ヴァン・マッコイ、初めてその名を意識したのはやっぱり"ハッスル"でしょうか。その後、"5-10-15-20-25-30イヤーズ・オブ・ラブ"のプレジデンツ~アナコスティア、フェイス・ホープ&チャリティ等々のプロデュース~アレンジをしていたのを知ったのかな。
その"ハッスル"以降の活躍についてはご承知の通りなのですが、先日66年のデビューアルバム「Night Time Is Lonely Time」と遭遇、こんなのがあったとはつゆ知らず、安かったこともあって買ってみた次第。が、ジャケ裏にミッチ・ミラーとのツーショット写真が載っていて、プロデュースもミッチ氏、嫌な予感も。
いざ聴けば予想は当たって所謂ソウルミュージック風味はまったくなく、ポピュラー・ボーカル・アルバムの趣。ほぼ全曲ミディアムスローでストリングスに覆われたムーディーなバックにヴァン氏が優しく朗々と歌い込むというポピュラーアルバム。自作曲もあるもののシンガー、ヴァン・マッコイんい焦点を当てた作り。
ということで、ソウルマンとしてのヴァン・マッコイを期待すると100%コケます。ムーディーなボーカル・アルバムとして聴けば悪くはないのかもしれませんが。
Night Time Is A Lonely Time
ご紹介のColumbia盤もそうした流れでCD化されたのでしょうね。
因みにマッコイの作曲家仕事としてのマイ・フェイヴァリットは、バーバラ・ルイスの「Baby, I'm Yours」です。
>そうした流れでCD化された
いやはや、つゆ知らず、恥じるばかりです。
バーバラ・ルイスの代表曲、これもヴァンさんでしたか! 色々ご教授有難うございます。