビンです(笑)