Blues,R&B,Jazzの大御所二人のLPを。
1,Ray's Moods/Ray Charles(ABC Pramount) 1LP 300円
レイ・チャールズ66年の発表のアルバム。この時代のレイ翁はブルース、R&BからC&W、ポピュラー・バラードまでそのレパトリーは多彩になった時期。タイトル、ジャケットからムード・ミュージックっぽいのを想像しましたが、決してそんなことはなくここでもレイレッツを従えたR&Bからストリングス入りに綺麗なバラードまで色々と。しかし、やっぱり流石にどんなスタイルの曲を歌っても聴かせてくれますね。
レイ・チャールズを知ったのはやっぱり"What'd I Say"だとは思うのですが、興味を持ったのはエリック・バードンが最愛のシンガーの一人としてその名を上げていたから。よってかつてはアニマルズがカバーしていた曲を必死になって探して聴いたものです。
レイ・チャールズの渋い映像をこちらでご堪能ください。
2,Ain't Nobody's Business/Jimmy Witherspoon(Crown) 1LP 300円
77年に日本ビクターが出した1,500円盤シリーズの一枚です。そのタイトル曲を聴きたくて当時買ったものの想像以上にジャズっぽさがあって殆ど聴かないままどっかに行ってしまったLP。元々この人はロイ・ブラウンとかワイノリー・ハリスとかのジャンプ・ブルース系シンガーをジャズっぽくした人なわけですが、ご承知の通り後年はジャズからR&B、ポピュラー・バラードまでを歌うバーサタイルなシンガーとして認識されているようです(エリック・バードンとの共演盤なんてのもありましたね)。
48年~50年のスタジオ録音4曲にライヴ録音6曲を収録した本アルバムでのウィザースプーンはジャズ系の唱法を取り入れながらももう完璧なブルース・シンガー。ジーン・ノーマンがJATPに対抗してウエストコーストで行っていたコンサート、ジャスト・ジャズ・コンサートでのライヴ録音の熱さはたまりませぬ。
Jimmie Haskell の怪作、California '99 の、
さらに、何故かの Jimmy Witherspoon の
The Night They Drove Old Dixie Down を思い出してしまいました。
はい、持ってます、今や段ボールの奥底深くですが。
変形の地図ジャケでしたね。
しかし、これにウィザースプーンが入っていて、"The Night They Drove Old Dixie Down "を歌っているとはまったく記憶にありませんでした。ジョー・ウォルシュとかメリー・クレイトンとか入っていたのはおぼえていますが、肝心の音楽内容まではまったく記憶にありません。今度掘り出さねば。
このアルバム、71年頃のリリースだと思いますが、上記で書いたエリック。バードンとの共演盤もそのちょっと後。この頃のウィザースプーンは積極的にロック・サークルに関わっていたのですね。
ジミー・ハスケルと聞いて、とっさにグラスルーツとかS&Gとかを想起しましたが、下記を見たらあるはあるはのびっくりするほどの大活躍。正直驚きました。
http://music.barnesandnoble.com/search/results.asp?CTR=133024&z=y