Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Mike Finnigan (1978)

2020年03月03日 | 60's,70's Rock
1,Black & White/Mike Finnigan (Columbia) 1LP 550円
我々の世代でマイク・フィニガンと云ったら先ずはジェリー・ウェクスラーのプロデュースによる1976年のWB盤「Mike Finnigan」でしょうか、マッスルショールズの連中を中心にエイモス・ギャレットが参加したフィニガンのソウルフルな歌声も光る南部の香りが漂う一枚でした。

が、最初にその名を知ったのはジミの「Electric Ladyland」ですね、死ぬほど聴いたそのアルバムのC面トップの"Rainy Day, Dream Away"とD面トップの"Still Raining, Still Dreaming"、この2曲(というか、このセッション)でのクールなハモンドプレイで完全にその名はインプットされました。次にその名にお目に掛ったのが先に書いた76年のファーストソロアルバム、いや、最初は驚きました、ジミとの共演イメージを引きずっていましたから。後で気が付くことになるのですが、その間にはギタリストのジェリー・ハーンが率いたBrotherhood(1970)に参加したり、74年からはディヴ・メイソンのバンドに参加していて来日までしています。

ということで、今回入手したのはそのマイク・フィニガンが1978年にColumbiaからリリースしたセカンドアルバムです。テンガロンハットをかぶったファーストアルバムから2年、一気にドレッシーにジェントルに。
ディヴ・メイソンのバンドで一緒だったベースのジェラルド・ジョンソン、ドラムスのリック・ジェイガー、ギターのジム・クリューガー、そしてジェフ・ポカロ、後にフィニガン、ジム・クリューガーと共にThe DFK Bandを結成するレス・デューデック、1曲だけですがディヴ・メイソンも参加。サウンドはジャケットでのジェントルなお姿通りの都会的なAOR、これでボーカルが弱いと埋もれてしまいそうですが、このフィニガンの熱いソウルフルな歌唱はなかなかのもので、ソウル・サヴァイヴァーズの1967年の"Expressway To Your Heart"とか嬉しいカバーもあります。ボズやビル・チャンプルを引き合いに出すレヴューを多く見ましたが、なるほど、確かに、です。

Side A
1 Just One Minute More
2 How Wrong Can You Be
3 The Words
4 Can't Keep A Secret
5 I Could Never Leave You
Side B
1 Sailfish
2 Expressway To Your Heart
3 Love Might Keep Us Forever
4 Let Me Love You
5 Hideaway From Love


Mike Finnigan - Can't Keep A Secret (1978)



Mike Finnigan - Love Might Keep Us Forever (1978)

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