Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Spivey Records and more.

2011年03月10日 | Blues,R&B,Gospel
1,I'm Gonna Sit Right Down/Big Joe Turner (Spivey) 1LP 800円
1961年にクラシック・ブルース・シンガーのヴィクトリア・スパイヴィ(スピヴィ)と彼女を信奉する白人青年が設立したのがこのSpivey Records。ヴィクトリアが亡くなった今もその意は継がれてこのレーベルは存続しています。
このレーベルで一番知られたアルバムはかつてこちらで取り上げた公式デヴュー以前のボブ・ディランが聴けるアルバム「Three Kings and The Queen」でしょう。

といったSpivey Recordsで1978年に制作されたのが本盤。戦前から活動している超大物ジャンプ・ブルース・シンガーを若手白人バンドがバックを付け、ゲストでピアニストのロイド・グレンと女性シンガー、ブレンダ・ベルが入るというもの。
モダンな演奏にもマイペースでリラックスして歌いこんでいくジョー・ターナー、実に楽しそう。ピアノのロイド・グレンがいいバッキングを付けていきます。

70年代から80年代に掛けてのジョー・ターナーというとノーマン・グランツが設立したジャズ・レーベルPabloに結構な量の録音を残していた時期。それらはいずれもベテランのジャズメンに囲まれてのものなので、本Spivey盤はちょっとした息抜きで吹き込んだもののようにも聴こえます。

Joe

Big Joe Turner - Live at the Apollo - "If you remember"







2,1926-1937/Victoria Spivey (Blues Document) 1LP 600円
で こちらがそのヴィクトリア・スパイヴィー自身のデビュー時からの戦前録音を16曲集めたもの。1906年にテキサスはヒューストンで生まれたというからこの時は20歳そこそこ。に しては可愛いさの中にも堂々の歌いっぷり、もう既に姉御さんの趣も。

Victria

Victoria Spivey & Louis Armstrong-1929-How do They Do It That Way?


Victoria Spivey - Any Kind A Man (1934)







3,Woopin'/Sonny Terry (Alligator-Snet) 1LP 100円
ソニー・テリーのブルースをジョニー・ウィンターがプロデュースした84年盤。どんなものが出来上がるのだろう? と不安がよぎったのですが、さすがにブルースを良く知るウィンター。でしゃばらずしかししっかりサポート。さすがでした。

Sonny






4,Rare Recordings/Professor Longhair (King Biscuit) 1LP 300円
73年のスイス、75年のドイツでのライヴ録音に51年のフェデラルと56年のエブというN.O.録音を1曲づつ入れたオランダのコレクター・レーベルから出たLP。
スイス録音は弾き語りですが、ドイツ録音はハープ、ギターを含むバンド録音でちょっと面白い編成。

Longhair

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3 コメント

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そちら (uni)
2011-03-14 07:49:01
地震は大丈夫でしたか?
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Unknown (しみへん)
2011-03-14 08:20:35
そちらの方は地震は大丈夫ですか。
震災の映像を見るたびに、心が痛みます。
今何も出来ない自分をもどかしく思います。
何か自分に出来る事を探してみます。
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Unknown (Jahking@管理人)
2011-03-14 19:18:59
こちらは拙部屋のレコード、CD、本が日頃の整理整頓の悪さから崩れ落ちる程度で済みました。計画停電/節電でPC開くのもままならず。まだまだ余震も予断を許さず、どうぞ皆様お気をつけください。

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