Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Ronny & The Daytonas

2009年09月28日 | Surfin' & Hot Rod,Eleki Inst.
1,Sandy/Ronny & The Daytonas (Mala) 1CD 1,280円
自分でも何回買うんだと思いつつ、つい手が出てしまったロニーとデイトナスのセカンドアルバムにして名作の誉高い一作の紙ジャケCDです。入手価格は上記の更に15%off、これでつい.....。BMG Japanが企てた「ジャケガイノススメ」シリーズの一枚です。

2年ちょい前にこのデイトナスの「GTO」のLPを入手しているのですが、丁度その同じ時期に出されていたのがこのCD。初CD化との表記がありますが、SundazedがBeat Rocketレーベルで2000年に再発しています、その時はLPのみでCDは出さなかったのでしょうか(Beat Rocketはアナログ再発専門?)。それはこちらで取り上げています。

バリバリのホット・ロッドのアルバムだった「GTO」から一転、ロニー君(ジョン・バック・ウィルキン)がバズ・ケイスンと意気投合して作り上げたロマンティックなメロディを美しいオーケストレイションに乗せたラヴ・バラード"Sandy"が66年の初頭に全米27位まで上るスマッシュ・ヒットとなったのが契機で作られたのがこのセカンド・アルバム。

長門芳郎氏のライナーによると、制作に至る過程が奮っていて、"Sandy"のヒットによって気を良くしたレーベル・サイドはデビュー当初からのプロデューサーであるビル・ジャスティス急遽アルバムの制作を要請、ところがロニー君(バック・ウィルキン)とデイトナスは駐留米軍慰問ツアー(蛇足ながら、このツアーで岩国、沖縄でコンサートを演っていたらしい)でドイツに滞在中だったため、急遽ビル・ジャスティスがドイツに赴いてミュンヘンのスタジオでメンバーとして同行していたバズ・ケイスン、バーゲン・ホワイトと共にストリングとホーンを現地調達してモノ・ミックスを仕上げ、帰国後地元のナッシュビルでステレオ・ミックスを仕上げたそうな。(あの流麗なストリングス&ホーンがドイツ人よるものだったとは!)

アルバムのクレジットはプロデュース/オーケストラ・アレンジをビル・ジャスティス、コ・プロデュース/リズムとボーカル・アレンジをジョン・ウィルキン、リズムとボーカル・アレンジのアシストはバーゲン・ホワイト、となっています。

「ジャケガイノススメ」で選ばれた一枚だけにこのジャケットが正しく中身の音も表していますね。青春の儚さ、全曲がコレ、ブレは一切なし、ここまで徹底した作品も珍しいですね。この甘酸っぱさがダメな人は徹底してダメでしょう。


Daytonas


Sandy-Ronny And The Daytonas-1966



Ronny and the Daytonas-I'll Think of Summer



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