Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Houston Ghetto Blues

2012年12月19日 | Blues,R&B,Gospel
1,Chicken Stuff:Houston Ghetto Blues/V.A. (Flyright) 1LP 600円
70年代初めのブルースを聴きだした頃に手に入れて転げまわってぶっ飛んだLPがこれ。
ホップ・ウィルソンの身も凍る"Merry Christmas Darling"でスタート、B面2曲目で聴けるまだ知名度皆無の頃のアルバート・コリンズの悶絶ギター、ルイジアナの香りも漂う実にダウンホームな弾き語りを聴かせるジューク・ボーイ・ボナー。ホップ・ウィルソンのアルバート・コリンズもこのLPで初めて聴いたはず、いやもう、本当に良く聴いたアルバムです。久し振りにレコ屋で遭遇、安価だったこともあってつい手が出てしまいました。

ホップ・ウィルソンの6曲は60~61年Ivoryに残したもの。ビッグ・ウォルターはあのビッグ・ウォルター・ホートンではなくウォルター・プライスの名で知られるテキサスのシンガー/ピアニストでこの2曲は65年にどこぞのクラヴで録られたプライベート・ライヴ録音。ジューク・ボーイ・ボナーはジミー・リードとかスリム・ハーポに似たハープも吹くテキサス出身のシンガー/ギタリスト、ここでの4曲は65年と67年にテキサスのクラヴで録られたというライヴ録音。

1,Merry Christmas Darling/Hop Wilson
2,My Woman Has A Black Cat Bone
3,I Met A Strange Woman
4,I'm A Stranger
5,A Good Woman Is Hard To Find
6,Be Careful With The Blues

Side B
1,Nothing But The Blues/Big Walter
2,My Tears
3,I'm Going Up, I'm Going Down/Juke Boy Bonner
4,I Love You So
5,Lonesome House Blues
6,Slim's Blues

Hop Wilson - Merry Christmas Darling (take 1)


Hop Wilson & his Chickens - Chicken Stuff


"My Tears" Big Walter (Price) & Albert Collins


Running Shoes (Down In The Bottom) Juke Boy Bonner





2,Steel Guitar Flash!/Hop Wilson & his Buddies (Ace) 1LP 300円
で こちらは上記盤と同時に買った英Aceが編んだホップ・ウィルソンの単独盤。同じ写真を使ったほぼ同内容のP-Vine盤もありましたね。本盤は17曲入りのLPですがCDは29曲入りで出ていました。
1958年から1962年にかけてIvory,Goldband,等に吹き込んだ音源を集めたもの。
Side A
1,My Woman Has a Black Cat Bone
2,Feel So Glad
3,I'm a Stranger
4,Be Careful With the Blues
5,I Ain't Got No Woman
6,My Woman Done Quit Me
7,Merry Christmas Darling
8,Dance to It (Chicken Stuff #2)

Side B
1,Rockin' in the Coconut Top
2,Fuss Too Much
3,Why Do You Twist
4,Good Woman Is Hard to Find
5,I Need Your Love to Keep Me Warm
6,You Don't Move Me Anymore
7,I Done Got Over
8,You Don't Love Me No More
9,I Met a Strange Woman

Hop


Poppa Hop And His Orchestra - My woman has a black cat bone


Hop Wilson-My Woman Done Quit Me


Hop Wilson rockin in the coconut top

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2 コメント

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Unknown (しみへん)
2012-12-19 21:05:26
ホップ・ウィルソンのP-Vine盤のレコード、初めて聴いた時にその凍てつくような空気にブッ飛びました。ライトニンすらコマーシャルな音に感じられました。しかしそのレコード、知り合いのJAZZの大先輩に「これ聴いてみてください」が、どうも「これどうぞ」に思われているようで10数年経っても返してもらえません。今更返してくれとも言えません。返して欲しいんだけど・・・。これを読んでまた思い出しました。
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ありがちな (jahking@管理人)
2012-12-19 23:20:27
ことですね。貸したつもりが帰ってこない、ナニゲにあげてしまったものの大いに後悔しているとか。
ホップ ウィルソン、録音はこの時期だけですが亡くなる75年までは地元ヒューストンでぽつぽつとライヴ活動していたといいます。レコーディングでなにもいいことが無かったのか、残念です。これほどのブルーボイスと緊張感溢れるスティールなんてそうないのに。
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