Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Neil's Space Rangers 1974

2017年07月19日 | 60's,70's Rock
1,Space Rangers/Neil Merryweather (Mercury) 1LP 1,890円
アメリカン・ブルース・ロックの権化、私の大好きなニール・メリーウェザー。リン・キャリー嬢とのママ・ライオン2作、自身のヘヴィ・クルーザー2作に続く個人名義による1974年盤。

タイトル/ジャケットから伺える通り狙ったのはスペース・ロック。ファンク風リズムに乗ってシンセ/メロトロンがビンビンに響き渡り、弾き捲りギターが飛び交うプログレ的な展開までもみせるそれまでにはないサウンド。かつて取り上げた1975年の次作「Kryptonite」がこのスタイルの最終形。先の記事にも書きましたが、如何にプログレ的展開なスペースロックを演っても自身が弾くベースをはじめ出自のブルースロック気質はそこかしこに出てきてしまうわけで、そこがこの人の愛おしいところなのです。

Side A
A1 Hollywood Blvd.
A2 Step In The Right Direction
A3 Eight Miles High
A4 King Of Mars
A5 Neon Man
Side B
B1 Sunshine Superman
B2 Road To Hades
B3 High Altitude Hide N' Seek
B4 Escape
B5 Sole Survivor


neil


Neil Merryweather - Hollywood Blvd



Neil Merryweather - Eight Miles High



Neil Merryweather - Space Rangers (1974) [Full Album] US Space Rock [Gta V Easter Egg]

コメント (11)    この記事についてブログを書く
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11 コメント

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Unknown (uni)
2017-07-19 09:13:59
この人リズムが大きくて良いですよね。
何たってドラムの音がいいね。
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Re:Unknown (jahking)
2017-07-19 10:01:29
リズムが大きい……なんとなくわかります。
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Neil Merryweather (lts)
2017-07-19 20:58:44
こんばんは、jahさん。

Neil Merryweather、大好きなんですよ。奥様のママライオンの Lynn Carey嬢も。USブルースロックでは(…と言っても、確か Neil はカナダ出身だったけ?)避けて通れぬ男。彼の作品はどれも名盤だと思いますけど、青っぽいジャケの3rd?のみ未入手。Discogs で調べれば安く出ているので買いたいところですが、やっぱり送料が…。

弊ブログで入手して騒いでる代物は、貴ブログにて大抵すでに紹介されてます。頭が上がりませぬ(笑)。
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Re:Neil Merryweather (Jahking@管理人)
2017-07-20 08:05:15
60年代後半から70年代中期頃までブルース・ハード・ロックを作って歌わせたらこの人に敵うアメリカン/カナディアンはいませんでしょ。ホントにそう思っています。私も大好きな人です。

青っぽいジャケのKent盤、ジャケットが印刷の関係かこすれやすくてなかなかコンデションの良い盤が見付かりませんね、今となっては。Discogs観たら確かに安いですね、こちらだと今はそこそこするのに。

メリーウェザー関係盤、かつてはどれも3ケタで買えたのですが、今はどれもそこそこするようになってしまいましたね、ママ・ライオン人気がキッカケのような気がしますがどうなのでしょう。

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ですね (lts)
2017-07-20 20:30:31
jahさん、こんばんは。

以前はママライオンの帯付とか持ってたんですが、その良さに気付く前に売ってしまいました(大後悔)。

>60年代後半から70年代中期頃までブルース・ハード・ロックを・・・

全く同感です。どれを聴いても、ある意味金太郎飴状態のハイレベルな作品ばかりですし。私も彼に気付くのが遅かった方です(以前は2枚組の mouth しか持ってなかったので)。そうですか、3桁で...。ママライオンもあのジャケじゃなかったら、無視され続けていたと思います。ちなみに、弊ブログで紹介したLynn 嬢の C.K. Strong も素晴らしいですよ(でも貴ブログですでに紹介済みのような気が…)。それではまた。
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Re:やっぱり (Jahking@管理人)
2017-07-20 20:57:01
思えば、私も最初に買ったメリーウェザーは「World of Mouth」でしたね。70年代の終わりころ、これまた数寄屋橋のハンターでした。東芝盤ではなくCapitol盤でした。次がKent盤だったかな。等々当時結構集めたのですが、CDの時代になってすべて処分、10年くらい前からまた買い直してるというテイタラクです。

C.K.Strongは再発LPを取り上げています。
http://blog.goo.ne.jp/jahking/e/a035d30a1cdfda5751da03efbb50805c

そういえば、私、昔からメリーウェザーというとお同じころに活動していたMcKenna Mendelson Mainlineを思い出します。同じカナダ出身のブルースロック(といってもスタイルは違いますが)バンドで、そのその昔に銀座のヤマハで一枚目のUA盤聴いて一発で気に入ったのを思い出します。

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McKenna Mendelson Mainline (lts)
2017-07-20 22:27:48
jahさん、こんばんは。

C.K. Strong の記事(2013年?)を貴ブログにて発見して、あぁやっぱりと(笑)。70年代にもう気付かれていたとは(絶句)。Mouth は御多分に漏れず、状態の悪いCapitol 盤を聴いて感動&大名盤。そして数年前には赤盤を発掘しました(もちろん帯はないですが)。

ちなみに、McKenna Mendelson Mainline の2nd は弊ブログで報告したんですが、やはり1st が欲しい!しかし、これが見つからない…。Discogs で見ると、状態ピンピンのカナダ盤で100ドルくらい。ユニオンで3000円くらいで見つからないかな?(笑)
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Re:McKenna Mendelson Mainline (Jahking@管理人)
2017-07-21 09:07:33
やはり、お聴きでしたか。さすがですね。
最初の2枚以外は見たことも無くて「いつか」と思っています。
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Neil Merryweather (Granvenites)
2017-07-22 13:27:21
1960年代初期からシカゴのブルーズ・シーンにいた白人の青年達の1人にニール・メリーウェザーがおり、彼等の1964年頃のレコードにもフューチャーされていますが、やはり自分のバンドを持ってから、ブルーズをあまり引き摺らずに自分のオリジナリティを伸ばしていったのが、自分のバンドのメリーウェザーでした。あの2枚組もそうですけど、その前に出たファースト・アルバムもそのブルーズとオリジナルの中間にいるような内容でした。The World Of Mouthについていたのがこのファースト・アルバムのジャケットの写真でした。ママ・ライオンもそうですが、彼等のポスターを集めるのが大変で、悩ましいです。

出すアルバムはどれも中身の濃い、駄作のないものばかりで、彼の作品を聴いていると何か自分がそれなりのステイタスを持った聞き手に思えてきます。
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Mama Lion &Neil Merryweather (Granvenites)
2017-07-22 13:38:17
eBayを見ていると、彼の作品はみんないい値がついています。Mama Lionのアルバム乳飲み子写真の別のテイクを使ったシングル盤まで出ています。テーマは同じでも全然違うタイプの写真になっています。ただこれだけのために一万円以上は出せないですけどね。

http://www.ebay.com/itm/1971-MAMA-LION-LYNN-CAREY-NEIL-MERRYWEATHER-TEST-PRESSING-7-NUDE-CARRIE-NATIONS-/372015961001?hash=item569de113a9:g:l-cAAOSwCkZZV-2O
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