
1,Our Kind of SABA/V.A. (MPS) 1CD 840円
このCDを中古屋さんで見つけたときは一瞬胸が高鳴りました。あの「Our Kind of SABI」がCD化されていたのかと。よーくみれば「さび」じゃなくて「さば」でした。それほどこの「Our Kind of SABI」は大好きでウン10年前に入手(西新宿のOZAWAです、今でもクッキリ覚えています)以来、何度聴いたことか。でもこれ大きなキズを付けてしまってブチノイズが延々続くことになって久しかったりしております。ということもあってCDで聴けたならば....と長らく思っている一枚。
で この「さび」ですが、フランス出身のオルガン奏者エディ・ルイス(Eddie Louiss)が1970年に大阪万博に合わせて行われたジャズ・フェスティバル(このライヴ盤も出ていたと記憶)出演のためにヨーロピアン・オールスターズの一員として来日した際の日本録音(日本コロンビア)盤。
メンバーは同時に来日したジョン・サーマン(bs/ss)、ニールス・オルステッド・ペデルセン(b)、ダニエル・ユメール(ds)という豪華メンツ。オルガン主体のジャズというとファンキー/ファンク系の所謂ソウル・ジャズを思い浮かべますが、このエディのオルガンはファンクのファの字も無いクールなもので、これに咆哮するジョン・サーマンと屈強のリズム隊がついて他に比較するものが見当たらないヨーロッパ・ジャズの逸品に仕上がっています。
ということで今回入手のこのCDはその「さび」とMPSの前身レーベルである「SABA」を引っ掛けてタイトルにしたSABA/MPSに残された音源をクラブ的な解釈で集めたもの。
お目当てのエディ・ルイスは「さび」の中でも一番短い4分強の曲でジョン・サーマンもニールス・オルステッド・ペデルセンも入っていないダニエル・ユメールとのデュオ曲で少々ガッカリ。
嗚呼、やっぱり「さび」をいい音で聴きたいという渇望は増すばかり、でした。
1. サレー(ジョルジュ・グルンツ)
2. スウィート・ラメント(ウィリ・ヨハンス)
3. マイ・フレンド・ザ・ヨギ(ヨアヒム・キューン)
4. イリアー・イリアー(トニー・スコット)
5. アブドゥル・マレク(エンブリョ)
6. ワイルド・チック(リズム・コンビネーション&ブラス)
7. エンサディナード(ファッツ・サディ)
8. 山中節(白木秀雄+スリー琴ガールズ)
9. ラヴ・イン・サマー(ウォルフガング・ダウナー)
10. ファイヴ・アンド・ナイン(リモーナ・フランシス)
11. アウト・オブ・ザ・ソーサラリー(エディ・ルイス)
12. バンブー・ファンク(クリス・ヒンゼ・コンビネーション)
13. ヤナ・アミナー(ジョージ・デューク)
オリジナルの日本コロンビア盤はこのCDと同様「さび」と大書きされているものでしたが、私が持っているのはドイツMPS盤でこんなつまらないジャケットです。
このCDを中古屋さんで見つけたときは一瞬胸が高鳴りました。あの「Our Kind of SABI」がCD化されていたのかと。よーくみれば「さび」じゃなくて「さば」でした。それほどこの「Our Kind of SABI」は大好きでウン10年前に入手(西新宿のOZAWAです、今でもクッキリ覚えています)以来、何度聴いたことか。でもこれ大きなキズを付けてしまってブチノイズが延々続くことになって久しかったりしております。ということもあってCDで聴けたならば....と長らく思っている一枚。
で この「さび」ですが、フランス出身のオルガン奏者エディ・ルイス(Eddie Louiss)が1970年に大阪万博に合わせて行われたジャズ・フェスティバル(このライヴ盤も出ていたと記憶)出演のためにヨーロピアン・オールスターズの一員として来日した際の日本録音(日本コロンビア)盤。
メンバーは同時に来日したジョン・サーマン(bs/ss)、ニールス・オルステッド・ペデルセン(b)、ダニエル・ユメール(ds)という豪華メンツ。オルガン主体のジャズというとファンキー/ファンク系の所謂ソウル・ジャズを思い浮かべますが、このエディのオルガンはファンクのファの字も無いクールなもので、これに咆哮するジョン・サーマンと屈強のリズム隊がついて他に比較するものが見当たらないヨーロッパ・ジャズの逸品に仕上がっています。
ということで今回入手のこのCDはその「さび」とMPSの前身レーベルである「SABA」を引っ掛けてタイトルにしたSABA/MPSに残された音源をクラブ的な解釈で集めたもの。
お目当てのエディ・ルイスは「さび」の中でも一番短い4分強の曲でジョン・サーマンもニールス・オルステッド・ペデルセンも入っていないダニエル・ユメールとのデュオ曲で少々ガッカリ。
嗚呼、やっぱり「さび」をいい音で聴きたいという渇望は増すばかり、でした。
1. サレー(ジョルジュ・グルンツ)
2. スウィート・ラメント(ウィリ・ヨハンス)
3. マイ・フレンド・ザ・ヨギ(ヨアヒム・キューン)
4. イリアー・イリアー(トニー・スコット)
5. アブドゥル・マレク(エンブリョ)
6. ワイルド・チック(リズム・コンビネーション&ブラス)
7. エンサディナード(ファッツ・サディ)
8. 山中節(白木秀雄+スリー琴ガールズ)
9. ラヴ・イン・サマー(ウォルフガング・ダウナー)
10. ファイヴ・アンド・ナイン(リモーナ・フランシス)
11. アウト・オブ・ザ・ソーサラリー(エディ・ルイス)
12. バンブー・ファンク(クリス・ヒンゼ・コンビネーション)
13. ヤナ・アミナー(ジョージ・デューク)
オリジナルの日本コロンビア盤はこのCDと同様「さび」と大書きされているものでしたが、私が持っているのはドイツMPS盤でこんなつまらないジャケットです。

万博のジャズフェスティバルではニューポートのジョージ・ウェィンの筋でアメリカから大掛かりなオールスターズが来る予定が、規模か予算が縮小されこのようなヨーロッパから異色の顔ぶれが来て、今から考えるといい結果になりました。ニューポート・イン・ジャパンなんていう企画も別にあったしね。ちなみにあとClarke-Boland Big BandのFrancy Bolandも万博に来ました。
知っている限りで、1970年とその前後の頃で覚えている分で、それなりのいい顔ぶれでの日本でのスタジオそしてライブ録音をあげておきます。
Art Blakey Jazz Messengers
白人女性のJoan Brakeenをピアノに入れた異色組み合わせ
Roy Ayers / Herbie Mann Presents:
これはすごい組み合わせ:Barney Kessell, Jim Hall, Sonny SharlockにHerbie Mannのクインテットのリズム・セクション。ただしMannは演奏はしていない。二枚のアルバムがあります。
Guitars
Kenny Burrell, Jim Hall, Attila Zolla
Steve Mercus & Jiro Inagaki
Sergio Mendes & Brazil '66:
Live At Banpak Hall
B.B. King:
Live In Japan
これらは一部ですが、いずれは1972年頃までのLive / Recorded In Japanの特集を雑誌で組んでもらいたいです。
このしばらく後に日本でも出たジョン・サーマンの「The Trio」をジャズ喫茶で聴いてぶっ飛んだのを思い出します。
ステーヴ・マーカスとソウル・メディアの「Something」と共に71年にハービー・マンとの来日時にそのメンバーがマーカス名義で制作された「Green Line」というのも持っていました。
アート・ブレイキーだと71年来日時に録音された"知床旅情" "めまい" "ざんげの値打ちもない"等々の歌謡曲を叩きまくった「花嫁」なんて珍品もありましたね。
挙げていただいたレコードの殆んどがCD化されていませんね、残念なことです。いまや権利関係が難しいのでしょうかね。