Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Kursaal Flyers 1976

2016年06月15日 | 60's,70's Rock
1,Double or Quits/The Kursaal Flyers (Rev-Ola) 1CD 514円
エセックス州サウスエンドを地元とするパブロック・バンドの雄。「Double or Quits」なるアルバム・タイトルが付いていますが、その中身はRev-Olaが組んだ、UKレコーズからCBSに移籍した76年の3枚目「Golden Mile」、4枚目にして最後になるライヴ・アルバム「Five Live Kursaals!」の2in1CDです。

パブロックっていうと一般的には、ウィルコ・ジョンソンがいたころのリー・ブリローのドクターフィールグッドとかこのカーサルにいたグリーム・ダグラスが参加したエディー&ザ・ホット・ロッズとかダックス・デラックスなどのR&R系と、ブリンズレイ、チリ・ウィリ、このカーサル等のアメリカン・ルーツ音楽に範をとった系が当てはまるようですね。私はと云えばパブロックなる言葉と共に最初に触れたのがブリンズレイだったの(グリージー・トラッカース・パーティのライヴ)で、パブロックの言葉から連想する音楽は上述の後者になります。
とか、能書きを垂れたところで、実のところあの時代にパブで演ってればパブロックなわけでまぁ飽くまで便宜上ということですね。

で カーサルズ、UKに残した2枚はまさにアメリカンルーツ音楽のごった煮、カントリー、ウエスターン・スィング、ストリングス・バンド、ロックンロールにR&B、ジャンプ、果てはレゲエまで。今回入手したCD所収のCBSに移籍したのちの3枚目「Golden Mile」はその音楽性は継承しつつもよりポップに寄った感じ(バックアレンジが豪華でプロダクションされ過ぎの感もなくは無いのですが)、4枚目のライヴ盤「Five Live Kursaals」はそのタイトルをヤードバーズからいただいたことからも想像できるようにいきなりフィールグッドばりのギターでスタート、とはいえ、スティール・ギターも入ってのらしい曲も満載、ブリンズレイ&ニック・ロウを彷彿とさせるスタジオ盤にも入っている"The Sky's Falling in Our Love"や"Little Does She Know"も耳を惹くし、最後の"On My Mind" "Anna (Go To Him) " "Friday On My Mind"ロックンロール・メドレーで夢心地、そんなライヴ盤。

思えば、最初に買ったカーサルズのアルバムは日本のポリドールからリアルタイムで出ていた1枚目「チョクス・アウェイ」。あれは76年頃だったか。久し振りに聴いてもやはり心洗われるロックンロール、ブリンズレイ、チリ・ウィリと並んで本当に愛すべきバンドです。

「Golden Mile」
1. Little Does She Know
2. One Arm Bandit
3. Drinking Socially
4. Two Left Feet
5. Modern Lovers
6. Street Of The Music
7. Radio Romance
8. When The Band's On The Stand
9. Detroit Tin
10. Third Finger Left Hand
11. Ready To Go
「FIVE LIVE KURSAALS」
12. Original Model
13. Yellow Sox
14. Pocket Money
15. Crusin' For Love
16. The Sky's Falling In On Our Love
17. Little Does She Know
18. Street Of The Music
19. TV Dinners
20. Speedway
21. Revolver
22. On My Mind
23. Anna (Go To Him)
24. Friday On My Mind

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Kursaal Flyers - Cross Country (live)



Kursaal Flyers - Pocket Money (live)

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2 コメント

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Unknown (しみへん)
2016-06-16 08:04:49
ブリンズレイにしろ、チリウィリにしろ、唯一のアルバムが「Greatest Hits Volume Three」のbronx cheerにしろ、この手のpub rockバンドは洒落が効いています。
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Pub Rock (Jahking@管理人)
2016-06-16 08:33:17
気負いがないというか、功名心が無いというか、自由奔放というか、余裕しゃくしゃくというか、やりたいことを演ってるだけというか........とか勝手にイメージしてしまいます。
洒落が効いているというのも確かにキーワードですね。
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