
1,Mama/Tommy Jones (M&M) 1LP 580円
まるでマ・レイニーとかベッシー・スミス等の戦前のクラシック・ブルースかと思わせるジャケット。ジャケ裏面のクレジットを見れば本盤の主役トミー・ジョーンズのお母さんの1930年に撮影されたポートレイトだそう。この如何にもマイナー・レーベルしているジャケットに興味を覚え購入してみた次第。
まったく初耳の人なのですが、ちょっと調べてみると40年代からジャズ/R&BシーンでTommy "Madman" Jonesの愛称で知られるシカゴを本拠にするテナーサックス奏者だそうです。
氏が携わってきたMadレーベル、M&Mレーベルの詳細なディスコグラフィーがこちらにありました。
入手したLPはたぶんレア・グルーヴ再評価の一環で出されたパイレート盤なんでしょう。確かにこんなのが聴きたかったという70年代のソウル・ジャズの逸品です。ジーン・アモンズあたりを思わせるフルトーンで吹くテナーはめちゃ気持ち良く響きますし、クールなオルガン、ギターもソツのないサポート、2曲で聴けるトミー氏のボーカルも上手くはないのですが好印象。
まぁ如何にもマイナー・レーベルから出たB級盤ではありますが、大手のレーベルからは決して出てこないであろう愛すべき一枚。とっても気に入っております。
2,Songs for a French Lady/Andrew White (Andrew's Music) 1LP 315円
70年代から自己のレーベルAndrew's Musicから数十枚のアルバムをリリースしていることで知られるワシントンD.C.を本拠とするテナーサックスを初めとするマルチ楽器奏者。
そのAndrew's Musicからリリースされているアルバムは自主制作ものにも関わらず70年代当時からこの日本でも結構当時から出回っていて見つけると買っておりました。
そのAndrew's Musicの2番「Live at the New Thing」のジャケットに履歴が載っているのですがそれによると、60年代の初め頃から音楽活動をはじめ、オーボエ、イングリッシュ・ホルン奏者としてクラシックを演奏するかたわら60年代はフリー・ジャズのグループも組んでいたそうな。並行してオーティス・レディング、スティーヴィー・ワンダー、フィフス・ディメンションのバックメンとしても活動、ウェザー・リポートの「I Sing the Body Electric」、「Sweetnighter」にもオーボエ奏者としてその名がクレジットされていたりします。
70年代に入って地元ワシントンD.C.で自己のグループを結成、同時にAndrew's Musicを設立して次々と自己のアルバムを発表していきます。幼少の頃からクラシック音楽を学び、ついには自己のレコード会社まで作って(大して売れもしない)数十枚ものアルバムを出してしまうって、相当な資産家なのでしょうか、この人。
70年代に入ってAndrew's Musicでのアルバムですが、メンバー都度変わっているようですが、コルトレーンに大きく影響を受けている人なのでカルテット編成のストレート・アヘッドなジャズがメイン。中でも極め付きが、1975年に地元のクラブTop O' Fooleryで行った12時間に渡るマラソン・コンサートの模様を9枚のLPにすべて収録しリリースするという暴挙なアルバムもあったりします。
で 今回入手の本盤はAndrew's Musicの6番。A面は74年スタジオ録音でのカルテット編成の演奏でコルトレーンの"Moment's Notice"を含むストレートなジャズ。問題はB面でアンドリューのクラッシック奏者としてのもう一つの顔を全面に出したもの。"Concerto for Sixteen Instruments"と題した氏が1963年に作曲したというクラッシックの室内楽でオーボエ、イングリッシュ・ホルン、テナー&アルト・サックス、クラリネット、ピアノを一人多重録音をしたもの。A面は気持ちよく聴けましたがB面のこれにはお手上げ。
このアンドリュー・ホワイトもレア・グルーヴのファンから再評価されている盤もあり「Who Got De Fonk(Funk)?」は再発(パイレートでしょうね)もされているようです。

こちらは先に書いたマラソン・コンサートのライヴ盤。このようにAndrew's Musicのアルバムはすべて白地に金文字というデザインで出ておりました。
まるでマ・レイニーとかベッシー・スミス等の戦前のクラシック・ブルースかと思わせるジャケット。ジャケ裏面のクレジットを見れば本盤の主役トミー・ジョーンズのお母さんの1930年に撮影されたポートレイトだそう。この如何にもマイナー・レーベルしているジャケットに興味を覚え購入してみた次第。
まったく初耳の人なのですが、ちょっと調べてみると40年代からジャズ/R&BシーンでTommy "Madman" Jonesの愛称で知られるシカゴを本拠にするテナーサックス奏者だそうです。
氏が携わってきたMadレーベル、M&Mレーベルの詳細なディスコグラフィーがこちらにありました。
入手したLPはたぶんレア・グルーヴ再評価の一環で出されたパイレート盤なんでしょう。確かにこんなのが聴きたかったという70年代のソウル・ジャズの逸品です。ジーン・アモンズあたりを思わせるフルトーンで吹くテナーはめちゃ気持ち良く響きますし、クールなオルガン、ギターもソツのないサポート、2曲で聴けるトミー氏のボーカルも上手くはないのですが好印象。
まぁ如何にもマイナー・レーベルから出たB級盤ではありますが、大手のレーベルからは決して出てこないであろう愛すべき一枚。とっても気に入っております。
2,Songs for a French Lady/Andrew White (Andrew's Music) 1LP 315円
70年代から自己のレーベルAndrew's Musicから数十枚のアルバムをリリースしていることで知られるワシントンD.C.を本拠とするテナーサックスを初めとするマルチ楽器奏者。
そのAndrew's Musicからリリースされているアルバムは自主制作ものにも関わらず70年代当時からこの日本でも結構当時から出回っていて見つけると買っておりました。
そのAndrew's Musicの2番「Live at the New Thing」のジャケットに履歴が載っているのですがそれによると、60年代の初め頃から音楽活動をはじめ、オーボエ、イングリッシュ・ホルン奏者としてクラシックを演奏するかたわら60年代はフリー・ジャズのグループも組んでいたそうな。並行してオーティス・レディング、スティーヴィー・ワンダー、フィフス・ディメンションのバックメンとしても活動、ウェザー・リポートの「I Sing the Body Electric」、「Sweetnighter」にもオーボエ奏者としてその名がクレジットされていたりします。
70年代に入って地元ワシントンD.C.で自己のグループを結成、同時にAndrew's Musicを設立して次々と自己のアルバムを発表していきます。幼少の頃からクラシック音楽を学び、ついには自己のレコード会社まで作って(大して売れもしない)数十枚ものアルバムを出してしまうって、相当な資産家なのでしょうか、この人。
70年代に入ってAndrew's Musicでのアルバムですが、メンバー都度変わっているようですが、コルトレーンに大きく影響を受けている人なのでカルテット編成のストレート・アヘッドなジャズがメイン。中でも極め付きが、1975年に地元のクラブTop O' Fooleryで行った12時間に渡るマラソン・コンサートの模様を9枚のLPにすべて収録しリリースするという暴挙なアルバムもあったりします。
で 今回入手の本盤はAndrew's Musicの6番。A面は74年スタジオ録音でのカルテット編成の演奏でコルトレーンの"Moment's Notice"を含むストレートなジャズ。問題はB面でアンドリューのクラッシック奏者としてのもう一つの顔を全面に出したもの。"Concerto for Sixteen Instruments"と題した氏が1963年に作曲したというクラッシックの室内楽でオーボエ、イングリッシュ・ホルン、テナー&アルト・サックス、クラリネット、ピアノを一人多重録音をしたもの。A面は気持ちよく聴けましたがB面のこれにはお手上げ。
このアンドリュー・ホワイトもレア・グルーヴのファンから再評価されている盤もあり「Who Got De Fonk(Funk)?」は再発(パイレートでしょうね)もされているようです。

こちらは先に書いたマラソン・コンサートのライヴ盤。このようにAndrew's Musicのアルバムはすべて白地に金文字というデザインで出ておりました。

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