Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

New Jazz Orchestra - Colosseum

2010年10月14日 | Jazz
1,Camden '70/Neil Adley's New Jazz Orchestra (Dusk Fire) 1CD 1,280円
ブリティッシュ・ジャズには疎い私ですがその名だけは聞いた事のあるニール・アードレイ率いるニュー・ジャズ・オーケストラ。メンバーは時として入れ替わっているようですが、ジョン・ハイズマン率いるコロシアムと共に活動をしていた1970年のライヴ盤がこれ。

恥ずかしながらこんなCDが出ていたとはツユ知らず、CD屋さんの中古棚で遭遇したときには思わず「ウォ!」っと。

メンバーを見ればジョン・ハイズマン、ディック・ヘクストール・スミス、ディヴ・グリーンスレイド、クレム・クレムソンとコロシアムのメンバーが中核を成す編成。コロシアムの十八番ジャック・ブルース作の"Rope Ladder to the Moon"も演っています。コルトレーンの"Naima"、マイルスの"Nardis"、マイケル・ギブスの"Tanglewood"といった有名曲も独創的なオーケストラ・アレンジがされて聞き惚れます。ジャズ・ロックといってもかなりジャズ寄りの構成、ながら、どう聴いても感覚はロックで、このあたりが惹かれるところ。ジョン・ハイズマン、ぶっちぎりでかっこいいです。

この時代の英国ならではのジャズ・ロック・ビッグ・バンド・サウンドが堪能出来る良くぞこんな音源を発掘してくれました、という拍手喝采盤。

1. Stratusfunk
2. Tanglewood
3. Shades Of Blue
4. Rope Ladder to the Moon
5. Dusk Fire
6. Naima
7. Nardis
8. Sturdy
9. Rebirth
10. Ballad
11. Le Dejeuner sur L'Herbe
12. National Anthm & Tango

Live at The Jeanetta Cochrane Theatre, London WC1 - Tuesday 26th May 1970

Nigel Carter, Mike Davis, (trumpets)
Harry Beckett, Henry Lowther, (trumpets, flugelhorn)
Derek Wadsworth, Robin Gardner, Mike Gibbs (trombones)
Dick Hart (tuba)
Dick Heckstall-Smith (tenor/soprano sax)
Dave Gelly (tenor sax, clarinet, bass clarinet)
Jim Philip (tenor sax, flute)
Barbara Thompson (soprano/alto sax, flute)
Frank Jellett (vibes, percussion)
Dave Greenslade (Hammond organ, Fender Rhodes piano)
Clem Clemson (guitar)
Tony Reeves (bass guitar)
Jon Hiseman (drums)

Neil Ardley's New Jazz Orchestra - Le Dejeuner sur L'Herbe.


Dusk Fire(Excerpt)- Neil Ardley's New Jazz Orchestra






2,Ruisrock Festival 1970/Colosseum (Beat Shot) 1CD-R 600円
で こちらは同時購入したコロシアムのライヴ盤。上記盤が70年の5月の録音でこちらは同年8月フィンランドでのライヴ。こちらにはボーカルにクリス・ファーロウが参加しています。

十八番1曲目でのディック・ヘクストール・スミスのテナー・ソロ、2曲目でのディヴ・グリーンスレイドのハモンドのソロにジョン・ハイズマンのドラムソロ、いやもう爆裂演奏でクラクラしてきます。

01 Rope Ladder To The Moon
02 The Machine Demands A Sacriface > Drim Solo (cut)
03 Downhill And Shadows
04 Lost Angeles
05 Walkin' In The Park

Jon Hiseman - drums
Dick Heckstall-Smith - tenor & soprano saxes
Dave Greenslade - organ & vibes
Dave "Clem" Clempson - guitar & vocals
Mark Clarke - bass & vocals
Chris Farlowe - lead vocals

Colosseum

Colosseum - Walking In The Park


再結成ライヴ。
Colosseum - Rope Ladder To The Moon...


コロシアムといったらやっぱりこの曲ですね!
RARE Colosseum Live 1969 - Valentyne Suite Part-1/2



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3 コメント

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Unknown (Jahking@管理人)
2010-10-16 11:29:54
>Gravenitesさん
アメリカ産のジャズには絶対にでない独特の風味、これが魅力ですね。
2枚の自己名義盤を探してみたいと思っています。

>Shinjig!さん
いやぁ、もうあの頃が懐かしく感じられるほどにお久し振りです。お寄り頂き本当に感謝感激です。
私はもう本当に相変わらずですがShinjig!さんの近況はいかがなものでありましょう? あの頃にいただいた数々のCD-Rは今でも愛聴しております。久し振りにまたあの「語り部」の才をご披露いただければと思います。
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突然の書き込み (Shinjig!)
2010-10-16 08:36:03
・・・をお許し下さい。ネット・サーフィンをしていてたどり着きました。Jahkingさん、は横浜市にお住まいのMさんですか?(もしそうでしたら)大変ごぶさたしております、こちら大田区蒲田のMです。ヴァーチャルでのおつきあいでしたが、ロックのこと古いレコードのこと、色々と教えていただいていたのは、もう10年ほど前になりましょうか?今回ブログをざっと拝見して、Jさんの相変わらずのレコ狂(失礼)ぶりを確認。懐かしくも嬉しく思ったことでした。
では、今日のところはこれで。取り急ぎ「再会」のご挨拶まで。
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New Jazz Orchestra (Gravenites)
2010-10-15 12:04:51
ニール・アードリーが仕切るニュー・ジャズ・オーケストラ(NJO)、LPでは2枚自己名義で出ており、CD化もされています。
ただ今回のライブはコロシアムにニュー・ジャズ・オーケストラが伴奏をつけたような結果になっていますが、コロシアムの初期の三枚には多かれ少なかれそのオーケストラがバックをしたり、メンバーの何人かがコロシアムにゲストで参加していました。ジョン・ハイズマン、トニー・リーブズ、そしてディック・ヘクストール・スミスがオーケストラのメンバーでもありました。
このライブはまさにジョン・ハイズマンのドラムを聞くためにありますね。
またNJOはリハーサル・オーケストラの性格もあり、レギュラー・ビッグ・バンドのようにいつもツァーをするわけではないので、ライブそのものがこのように残っていたのは奇跡に近いです。
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